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約束したゲーム時間を守らない

小3男子です。1日1時間というゲーム時間を守れない時があります。共働きで親がいない時間帯に、1時間以上やっていることがあるようです。時間を守ってほしいのですが、どうすればいいでしょうか。

ルールを守る為の気持ち作りをしてみませんか

我が家では、ゲームの時間は大体守る事ができましたが、スマホに関しては、ルールを守る事ができませんでした。ルールの中身も子どもの年齢も違いますが、それだけでなく、私の対応に大きな違いを感じています。それは、子どもと話をしたかどうかです。 ゲームに関しては、ゲームの楽しさを聞いたり、時には一緒に遊んだりしました。子どもが不満を訴えた時は、お互いが納得できるよう話をしました。楽しいという気持ちに共感しながら会話をしていたので、子どもも意見を言いやすかったと思います。積極的に使い方の提案や工夫もしてくれました。でも、スマホに関しては、話し合う機会をあまり持てないまま、子どもは使用し始めました。私は子どものスマホ使用に関する気持ちを理解しないまま、子どもも分かってもらえないと思い、あれこれ提案しにくくなったのでしょう。 自分をコントロールできるようになる為に、子ども自身が自分事としてルールについて考えることは大切だと思います。仕事で忙しいと思いますが、子どもと向き合う時間を作ってみませんか。短い時間でも、その時は子どもの事だけを考え話したり遊んだりするのです。話しやすい場を作るだけでなく、『気持ちを理解してもらってる』という感情が根底にあると、ルールに対して向き合えると、私は感じています。それでも、流されてしまう時は、守る為の環境や工夫を一緒に考えてみてくださいね。

時間を意識できる環境作りからはじめませんか?

大人になった私でさえ、ゲームは楽しくて、時間をついつい忘れてしまいます。やらなければいけないことがあっても後回しにしてしまうことさえありました。だからこそ、お子さんが時間を意識して過ごすことを早くから教えたい気持ちが、よく分かります。ゲームの時間を1時間と決めても、誰か止める人がいなければ、やりたいという気持ちは無制限です。小学生のお子さんなら尚更ではないでしょうか。 その気持ちを汲みながら、この1時間という時間制限がなぜ必要なのかをお子さんに伝えてはいかがでしょうか。約束を守ることを伝えるこの機会は、「やりたいこと」と「ねばならないこと」の時間の使い方を教えるチャンスでもあるのです。 ゲームを制限することを目的とするのではなく、例えばお手伝いや宿題を終わらせたら、ゲームをするというように、時間の使い方を話し合ってはいかがでしょう。時間の使い方を意識できる環境作りから始めてみませんか?

制限からのできたら承認!

ゲームの制限って難しいですよね…。私は塾講師をしておりますが、こういった相談は多いのです。低学年はゲーム、高学年や中学生などはスマホを巡ってケンカすることも…。自制できればいいのですがゲームやスマホだと中々難しいので、制限機能を活用してみてはいかがでしょうか。 ゲーム機のスイッチやスマホは親が設定できる制限機能があります。時間帯、使用時間、どれくらい使ったのかなど細かく設定できたり、スマホだと親の承認がないとアプリをインストールできなかったりする機能があります。そちらを家族で話し合って設定してみましょう。 お子さんも制限する約束を納得するかもしれませんが、約束を守れただけだとお子さんにとっていいことがないので破たんしやすくなります。そこで親御さんの目が届かないところで決められた時間内に収められたら、それを認めることです。「1時間を守れたね、お母さん嬉しい!」など親御さんの気持ちを伝えてみてください。そして約束が守れたら「日曜日は2時間までやっていいよ」とちょっとしたご褒美があるとお子さんにとって嬉しい結果に 。守れた⇒親御さんからの承認⇒ご褒美で、お子さんも守れたからいいことが起こると思うと行動しやすくなります。 制限機能と承認とご褒美、ご家庭で是非話してみてください。

ルールはなぜ必要?と話し合う機会に

約束したゲーム時間を守らない…私の周りでもよく聞く悩みです。ルールを守らせるというのは、なかなか大変ですよね。お悩みの内容から、親がいない時に限っているのであれば、物理的に出来なくするというのが、一つの案かと思います。コントローラーを家に置いておかないとか、タイマーが切れるまで絶対に開けられない「タイムロックボックス」というグッズを利用するとか…。私も息子から「あるとやっちゃうから、預かって」と言われ、仕事へ行く時に預かったりしていました。また、ルールを超えてやりたい時には、チケットを使うという方法もあると聞いたことがあります。そのチケットは、宿題以外の勉強やお手伝いをした時にもらえるそうです。 しかし、どんな方法を実践するにしろ、今一度ルールはなぜ必要?という所から話し合う良い機会かもしれません。こうした話し合いは、今後スマホを持つ時にも必要かと思われます。今の年齢なら、親子でゲームやスマホに関する健康被害や脳への弊害を調べて、話し合うことも出来るのではないでしょうか。そうすることで、子どもなりに気をつけよう…と思えようになるかもしれません。そこから、ルール作りに取り組んでみてはどうでしょう。

わが家のルールづくりを

多くの家庭で子どもが小学校中学年になるころから、ゲームやスマホとの付き合い方で試行錯誤されていますよね。ゲームを与えるに際して、ルールを決められたようですが、そのルールが守れないということは、きっとお子さんはゲームを楽しんでいるのでしょう。 事前にルールを決めていても、実際にやり始めるとそのルールが守れないとなったのであれば、再度お子さんと話してみる必要があるのではないでしょうか。「何故、今のルールを守るのが難しいのか?」、「どうすればルールを守れそうか?」「そのために、親に協力出来そうなことは何?」そして、「もし守れない時にはどうするのか?」といったことについて、具体的にそして親子が共に納得して決めて実行することが大切です。子ども自身も納得して決めたことなら守ろうという意識は強くなります。親としても譲れない部分、(例えば1日1時間)等があれば、「なぜ1時間なのか?親は何を心配しているのか?」を具体的かつ冷静に、そしてきっぱりと伝えましょう。 一方で、お友だちの家庭ではどんなルールづくりや工夫をしているのか、いろいろ聞いてみるのも参考になるかもしれません。お子さん自身もルールは守りたいと思っているのではないでしょうか?そのために必要な時にはルールを柔軟に見直し、わが家のルールづくりを工夫してみてください。

ピンチをチャンスの種に

「ゲーム」これはもう、世界的な「文化」ですね。昔、テレビが普及した頃には「テ~レビばっかり見ていると、い~まにシッポが生えてくる~♪」という歌が流行りました。とても楽しいものである反面、ともすると害にもなりうるからこそ、「自分を律すること」が大切なのだと思います。 ゲームの時間や質をコントロールするための物理的な方法を試してみるのも一つでしょう。 また、お手伝いや学習などの仕事を与えることで、自分を律しやすい環境を作ることも大事です。 その時に是非、設けてほしいのが「親子で話し合う機会」です。子どもの気持ちを受けとめ、話を聞くことで、子どもの心が整います。その上で親の考えを伝えると、とても伝わりやすいように思います。更に「どうすればできる?」などと質問することで、子どもは様々な工夫を始めます。時間の使い方を工夫したり、ルール自体を作り出すかもしれません。 自分が考えたやり方であれば、守ろうという意欲が湧いてくるのではないでしょうか。 そして、できたことや頑張ったことを「承認」することで、子どもの心に自信が生まれます。 ピンチはチャンスの種かもしれませんね。