成年後見人制度についてご相談があります。
私の息子は重度の知的障害があり、特別支援学校の中等部に通っています。少しずつ将来のことを考えていく頃だと思い、成年後見人の勉強会に参加してみたのですが、結局のところどうしたらよいのかがわかりませんでした。 うちには他にも健常の兄弟が2人いるので何かあったら助けてくれるだろう・・・と思っているのですが、それに期待するのも親として良くないな・・・とも思っています。実際のところ成年後見人はつけた方が良いのでしょうか?
ご相談くださりありがとうございます。成年後見人制度についてはいろんな意見があり、「良い・悪い」では判断できない問題だと思います。国のルールもどんどんかわってきていますので、お子さんが成人された時には今と少しかわっているかもしれません。
成年後見人制度は、安定した生活ができるように専門家がお金の管理をしてくれる制度です。知的障害のある人にとっては安定的に暮らすという観点からはありがたい制度です。ただし、一旦後見人をつけてしまうと、障がい者年金などが支給されても自由に使いづらくなることもあります。
私の息子は現在28歳、軽度の知的障害があり、現在障がい者雇用で働いています。うちの場合今は、成年後見人はつけないという判断をしています。というのは、今私が大切にしているのは、息子が生活の楽しみを味わうことだからです。親が元気でいる間に、障がい者年金を使っていろんなところに出かけたり、移動支援やショートステイ等の福祉サービスも使いながら、本人が楽しく今を生きることを最優先に考えたいと思っています。
親は子どもに少しでも財産を残してあげたいと思うものです。自分が死んだあと我が子が困らないようにと考えるのが親だと思います。私もその一人です。後見人制度も同じです。子どもが将来、安心して暮らせるようにしたいのです。ただ、大切なことは、将来の安心のみではなく、今子どもにどんな体験をさせたいのかを忘れないことではないでしょうか。それを考えることができれば、私たち親が今何をすればよいかが見えてくると思います。
今後、必要に迫られた時は成年後見人をつけることも考えないといけませんし、兄弟やその他の親戚に助けてもらう時がくるかもしれません。しかし、それは今の時点では誰にもわからないことだと思います。
私たち親が今できることと言えば、子どもとの日々の生活を楽しむことと、制度について学ぶことだと思います。制度は日に日にかわっていきます。「そんな制度知らなかった・・・」と後で悔やむよりかは、常にアンテナをはっておき必要な情報を手に入れておくことをお勧めします。
オンラインコーチング
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