中二の息子が怖い
中二男子です。中学生になったころから家の中での態度がひどく、親の言うことにいちいち反発してきます。「お風呂に入ったら」と言うだけなのに、顔をしかめて、「うるせえ!」とか、「ご飯食べてね」と言っても、すごい顔をしてにらみます。何を言ってもその調子で、何を言っていいのかわからず、声掛けすらできません。自分の子どもを怖いと感じる自分もいやです。声をかけない方がいいのでしょうか。
「声をかけない方がいいのでしょうか」と言いたくなるほど、この時期の子どもは難しく感じますよね。朝、出がけに「忘れ物ない?」と聞いたら、「死ねっ!」と言われて、傷ついたお母さんもいました。この時期のお子さんに対応する私がよく使ったおまじないがあります。反発を食らったら、内心「触らぬ〇〇に祟りなし」とつぶやきます。高校生ぐらいになれば、穏やかさも戻ってきますよ。
とはいえ、本当に触らぬ方がいいかと言えばそうでもなく、声掛けはした方がいいです。声をかけるとうるさいというのに、声をかけないと「もう自分に関心がないのか」と受け取られることがあります。なので、これまでと変わらず声をかけましょう。そこで、大切なことは私たちの声掛けの仕方です。
親の声掛けを振り返ってみましょう。そんなつもりはないのですが、親はついつい声掛けの時に、何かをするような方向性を示してしまいます。ご相談にもあるように、「お風呂に入ったら」とか「ご飯食べてね」などもそうですね。方向性を示す声かけは、親としては「ただ伝えているだけ」のつもりでも、思春期の子どもには管理されているとか急かされているように受け取ります。そこで、方向性ではなく状況の共有や事実の提示へ声かけを切り替えることを提案します。
たとえば「お風呂に入ったら」ではなく、「お風呂、空いてるよ」と情報だけを置くのです。「ご飯食べてね」ではなく、「ご飯できてるよ」と状態だけを伝えます。
「忘れ物ない?」も、もし心配なら、具体的に「〇〇もった?」と聞いてみてください。
この違いは小さいようでいて、思春期の子どもにはとても大きいのです。自分のペースを守りたい時期だからこそ、指示や命令のニュアンスが入ると、反射的に反発が出ます。逆に、事実だけを伝えられると「自分で選べる」という感覚があるため、表情が荒れにくくなります。
思春期は反発しながらも、親の存在を確かめたい時期。
あなたの声かけは、子どもにとって安心の灯りです。怖さを感じる自分を責めず、淡々と、そっと灯りを置くように声をかけてみてください。
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