エニアグラム
エニアグラムとは
ハートフルコミュニケーションでは、人が生まれ持つ傾向を「気質」という言葉で表現しています。
どんな親に育てられようと、どんな環境で育とうと、それに関係なく現れてくるのが本来生まれもつ気質です。
気質を理解する上で知っておくと役に立つのが、エニアグラムです。
古代ギリシアでは、9つ（エニア）の点をもった円周と、その点を繋ぐ直線からできている図形（グラム）を、宇宙万物の本質を表す象徴としていました。
この図形上に人の気質をあてはめ、掘りさげたものが、エニアグラムの気質論です。
長い年月を経て様々な精神的・宗教的伝統がひとつになった、人類普遍の知恵の凝縮です。
1960年代には理解しやすい形にまとめられ、70年代からはアメリカの精神医学や心理学の研究者が注目し、研究を重ね、理論を発展させ続けた結果、
現在、新しい人間学、心理学として世界各国に広がっています。
〜菅原裕子のメッセージ〜
相田みつをさんの詩に『トマトとメロン』というのがあります。
トマトにねえ いくら肥料やったってさ～
メロンにはならねんだなあ
トマトとねメロンをね いくら比べたって
しょうがねんだなあ
私たち親は、トマトであるわが子にメロンになれと肥料を与え、根腐れを起こさせているのではないでしょうか。 私たちの仕事は、彼らが最高のトマトになるよう見守ること。 そしてそれ以前に大切なのが、一体彼らが、トマトなのか、メロンなのか、はたまたリンゴなのかを知ることです。
私は自分の気質を知ってから、はるかに楽に自分の能力を伸ばせることに気づきました。
子どもに対して「ムッ」とすることも、「この子の気質であればあたりまえか」と、無駄なイライラを感じることもありません。
気質は変えられません。であるならば、それらを理解することで、日々の生活における必要以上のストレスをなくすことを考えてはいかがでしょう。
自分の謎を解くことは最高の学びであり、感動に値する気づきです。
ご家族や友人とご一緒にご参加ください。
〜島崎真由子からのメッセージ〜
人はみんな、自分の物差しを持っていて、世界のいろんなことを測ろうとしています。 誰かがしたことを、自分の物差しで測って、「なんであんなことを言うんだろう」「どうしてあんな風に受け取るんだろう」と、怒ったり、心配したり、悩んだりします。
もし、みんながどんな物差しを使っているかが分かったら、すごいことだと思いませんか。エニアグラムでは、人の考え方や行動の傾向を９つに分類してお伝えします。 エニアグラムへの理解を深めていくと、だんだん、人がどんな物差しを持っていて、どんな風に世界を測っているのか、掴めるようになっていきます。
そして何より、自分がどんな物差しを使ってきたか、どんな風に世界を見ているかが理解できます。
自分が分かると、それだけ人のことが分かるようになり、人のことが分かると、知らなかった自分に気がつくことが増えます。これは実り多く、果てしなく、エキサイティングな取り組みです。
ぜひご一緒しましょう。
プログラムの特色と概要
エニアグラムの気質論とハートフルコミュニケーションを融合させ、子どもや家族、周りの人々をどのように理解すればよいかを学ぶ場です。
気質の学びの第一歩は、親である自身のタイプを理解することから始まります。そして、子どものタイプを発見できれば、どう接するかのヒントを見つけられます。
「なぜ私ってこうなの？」「どうしてこの子はこんなことするの？」のすべての答えが、ここにあります。
なお、NPO法人ハートフルコミュニケーションの会員の方には参加費の割引があります。 会員とプログラムの同時申し込みをご希望の場合は、ショッピングカートから「NPO法人年会費＋対象プログラム名」の商品をお選びください。
エニアグラム・ワンデイプログラム～エニアグラム入門編～
一日で基礎的な知識を学べる二部構成のプログラムです。前半の講演で９つの気質のタイプの特徴を知り、自分のタイプを判断します。後半ではタイプ別の接し方をお伝えし、 気質にまつわる子育て相談をお受けします。
スケジュール
【重要】当法人の新型コロナウィルス対策の一環として、オンラインで実施いたします。