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小2男子 宿題に時間がかかりすぎる

漢字ドリルは納得がいかないと何度も消しては書き直します。宿題の途中で毎日見ているTV番組が始まったり、夕食の時間で中断すると、結局寝る直前までかかることもあります。 側で寄り添っている私も疲弊してしまいます。宿題を早く終わらせるよい方法はないでしょうか?

ゲーム感覚で楽しんでみては?

周囲には興味や関心のひくものがたくさんあります。宿題に向かおうとする小学2年生のお子さんにとっては辛いものですね。それでも親が時間をかけても辛抱強く寄り添うことで、お子さんは宿題に向かうことへの意識付けがされていくのではないでしょうか。マイペースで取りかかれる環境の中でお子さんは集中することを身につけていくでしょう。時間は無制限にあるものではないということは誰でも知っていますが、宿題にはなかなか向き合えないのが現実です。そこで、時間を意識するためにゲーム感覚で楽しんでみるのはいかがでしょうか。例えば漢字ドリル1ページ仕上げる時間を計測するなど。もし1ページに時間がかかるようなら範囲を狭めてみるなど、できるだけ短い時間で集中して出来るように工夫してみませんか。お子さんと一緒にやり方を考えるのもいいかもしれません。 毎日続けていくうちに、集中力をアップし記録を更新する喜びや達成感が得られるのではないかと思います

お子さんはどう思っている?

親の思いと子どものペースの違いに、いつもイライラしていた親のひとりです。 お気持ちをお察しします。その頃の私は子どもも早く終わらせたいけど、出来ないだけと思い込んでいました。そのため、親と子どもの思いが違っていることに気付きませんでした。そんな時は親も子どももストレスがたまりますね。お子さんが今の状況をどう思っているかご存知でしょうか。早く終わらせたいのか?それとも今までのペースで寝るまでに終われば良いと思っているのでしょうか?親子で気持ちが違う場合、無理やり早くやらせようとするのではなく、早く終わらせる体験会をしてはどうでしょう?早く終わるとスッキリする、他にやりたいことが出来るなど、お子さん自身が気づけるといいですね。体験してもマイペースで進めたいなら、今はお子さんの気持ちに寄り添って見守ってみませんか?そしてお子さんのペースに振り回され過ぎない親のペースを作ってみませんか?

やる気レベルに合わせてみる

毎日出る宿題はやらなければいけないのに、子どもは中々やってくれない…親御さんもやることが多いのについイラっとしちゃいますよね。 私は塾講師をやっていますが、少なからずお子さんのようなタイプはいます。2ページやるのに1時間以上かかることも…。でもその時の本人のやる気はだいぶ落ちてることが多いんですよね。そこで本人のやる気レベルを聞いて、やり方の融通を利かせてはどうでしょうか?本人に「やる気マックスが10だとしたら、今どれくらい?」など聞いて「ん〜2かな」などと低かったら、一旦止めてもいいかもしれません。高ければそのままやっちゃってもいいですが、低ければ「じゃあ夕飯食べるまでにやる気レベル上げてよう!」など、宿題をいったん中止してみてもいいかも。最悪、学校行くまでにできればいい、という考えもありですね。夕飯までに、寝るまでに、という固定概念を外して、本人の気持ちに寄り添ってはいかがでしょうか?

一緒にスケジュールを立ててみよう

宿題に時間がかかるとのこと、そこで、宿題を始める前に子どもと一緒に帰宅後、寝る時間までのスケジュールを決めて書いておくことをおすすめします。夕ご飯やお風呂、見たいTV番組の時間を書き込み、じゃあこの時間で宿題を仕上げよう!と決まれば子どもなりに目標時間を意識しながら取り組むことができるかも知れません。また、少しずつ自分一人で学習を進められるようになるために、「ここまで出来たら見せて。」などと言って、親御さんは一旦、子どもから少し離れて自分の仕事を始めます。最初はたとえ5分でも良いので、一人でやってみる、という経験を積み重ねながら少しずつ時間を伸ばしていかれると良いと思います。子どもは、上手に書けた字を早く見せたくて頑張ることが出来るかも。 その時にはぜひ笑顔で「一人でやれたね!」と、お子さんと一緒に成長の喜びをシェアしてあげて下さいね。

自分なりのペースを作るサポートを

宿題は早く終わらせて、後で好きなことをすればいいと思う親は多いかと思います。私もその一人でした。お子さんは、自分が納得するまで宿題と向き合っているのですね。きちんと最後までやり遂げようと頑張っているところは、どうぞ認めてあげてください。ただ、納得するまで取り組むタイプとはいえ、小さな子どもが集中できる時間はまだ短いでしょう。いずれ成長と共に集中力が長く続くようになって、自分なりのペースが出来上ってきます。 今は、親御さんのサポートが必要かもしれません。コーチたちの紹介している方法を参考にしてみてはいかがでしょう。いい加減に終わらせるのではなく丁寧に仕上げようと努力するタイプのお子さんが、その良さを伸ばしつつ、時間にメリハリがつくと気分がいいな!と実感できるような、そんなサポートをしてあげられるといいですね。