小5女子 親に対しての態度が気になります
子どものダメだと思う事を、親が真剣に伝えているのに、適当に相槌を打って聞き流そうとしたり、話をごまかそうと違う話をし始めたりします。 言っても聞こうとしない態度にイライラしますし、こんな態度の大人になったらどうしようと心配です。
親の気持ちの持ち方と、色んな伝え方を探ってみる
お子さんのダメだと思う事はどんなことでしょう?性格的なこと?行動パターン?いずれにしても、お子さんにとって耳の痛いことなのでしょう。大人の私でも嫌なことを言われると、あまりよろしくない態度をしてしまいます。特に身内には…。お子さんは小学5年生とのこと。思春期にさしかかる微妙なお年頃なので、その態度は余計顕著になるかもしれませんね。言っても聞かないとイライラする気持ちもよく分かりますが、この年頃はこういうもんだよね~とお母さん自身が捉え方を変えてみる。また、何気に言った言葉が意外に残っていたりするものなので、さらっと会話の中にいれてみる。お母さんの知り合いの人の子どもがね~と、よその子どもの話として伝えてみる…など、いろんな伝え方も探ってみては?その中でお子さんに合った伝え方が見つかるかもしれません。
肯定的に伝えてみてはいかがでしょう?
お気持ちをお察しいたします。少し伝え方を゙変えてみてはいかがでしょう。実は、私自身「禁止、指示、命令」を全く受け付けない子どもでした。やんわり「提案、助言」をしてもらえると、自分が親に「できるよ!大丈夫!」と信じてもらえているように思えて、まぁ、それならやってみようかしら?という感じで動く子でした。今でもその片鱗はあります(笑)。ここは試しに「〜しちゃダメ!」という言葉を「〜して欲しい」という伝え方に変えてみてはいかがでしょう?例えば、夜ふかししちゃダメではなく、朝余裕ができるから◯時には寝て欲しいな、と言う感じに。そして「〜しなさい!」という言葉は「〜しようね。」に変えてみてもいいかもしれませんね。ちゃんと宿題をやりなさい!ではなく、夕飯までに宿題をやっちゃおうね、と、伝えてみてください。 もしかしたらお子さんの反応が少しずつ変わってくるかもしれません。
先ずは『出来ているところ』に目を向けてみませんか?
親御さんのご心配がよく分かる一方、お嬢さんの気持ちもよく分かります。私はダメなところを色々と指摘されると、どんどん自信を喪失してしまうタイプです。そして「もう勘弁して」と言わんばかりに、自己防衛に終始するようになってしまいます。それが、お嬢さんと同様な態度として表れることがよくありました。反対に、「がんばっているね」「いい考えだね」「ありがとう」といった肯定的な言葉かけで自分を認めてもらうと、自信を得て苦手なことにも向き合うエネルギーが湧いてきます。遠回りのようですが、『ダメなところ』は一旦、脇に置いて、『出来ているところ』に目を向けてみませんか?そして、肯定的な言葉をかける対応をしばらく続けてみてはいかがでしょう。お嬢さんが逃げを打たなくなると同時に、親御さんもイライラしなくなると思います。お嬢さんの中に自信が育てば、耳の痛い指摘にも真っ直ぐ向き合う勇気が生まれてくるように思います。
伝えるから、子どもの意見を聞きながら対話で楽しみへ
お子さんの態度にイライラしたり、心配されたりしていらっしゃるのですね。お子さんは、その場から逃げずに、違う話を始めたりされるご様子から、親と話がしたいのではないかと思います。そこで、対話を楽しむスタンスで接していかれるのはいかがでしょう。「子どものダメだと思う事を」伝えるのではなく、そのことを題材に、親子で意見をかわす。お子さんも何とかしたいと思っていることがあるかもしれませんね。例えば、「〇〇ちゃんの××しているところ、△△したらもっといいと思うけど、どう思う?」「もっと他に良いやり方がないかな?」「力になれることあるかな?」などの声掛けをし、子どもの意見を聞きながら、親子で協力して良い方向を考えるようにします。 きっと、親子で、「こうするといいかな」、「ここをこう変えるといいかな・・・」などと話し合うとお互いが楽しく、先のことも楽しみになりそうではないでしょうか。
一生懸命子育てをしていると、子どもを正そうと頑張りすぎることがあるかもしれません。でも、マイナス面を伝えすぎると、子どもは自分はできない人間だと感じてしまいます。また、子ども自身が行動した結果から学ぶ経験を奪うことにもなりかねません。では、どうしたら良いのでしょうか。長い目で見て、伝えなくても良いことには口出しせず、子どもをよく観察し、話を聴いてみてください。子どもが自分の行動の結果を受け、自ら行動を変えた姿を知ることで、お子さんを信じられるようになっていくと思います。とはいえ、話をしなくてはいけない時もありますよね。指摘された時、お子さんはどう感じているでしょうか。真剣に言われ圧を感じ、、重い気持ちになってしまうのが嫌なのかもしれません。『考えが違う』『自分の気持ちも聞いてほしい』と思っている可能性もあります。 ハートフルコーチのアイディアを参考に、親子で意見を言えるような場を作ってみてくださいね。