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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

小2と小4の娘がいます。上の娘を好きになれません。

なので、ちょっとした事でも凄く怒ってしまいます。後から考えて怒りすぎてしまったと反省することがよくあります。 下の娘は私と相性が良く、可愛くてしかたありません。
上の娘を好きになりたいと思っています。何か良い方法があったら教えてください。

小さい頃の写真を手元に置いてその時の自分の気持ちを思い出してみる

私も上の娘が好きになれない時期があったのでお気持ちは良くわかります。葛藤しますよね。 私の場合ですがその頃を振り返ってみると、娘の出来ていない所ばかりを見てイライラしていました。 例えば、学校から帰ってきてすぐに宿題をやらない。テレビに夢中でいつまでもお風呂に入らない。 些細だけれど、私の癇に障る事が沢山ありました。
ある日、片付けをしていて娘の幼い頃の写真が目にとまりました。 「こんなにかわいい時期があったのね」と当時を思い出すと心がポカポカしてきました。 そんな発見があってから、お気に入りの写真をあちこちに貼り、イラッとした時にいつでも見られるようにました。 すると目にする事が増えるので温かい気持ちが膨らんできて、少しずつですが、娘の出来ている所を見られるようになりました。 プラスの目で見られるようになると私もプラスの言葉が増えてきます。 宿題も寝るまでに出来たら「頑張ったね」とか、テレビを観る前にお風呂に入る事が出来ると「早く入ってくれて助かるわ」という 感じです。
私のプラスの言葉が増えてくると、娘の笑顔が増えて、愛おしく感じるようになりました。

自分のフィルターを外す為に第三者から見た良いところを聞いてみる

お二人のお子さんがいる中で、お母さんのお悩みはお辛いですね。 ついついお姉ちゃんのイヤなところが目についてしまう…。
もしお姉ちゃんのいいところを見つけるのが自分だけでは難しいと思ったら、周りの人の目を借りてみてはいかがでしょうか。 ご主人だったり、妹だったり、学校の先生や習い事の先生、ママ友やお姉ちゃんのお友達など。 そうすると「話をよく聞いてくれる」「手伝ってくれて助かっている」「お話が上手」「いつもニコニコしている」など きっとお母さんには見えていなかった、お姉ちゃんの良いところが見つかるかもしれませんよ。 私は塾講師をしていますが、大切にしていることは、子どもの良いところをまず見つけること。 「発言を元気よくしてくれる」「歴史が得意」「体育が一番いい」など。そこを褒める。 それは勉強だけでなく、日常的なことでも見つけたらその場で伝えるようにしています。 そうしていると、子どもから話しかけてくれたり、自信がついたりすることが多くなります。 親御さんにそれを伝えると、「確かにそんなことある」と気づくのです。親よりも第三者からの方が良いところを見つけやすいので、 それを活用しています。 第三者の目を借りて、お母さんのフィルターを少し変えることができれば、嬉しいですよね。
まずは、身近な方から聞いてみてはいかがですか?

自分に似ているからこそ、嫌な面が目につくのかも?自分自身を振り返る機会に

やはり、親子でも相性ってありますよね。 実際、私も、次女のやることなすこと、えー!?そう、来るのー!?という感じで、はっきり言いまして、ストレスがたまります。 じゃぁ見なきゃいいのに、やたらと気になるんですよね…。 はて?なぜだ?と、考えてみると、私自身のいやなところ、目をつぶりたいところ…「自分の本質」?を、次女が見せてくれているような 気がします。 何かといえば喧嘩するし、次女から「お母さんなんて、嫌い!」と言われることもありますが、なんせ本質が似ているので、 急に同調したり、仲良くなったりもします。まあ、またすぐ険悪になったりしますけれどね。
子どもは親の鏡、と言いますが、まさしく、次女は私の鏡なんだなぁと思います。 ということで、娘さんの行動に、むむむ!!と思った時は、少し冷静になり、 「うーむ、この娘の行動は、私に何を気づかせようとしているのだろう?」と、考えてみると、案外、あーこれだったのか!と 思うところがみつかるかもしれません。そして、「この子を好きになりたい!!」と思いつめず、 「この子となんとかうまくやっていきたいなぁ」という楽な気持ちで接していけば、自然に気持ちもついてきて、 いずれ良い親子関係になれるかな、と思います。

何を期待しているのかな?自分の気持ちを分析し「怒る」以外の伝え方を考えてみる

お母さんの娘さんたちを大切にしたい思いが伝わってきています。そこで、こんな方法はいかがでしょう。 お母さんご自身の小4娘さんに対する気持ちを、まずは分析してみる。
1.娘さんとの成長の歴史を振り返る。
2.生まれた時から現在までの成長の中で、その時その時のお母さんご自身の思いに焦点をあててみる。 可愛いと思った瞬間、怒りを感じた瞬間、一緒に喜んだ瞬間などを思い出して、どんな気持ちだったのかなど振り返ってみる。
3.そして、いつから好きになれなくなったのか、小さなことでも何かきっかけになる出来事があったのか振り返ってみる。 振り返ってみることで、何か気づかれることがあるかもしれません。
4.その上で、お母さんが怒ってしまうのは、何を期待している時か、怒る以外にお母さんの思いを娘さんに伝える方法はないのか 考えてみる。
その他、思春期入口の女の子の心理や人のタイプと自分のタイプ(例えばハートフルでのエニアグラム)など学んでみることも 役に立つかもしれませんね。 思春期目前の娘さんとの日々のコミュニケーションが楽しめるヒントになっていただければ幸いです。

子どもはひとりひとり異なる輝く個性を持っている。丸ごと受け入れて楽しんで

産まれた時、ここに居てくれているだけでありがたいと思ったはずなのに… 成長するにつれ、同じように育てているはずなのに、どうして姉妹でこんなに違うのと思うこと、どんどん目につき気になることが 増えて行きますよね。 でもそれって、人格が確立されて行っている証拠。他の誰でもない自分になるための成長の証です。
子どもの生まれつきの性質は持って生まれた固有のもので一生変えられないもの。またその性質は変える必要はなく磨くべきもの。 正反対の性質は受け入れがたく、こんなに違う人が居るのかと驚く事って今までの人生の中でたくさんありましたよね。 なんでこんな風に考えるのか?どうしてこんな行動に出るのか?それは自分の子どもであっても同じなのだと思います。 私は3人の子供達が小学生の頃、同じように悩み、エニアグラムのアプローチで救われました。
いまは、あ、あの性質の反応をしているなとちょっと客観的に相手を見ることが出来るので、その人自身をジャッジする事なく、 その反応の仕方を楽しむことが出来るようになりました。相手だけでなく自分も我慢せず個性を大切にする。 どうして娘さんの反応が気になるのか、性質を知ることで、自分自身の思考や行動の癖に客観的に気づく事も出来るかもしれません。 子どもだけでなく全ての人間関係に応用できますよ。

合わないところがあるのは当たり前

子どもでも自分とは違う性質を持った人間です。合わないところがあるのは当たり前と思って気楽に行きましょう。
相手への理解を深めるためには、自分自身を振り返えってみること、他人に聞いてみること、ハートフルでも学べる エニアグラムなどで自分と子どもの気質のタイプの違いを分析してみることも、客観的な視点を加えることができて、 気づきがあるかもしれませんよ。