いくら言っても、部屋を片付けられない
小学5年生の女の子 自分の部屋を与えていますが、出したものは出しっぱなし。 本人はまったく気にならないようで、何度注意しても直りません。 手を出していたら、いつまでも自分で片付けられるようにならないとわかっていても、あまりの汚さに、ついつい片付けてしまいます。 どうしたら、自分で片付けられるようになるでしょうか?
我が家もそうでした!
子どもが小さい時は、机の上がぐちゃぐちゃなのでリビングで宿題をしていました。
その頃は、私が物を避けながら子ども部屋の掃除機をかけていたので、その度にイライラしていましたね。
しかし、いつの頃か掃除は娘に任せて手を出さなくなってから、見て見ぬ振りが出来るようになり、しょうがないな~と思いながらもあまり気にならなくました。
実は、21歳になった今でも机は物置となっています。 でも不思議とどこに何があるのかは分かっているみたいです。そんな娘ですが、時々徹底的に大掃除をします。
どんな時に掃除をしたくなるのかと聞いたら、娘曰く、
1.暇なとき 2.学年が変わる4月 3.晴れた休日の静かな時(お母さんにゴチャゴチャ言われないとき)とのこと。
何があれば、それが習慣になったのかはわかりませんが、やる時はやるので、決してできないわけではなさそうです。
ですから、あまり追い詰めず、自分の部屋に関しては任せてはどうでしょうか?そして「娘の部屋を見ない!」に限ります。
片付けは苦手だけれど・・・
我が家も本当にお手上げです。半ば諦め状態のうちに、26歳になりました。 カオス状態の部屋の中で、大事なものを紛失したこともたびたび。 それでも懲りてないらしく、一向に改まりません。
でも、時々大掃除をするので、「お~、綺麗だね、気持ち良いね!」と声をかけますが、すぐに元の木阿弥。 「これが私の秩序。こっちの方が、なんか居心地がいいんだよ。」と言っています。 そんな言葉を聞くとむっとしますが、「どの程度の片付き具合が居心地良いかというのは、人それぞれかも~」とも思います。
回答になっていませんが、娘はやりたいことがちゃんとあって、自分の夢の実現のために自分で考えて行動をしていく力は育っていると思います。 「片付けができたらそれに越したことはありませんが、片付け下手でもちゃんと生きていける」ということかなとも思いますよ。
成長に従ってできるようになる
我が家でも、子どもが小学生の時はかなり散らかっていましたが、中高と大きくなるにつれ、自分の部屋で過ごすことが増えてくると、 言われる前に自分から片付けるようになりましたよ。 「きれい」の基準は低くても、自分の過ごしやすい環境を自分で作りだしているな?と感じています。小5ならばまだこれから。一緒に頑張りましょう!
我が家の片付けルールを作りました
我が家の子ども達もなかなか片付けができず、子ども部屋はいつもかなり散らかっています。 でもあまり口うるさく言うのも嫌だし、私自身、片付けが苦手なのであまり偉そうにも言えなくて、困っていました。
そこで我が家では片付けルールを子どもと決めました。それは・・・、
1)ゴミはちゃんとゴミ箱へ捨てる。ゴミ箱いっぱいになったら自分でまとめて母に渡す。
2)洋服はクローゼットにいれる。しまい方等は細かく言わないから、とにかくそのあたりに脱ぎ散らかさない。
3)本や教科書は本棚、机へ置く。
4)母が掃除機をかける時、床にものがちらかっていない。
この4つを守れれば、「きれい」とまではいかなくてもなんとか部屋で過ごせるようになっています。 だから部屋をのぞいて散らかっているな、と思ったら、「片付けなさい!」というかわりに、「ゴミはゴミ箱へ!」「本は本棚へ!」というだけ。 ストレスがたまらなくなりました。
「きれいな環境にいると気持ちがいい」という感覚を養う
先日、中学校の先生が、「最近の子ども達はほんとうに片付けができない」と嘆いていらっしゃいました。 「適当にしまう、整理整頓ができない、掃除の方法を知らない(拭き、掃きができない、ましてやほこりをはらう、ということなんて知らない)」等々…。 私もその話を伺いながら、家庭で「片付け」をしっかり教えてこなかったことに反省したのですが、では「片付け」をどう習慣づけたらいいのかという話し合いになり、「習慣づけ」のための働きかけを一生懸命考えてみました。
その中で、「片付けは『スキル』も必要だけど、『きれいな環境にいることが気持ちいいんだ』という感覚を磨くことが大切」という話しになりました。
そして、そもそも私たち親がその感覚を持っているかということになりました。
まずは私たち自身が環境かも知れませんね。
最初は一緒に片付けて、キレイになったら「気持ちいいね!」「さっぱりしたね!」「勉強もはかどるね!」と声かけするとか!などというアイデアもでました。
「片付いていると、何がいいのか」ということを、子ども自身が納得しているかが大事
我が家も、子どもはもちろんのこと、私も片付けは下手で、それなりに工夫はしているつもりなのですが、いつも物があふれて大変なことに・・・。
そこで、思い切って「住空間収納プランナー」の方にお願いして、家の整理をしているところです。
片付けのコツは、1.要るもの、要らない物、迷っているものと、3つの視点で区分けできること。
2.物の指定位置をきめて、そこに入るようにする。 3.家や部屋の広さにあった物の量を考える癖をつける。という3つ。
大変な作業ですが、引き出しの中、本棚・・・といったん全部出して、どのぐらいのものがあるかを見てみたら、かなり物が多いことに気づきました。
自分のエリアの片付けが終わったら、子どもと一緒に物の指定席をつくって、「物の適量はどのくらいなのか?」ということを考えながら、要らない物は捨てること、
余分は買わないことを意識してもらいたいなと思っています。
プロの片付けアドバイザーの方によると「片付けは、子どもが自分のこととしてとらえないとなかなか出来ない」とのこと。 だから、「習慣化するためには、『片付いているほうが、時間や空間を有効的につかえて自分のやりたいことがしやすい』ということを子ども自身が知ることが大事」とおっしゃっていました。 これまでついつい口うるさく、「片付けなさい」とだけ言っていましたが、やはりコーチとして関わることが必要だったと気づきました。
子どもと一緒に、整理整頓された部屋の基本形を作る
子どもは整理整頓の方法がわからない事もあります。 小学5生生ですと、その可能性も充分あるのではないでしょうか? また、お母さんが勝手に片付けてしまうと、娘さんの使い勝手が悪い状態に整理してしまい、それが使いっぱなしの原因になるかもしれません。
家の子ども達も片づけができないのですが、私の場合は、子ども達に部屋を汚くしていると部屋が傷むから、丁寧に使ってほしいという事と、 何より同じ家に住んでいる家族が、気分が悪いという事を伝えました。 その上で対処法として、彼の使い勝手を聞きながら、一緒に「整理整頓された部屋の基本形」を作りました。 ここが片付けのポイントかなと思います。
片付けに関する本がベストセラーになるくらい、このテーマに関しては、大人でも困っている人は多いようです。 それだけ、世の中には物が溢れているということにも気づかされますね。 お子さんは部屋が汚くても一向に気にならないようですが、お母さんが片付けた後はなんと言っていますか?
もしお子さん自身がその状態を快適だと感じているならば、どうしたらその状態を維持できるか、一緒に考えるといいかもしれません。 回答の中にもあるように、物の置き場所や片付けのルールを決めたほうが、片付けやすいということもあるでしょう。 最初は、片付け方を教えながら、一緒に片付ける。 その後は、お子さんに自分の部屋の管理を任せて、できたことは認めてあげながら、少しずつきれいな状態を維持できるように見守ってあげてはどうでしょう。
それでもでうまくいかなかったら、そのやり方が本当に使いやすいのかどうか、見直してみることも必要ですね。