小4の娘、自分を否定する言葉に戸惑っています
小4女子です。 最近、何かうまくいかないことがあると「あー人生終わった」とか「消えたいわ」というような発言をすることがあり、 気になっていました。 学校で友達とトラブルになり、担任の先生が両者を呼んで話を聞いていると 「もう私なんか、いなくなったらいいんだ。」という発言があったと電話がありました。 愛情をかけて育ててきたつもりなのにショックです。娘とどう接していけばいいのか悩んでいます。
肯定的に明るく返してみる
私の次女も、「どうせ私は…」的な自分を否定する癖がありました。私は、その度、あえて肯定的な返しをしていました。例えば「あー人生終わった!」的な発言には「じゃあお母さんのこの人生ちょいとお譲りするわぁ。」「消えたいわ」と言われたら「○○ちゃんがいなくなったらお母さんがなんとしても探し出すからね!」…という感じで。本音は「そんなこと言わないの!」と言いたいところでしたが、そこをぐっとこらえ明るく返していました。そんな次女も大人になり、こんなことを言いました。「ふと、どうでもよくなって、やけを起こしそうになった時もあったけど、そんな時、『あーお母さんがめちゃくちゃ悲しむだろうなぁ…』と思って踏みとどまれたわ」と。お子さんが自分を否定する発言を聞くと、とても辛いし悲しいと思います。でも、「大丈夫。あなたには強い味方がいるよ!」と伝え続けてください。 きっとその想いは、お子さんに届くと思います。
辛い経験が隠れているかもしれません
私は母親としても、教師としても、同様な経験をしたことがあります。娘がネガティブな言葉を言うようになった時、「何かあったの?」と聞いても何も言ってくれませんでした。ある日、娘が「首が痛い」というのでマッサージをしながら同じことを聞くと、ぽろぽろと話し始めました。それは、自分自身が迷惑をかけて、情けない存在だと感じる学校での日々でした。また、家庭教師先の子どもがネガティブな言葉を言うようになった時、「何かしてほしいことある?」と聞くと、意外にも「お馬さん、して」と言われました。彼を背に乗せて「何が嫌なの?」と聞くと、とつとつと話し始めました。それは、自身の存在を否定されるような、からかいの言葉でした。自分の存在を揺るがすような辛い経験は、なかなか口にできないと思います。聞き出そうとするのではなく、ただ求められるままに寄り添うのもひとつの方法かもしれません。 それをジャッジせず、そっと受け止めてみて下さい。
子どもを信じて任せるスタンスで対話し、成長を楽しみに!
お子さんは思春期に入り始める年齢です。自分を確立し、自律していく為の大事な時なので大人側も自立へのサポートができるといいですね。どんな否定的な発言をしても、「今はそんな風に思ったんだね」と、お子さんの思いや言葉そのものを受け止めてみてください。気持ちを受け止められることで楽になり、自分を否定する言葉で終わらせるのではなく、次のステップを考える勇気が湧いてきます。受け止めて、「どうしたらうまくいくと思う?」と考えを聞いてみましょう。子どもがやってみようと思えるよう、良い悪いの判断では無く、どうしていきたいか対話をしていきます。また、子どものできている所や良い所を認めていきましょう。挑戦した事や自分の長所を知る事は、自信ややる気に繋がると思います。 自分や周囲との違いを少しずつ受け入れられるよう、親子で対話を楽しんでみてはいかがでしょうか。
愛情をどのように伝えていますか?
お子さんからの言葉に戸惑う気持ち分かります。私の娘も中学生頃から、否定的な発言をよく口にするようになりました。よくよく考えると、それまで私は子どもに対して、きちんと言葉で自分の思いを伝えていませんでした。それに気づいてからは、テレビ番組と絡めて、子どもの好きな所や良い所、自分の命よりも大事に思っていることを口にするようにしました。(とっくに大人になった今でも時々伝えています) はじめのうちは知らんぷりしたり、「ワケわからん」と言ったりしていましたが、そのうち私が言う前に「分かってるよ」と言うようになりました。まだ否定的な発言をすることもありますが、本当に大事に思っているということは伝わっていると自負しています。親子なんだから言わなくても分かっているはずと思いがちですが、言葉できちんと伝えることの大切さを実感しました。 お子さんにも、ぜひ愛情を言葉で伝えてあげてくださいね。
言葉の裏に隠された気持ちがあるかもしれません。自分のできない部分や、うまくいかなかったことを受け止めきれず、そのような言葉を言っていることも考えられます。『気持ちを分かってほしいけど、うまく伝えられない』 『嫌な事があった時、どうしていいか分からない』そう感じていたら、きっと辛いですよね。子どもは、自分の気持ちを否定せずに受け止められることで安心し、自分の気持ちにも気付きます。それは、気持ちを具体的な言葉で表現することに繋がるでしょう。また、思い通りにならなかった事に対してどう向き合うのか、お子さん自身が考える事ができるような関わりも大切です。親が子どもの心の安全基地になれたら、子どもは心強いですね。コーチのアイディアを参考に、お子さんが受け止めてもらえたと感じるような聴き方をしてみてくださいね。 何より『あなたの存在が大切』というメッセージは、お子さんの気持ちを強くしてくれることでしょう。