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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

5年生男子、友達とうまくいきません

そのため、学校に行きたがりません。近所に友達が二人いて、その二人がとても仲良しなんです。 息子も仲良く遊んだ時期もありましたが、最近は誘っても断られてしまうと。自分が何かしてしまったのか? 嫌われてしまってもう何も楽しくないと、私の前で大泣きしました。登下校も一人です。 その友達のご家族は良い方たちですが、息子は何も言わないでと言います。 私も最初は悔しくて悲しい気持ちになり伝えようかかなり迷いましたが、今の段階では子供たちの自力での解決を信じたい思いで、今は見守っています。 学校に行けば仲良しの子もいます。それでもやっぱりうまくいかない人間関係があると落ち込んでしまっています。 私自身、小学生時代から大人になっても人間関係には悩まされてきました。息子にもそんな思いをさせてしまって責任を感じます。 本人が乗り越えていくしかないとわかっていても、悲しむ息子を見てると辛いです。

傷ついて悩んだ分、強く優しくなれる

つらいですよね…私たち親子もそうでした。娘が泣きながら話してくれた時、悲しく辛く悔しく、私までずーんと落ち込んでしまいました。結局娘はその仲間から離れ、新しい友達を作り、ほぼ20年経っていますが、未だにその時の新しい友達とはとても仲良しです。あの時「そんな子達とは離れなさい!」とか、「もっといい友達はいるよ!」と言いたい気持ちをぐっと抑え「家を娘の安らぐ場所にしよう!」と思い、ただただ話を聞いていたのがよかったのかなぁ、と今は思います。まわりに、もしかしたら、「人間関係で悩んだことなんかなーい!」という人もいるかもしれません。でもこのような経験は、私達を、成長させます。傷ついて、もがいて、悩んで、その傷が癒える頃には、ずっと強く逞しく、そして柔軟で優しくなっています。きっとお子さんもそうです!あなたもそうです!大丈夫です!元気を出してくださいね!

気持ちを整理できるサポートを

お子さんを信じて見守っていらっしゃるご様子や、お子さんが親の前で大泣きし、気持ちを伝えることができている様子から親子の信頼関係を築かれていらっしゃるように感じました。そこで、気持ちの整理ができるような対話の時間を持つのはいかがでしょうか。人間関係がうまくいかなくて落ち込んでいる時、まず、子どもが話してくれることをしっかり聴き、否定せずに受け止めます。それから、子ども自身がどうしたい・どうなったらいいと思っているのか、サポートしてほしいことなどを聞きましょう。解決を急がず見守る姿勢を大事にし、アドバイスはせず、子ども自身が考えて答えを出せるのを待ちます。その間、親も気持ちを整理し、一緒に前に進みましょう。親子の信頼関係は、子どもの力を引き出す基盤です。ご自分を信じてサポートしてあげてください。応援しています。

最高の伴走者になるチャンス

自分が苦手とすることで我が子が同様に悩んでいたら、親として責任を感じてしまう。とても共感します。私には「こんな私だから子どもに教えることができなかったんだ。」と自分を責めた経験があるからです。ところが、同様な経験があるということは、『最高の伴走者』になるチャンスかもしれません。似たような悩みを聞くと「私だけじゃないんだ。」とホッとすることはありませんか?少し気持ちが楽になると、問題を別の角度から見るゆとりが生まれます。そこで、小学生の頃の『私』の経験をお子さんに話してみることを提案します。どんな反応が返ってきても、受けとめるスタンスでいて下さい。お子さんは、自分の中に答えを探し始めるのではないでしょうか。子どもは、立派な親よりも自分を分かってくれる親を求めているのではないかと思います。等身大の『私』を語ることで、肩の荷を下ろすことができるといいですね。

お子さんの辛さが分散されるようなアプローチをする

お子さんが辛い思いをしている姿を見るのは、親として辛いし、もどかしいですよね。今、お母さんは、自力での解決を信じて見守っているとのこと。素晴らしいと思います。辛い出来事を思い出すと、その時の気持ちがよみがえってきて、またモヤモヤして…ということはありませんか?そんな時、どうなさいますか?話を聞いてもらったり相談したりして気持ちを出す、お酒やカラオケ、ご自分にあった気分転換をするなど、色々試してみるのも良いと思います。では、お子さんに対しては、何が出来るでしょう?お子さんが話してきた時は、じっくりお話を聞き、気持ちを受け止め、出来ることがあればしてあげる。その上で、私なら子どもが楽しく過ごせるよう、あれこれ策を練ります。学校だけでないコミュニティの場を探したり、体験したり、好きな事を探したり、少しでも辛さが分散されるようなアプローチをしてみては?

ポイント

子どもが経験している人間関係のつらさは、多かれ少なかれ誰もがどこかで経験する可能性のあることです。学校で起こる陰湿ないじめなどとは異なり、子どもたちは人との付き合いの中で傷つく自分をどう癒し、どう新たな関係を作っていくかを学びます。つらさの真っただ中にあるときは、親も何とかしたいと思いますが、直接できることはないようです。できることは、別の角度から支えること。お子さんが今の時期を耐えているように、親も一緒に耐える時期かもしれません。ハートフルコーチの経験談を参考にしてください。応援しています。
養成講座初級
子どもが成長して自立するまでには様々な試練の時があります、その時どう寄り添えばいいのか。一歩踏み込んだ方がいいのか、寄り添って見守るのがいいのか。判断に困るときもあります。養成講座では、しっかりとした子育ての軸を育てることで、どのような場面においても自分なりの方針が立てられるようになります。