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小6スマホの使用

娘が最近、19時頃からお友達とLINEでのメッセージ交換やチャットゲームを始め、1時間と約束しても「大事な友達だから」と言って21時を過ぎてもスマホの使用が終わりません。 スマホを持たせるときの約束は20時までだったのに全く守られていません。 朝は起きるのにも時間がかかるし機嫌も悪くお互いがイライラします。 子どものスマホの使用についてどうしていますか?

お子さんのペースを観察してみる

毎日、朝からストレスですね。我が家の娘にスマホを持たせたのは高校入学時。 小学生の頃はスマホが無くても朝はなかなか起きられませんでした。 日常を振り返ってみると、3つ下の弟は声を掛けなくても起きてさっさと仕度が出来る。 娘は声を掛けて起こし、ぐずぐずしていても通学班には間に合う。 ここで気づいたのは、通学班には間に合っているので問題はないこと。 私の問題は娘がぐずぐずしていることではなく、それで間に合わないと同じ班のママから苦情が来ることでした。 朝を気持ち良く過ごしたいと思い観察することから始めてみました。 「早くして」を言わずに観察してみると、ぐずぐずしているように見えていましたが、1つ1つが丁寧。 例えば、ハンカチは綺麗に畳んでポケットへ。取った時に乱れたハンカチ入れを整える。その日着て行く洋服も朝選びタンスの中も整える。 「いつも丁寧だね」と声を掛けると「おかあさんとは違うから」との返答。 丁寧さを見習って、私自身が寝る前に翌日の準備を整えるようにしてみました。やってみると、朝が心地よく余裕で上手く回るようになりました。 そしていつからか、今度は娘が夜整える生活になっていて朝機嫌が良い。 お互いを見習ってやっているうちに、朝から心地良く過ごすようになっていました。

話し合って、見守る

子どもとスマホの関係は多くの親が頭を悩ませるところですよね。我が家もこの問題に何度も向き合ってきました。 ある時「スマホ依存になっていないか心配してるよ。」と伝えたら、「他にやることがないからやっているだけだよ。」という返事。 もう一度お互いの納得のいくスマホの使い方を話し合いました。1週間の使用合計時間を10時間まで、超えたら次の週は超えた時間分短くする、と決めました。 朝は遅刻しそうになっても起こさないことも優しくでもきっぱりと伝えました。約束がうやむやにならないように守ってもらいました。朝起きてこない日も内心ハラハラドキドキ。 今にも起こしてしまいそうでしたが、グッと我慢して起こさないようにしました。(この子の失敗する権利を奪ってはいけないーと必死に自分に言い聞かせました。) 1日か2日ほど遅刻した日があったようですが、バツの悪い経験をしたおかげで、自分で夜寝るのが遅くならないよう気をつけるようになりました。 しばらくすると、もっとこんなことに時間を使いたい、と思うことが出てきたようです。 スマホもよく使いますが、やりたいことややらないといけないことも頑張っているようです。 普段からコミュニケーションをとって、興味のあることを一緒に話したり、さりげなく情報を伝えたりすることもとても大事なんだなぁ、と改めて思いました。

一緒にルールを決める

現在小学6年生我が家の息子が5年生になった頃から、周りの友達がスマホでLINEのやり取りを夜までやっていることがよくあると耳にするようになりました。 私達親世代からは考えられない光景になってきていますが、いつの時代も友達とのコミュニケーションは子どもにとっては生活を彩るとても大切な要素。 特に高学年になると親の介入を嫌がるようになるので、むやみやたらに「約束を守っていない」と取り上げるのは親子の関係に悪影響を及ぼすかもしれません。 ここで一度娘さんと向き合い、スマホの使い方について話し合ってみませんか。娘さんは普段どんなやりとりを友達としたいのでしょう。 娘さんが言う大事な友達とはどんな相手なのでしょう。20時までに友達とのやり取りをやめてしまうと、次の日にどんな影響がありそうですか。 そしてそれは、その友達との関係性にも影響を及ぼしてしまうものですか。その友達とは何を大切にしたいと思っているのでしょう。 じっくり聞いたうえで、最後に親として心配していること、例えば寝不足で次の日の体調が悪くなってしまうのではないかなどを伝えましょう。 その話し合いを踏まえて、改めてお子さん自身にどんな使い方をするか決めてもらいましょう。納得できる新しいルールができたら、親は娘さんがルールを守れるようサポートしましょう。

お子さんとの時間を共有してから

我々親世代にはなかったスマートフォン。確かに手軽で便利ではありますが、相手がいると中々こちら都合だけで中断することも難しいですよね…。 ここではぜひ家族時間を共有したり、お子さんと同じ目線で考えてみてはいかがでしょうか。 例えば夜1時間は家族で一緒に過ごす時間にしてみる。 スマホでゲームをしたり、ボードゲームをしたり、宿題をしたり。一緒にお風呂でじっくり汗を流してもいいです。Youtube見ながらヨガをやってみるのもいいですね。 大切なことは、お子さんの好きなことを共有、理解することです。子どもも大人も理解してくれない人の言うことはあまり聞き入れてないことが多いです。 お子さんが好きなYoutuberのことや、テレビ番組、クラスで流行っている文房具など、お子さんが何を好きで何を思っているのかを聞いたり、一緒に体験してください。 そして心がつながっていると感じたり、心が穏やかになっているときにお母さんが心配していることをそっと伝えてみてください。 「寝る時間が短くなって心配」「使いすぎて目が悪くなりそう」など本当の心配部分だけで十分です。12歳になるちょっとした大人はきっとお母さんが思っていることを理解してくれると思いますよ。

まとめ

思春期になると親の命令・指示は聞いてはくれないことが多くなります。 「言っても聞かない」で諦めるのではなく、お子さんと同じ目線になったり、話を聞いたり、気持ちを共有することが大切です。 「良き理解者」であることを伝えてみてください。 きっとお子さんの反応が変わると思いますよ。