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小4息子 特定のクラスメイトとケンカになりやすい

小4の息子。担任の先生の話では、学校でいつも特定のクラスメイトとケンカになりやすいとのこと。息子に尋ねると、相手がいつもちょっかいを出してくるため、何度もやめろと言っても聞かないので蹴ったと言います。 息子の気持ちは理解できますが、相手にケガをさせないかハラハラしています。何か良い解決方法はないものでしょうか。

任せて見守る

4年生にもなると身体もだんだんと大きくなり力も強くなってくるので、心配されるお気持ち分かります。一方で、本気でやれば怪我をするということも分かっている年齢でもあると思います。相手のクラスメイトは息子さんに対して何かしら興味を持っているのでしょうね。必ずしも否定的な感情とは限りません。本当は仲良くなりたいとか、自分に注目して欲しいといった感情から、ついちょっかいを出してくるということも考えられます。私が小学校高学年の頃、よくケンカをしたのは一番仲の良い友人でした。打てば響く、そんな相手でした。息子さんは、そのクラスメイトをどのように感じ、どんな関係を望んでいるのでしょう?先ずは、その気持ちを聴き受け止めましょう。そして親としての心配はしっかりと伝えつつ、息子さんが望む関係になるためにはどうしたら良いのか?を、必要であれば一緒に考えてはいかがでしょう。他のクラスメイトや担任の先生の協力も得られるのではないでしょうか? ご心配でしょうが、ここは先ず子どもを信じ、任せて見守るスタンスでサポートされることを提案します。

気持ちを受け止めることから

頭ごなしに怒らずに、お子さんの話を聴いているのが素敵ですね。お子さんの気持ちを十分に受け止めてあげられているでしょうか?私の失敗談を話させてください。息子から何か問題を相談されると気持ちを受け止めるどころか、「こうすればどう?」「あーしたらどう?」のようにアドバイスするのに夢中になっていました。途中から息子は他人ごとになっていたと思います。子どもの気持ちは置いてきぼりです。年齢的なこともあると思いますが、ドンドン相談されることもなくなった気がします。当時の私は子どもの気持ちも聴いているつもりでした。(笑)親はついつい解決策を言ってしまいがちです。解決策はお子さんの心の中にあると信じて、気持ちをたくさん聴いて、受け止めることに注力してはどうでしょうか? 十分気持ちを受け止まられ、親が最強の味方だと分かれば、友達とのそんな場面でもっと冷静に考えられるかもしれません。

気持ちを表現するサポートを

お子さんの気持ちを親御さんが理解されているということ、これはとても大切なことだと思いました。 私の娘が小学校4年生の時、同様のことがありました。相手が叩いてくるから娘は足で蹴ったと言うのです。その件で担任の先生に注意を受け、心配されているように私も相手に何かあったときが大変と思い、やり返すことに対して注意をするだけでした。その頃から娘は何かあっても黙ってしまい何も話さなくなって困ったことがありました。実は、そういうときほど子どもの心を育てるチャンスだったようです。お友達同士の喧嘩で息子さんから「やめろ」という一言が出たことは、とても素晴らしいと思います。息子さんにとって嫌だという気持ちを表現出来ているからです。しかし伝えているのに伝わらないことって悔しいし悲しいですよね。息子さんがどんな気持ちを抱えているのか言葉にしてあげて、その上でどうしたらよいのか一緒に考えてみましょう。相手のお子さんは何を望んでいるのか、そして息子さんはどうしたいのか、考えられるといいですね。

その時の状況でできることを探す

小学生問題としてはよく聞きますね。実際にはやってる本人はからかってるだけですが、やられる方が結構なストレスを感じますよね。 今回のお子さんのケースはお子さん自身わかってることなので、まず始めにその状況を詳しく聞いてみてはいかがでしょうか。ちょっかい出されるのは授業中なのか教室移動の時なのか、はたまた給食の時なのか。その状況がわかったのなら、できることを一緒に考えてみてはいかがでしょうか。また担任の先生も知っているので、それについて協力できないか打診してみると早めに解決できるかもしれません。より詳しく説明してもらい傾聴してできることを一緒に探す。他の方の力を借りて解決を早くする、この2点がポイントです。サポートできる様にゆったりとした気持ちで話を聞いてみましょう。

POINT

小学生の男子によくあるお話かと思います。そうは言ってもお子さんにとっては悩みの種ですよね。担任の先生がどこまで問題と捉えているのか分かりませんが、日々の業務で忙しい先生は、暴力はいけないと注意はしても、ちょっかいを出されて困っている本人の気持ちをじっくりと聴く時間の余裕まではないかもしれません。ハートフルコーチ達の提案のように、先ずはお子さんがどんなふうに困っているのか全て話してもらい気持ちを受け止めてあげてください。嫌だという気持ちを暴力ではなく、言葉で表現することをご家庭でやってみましょう。お子さんが相手のクラスメイトとどういう関係を望んでいるかにもよりますが、ちょっかいを出した後のお子さんの反応を楽しんでいるとしたら、反応しないというのも1つの方法です。それでも対応に困るようなら、困っているので助けてほしいと親御さんから先生に伝えましょう。その際に大切なのは気持ちではなく事実のみを伝えること。 10分程度ならば先生の時間を取って申し訳ないという気兼ねも不要かと思います。
養成講座
子どもが問題を抱えたとき、親がどう解決をサポートするかなど、問題に対する解決力が高まります。