クラスの友達から無視されます
小5女子です。グループの中の気の強い女の子が指示してみんなから無視されることがあります。 それ以来、何か不安なことがあると学校に行けない日が度々あります。 これから先も不登校になってしまわないか心配です。 親として、どのように娘と関わっていけばよいでしょうか?
1人で抱えこまないで
お気持ち良くわかります。27歳の娘も小6の時に同じような事がありました。私の場合ですが、心配性なので自分自身を整える事からはじめました。 私が不安にならない為に出来そうな事を考えていると2つ浮かびました。 1.クラスのママ友に話をする 2.担任の先生に相談する ママ友に話をする事はとても勇気がいることですが、ママ友の中で一人信じられると思った人に話しました。行動を起こせた事で気持ちが落ち着いてきました。 話を聞いて貰えると心が落ち着き、娘の話もひたすら聞くことができました。そして、学校に行かない選択を娘がした時はお休みしました。 私は仕事をしているので1日1人でいると「1人じゃ暇すぎてつまらない」と言って翌日から登校。仕事も手に付かず帰宅するとそこには満面の笑みの娘が待ち構えていました。 帰ってからはずっと笑顔で話しをしてくれて、よくよく話を聞くとママ友の子と先生が気持ち良く迎え入れてくれたとの事。 ありがたかったです。話を聞いてくれそうな人や助けてくれそうな人は周りにいませんか?時には第三者に頼ることも良いと思いますよ。
黙って観察してみて
お友達に無視されるなんて、つらいですよね。うちの息子も6年生の時に、朝になると気分が重たくなって、度々遅刻するようになりました。 どうしたら良いのか考える毎日でした。子育ての講演会に行く機会があり、その時に、「子どもが困難を抱えている時に、親は自分の意見を押し付けるのではなく、まずは黙る。 そして子どものことを理解したい、わかりたい、と心の中で念じましょう。」という話がありました。 それまでは学校に遅刻しないように心配して、「時間だよ。遅れるよ。」など声を掛けていました。 「わかってる、放っておいて。」と息子から返されることも度々あって、どう接したら良いのか迷っていました。 講演会で教えてもらったように黙って、黙って、心の中で、わかりたいと思って様子を見守りました。 遅れてしまうこともありましたが、何とか起き上がって学校に行こうとしていました。 「頑張っているんだね。」「どうしてもしんどい時は休んでもいいんだよ。」と声をかけるようになりました。 私が変わると息子は心の内を少しずつ話してくれるようになりました。 そして、心の重荷を少しでも軽くするために、どうしたいのか一緒に考えることができるようになっていきました。 わかりたいと思って接していく、すぐには解決できないことも多いと思いますが、きっとお子さんにとって大きな支えになると思います。
子どもと一緒に過ごす時間を楽しんで
学校生活の中でお友達とのトラブル心配になりますね。学校へ行けないとこのまま不登校になったらどうしようなど心配が大きくなる事が私にもありました。 娘は中学入学のころ登校できない日があり、訳を聴いても「別に」と答えるだけで明確な理由は分かりませんでした。 仕事があり娘とゆっくり過ごす時間があまり取れていなかったので、二人だけで過ごす時間の工夫をしました。 試した事はドライブ、ランチ、映画などの家ではない場所に出かけることでした。 その中でも娘が一番気に入ってくれた事はドライブ。 行き先を決めずどっちの道を進むか娘に聞き彼女の行きたい方向へ進んで行く。慣れない道を冒険のようにハラハラドキドキしながらいろんな場所へ行きました。 娘は山が好きだと気づいたり、道に迷った私を「どんまい」と励ましてくれたり。 普段とは違う時間の過ごし方をしました。読んでいる本や行きたい高校について話してくれたり、好きな動画などの話しをしてくれたりしました。 帰りの道では娘は寝てしまい、寝顔を見ながら一緒に過ごせて色々話ができて良かったと何度も思いました。 今でも娘と買い物へ行く時はどの道から行く、と聞くことが多いです。 当時、役員をやっていたので毎月1回は学校へ行き学校での様子、家での様子を担任と共有し娘の生活をサポートしました。 お休みの日は一緒に過ごす時間を楽しめたら新たな一面を発見できるかと思います。
娘さんの話に耳を傾けましょう
無視されるなどの出来事は友達関係の中であるものだろうと思いつつ、娘さんが学校にいけない事態にまでなると、親としてその後への不安が高まりますよね。 心配されるお気持ち、よくわかります。 ですが、まずはご自身の気持ちを落ち着けた上で、娘さんがどんな不安を都度感じているのか、娘さんの感情を決して否定せずにそのまま受け止めながら、 じっくり話に耳を傾けてください。 そのままの自分が受け止めてもらえると感じれば、娘さんは安心します。もしかしたら、そこから娘さん自身の気づきも生まれるかもしれません。 そして必ず、お母さんはどんな時も味方であること、辛いときは逃げてもいいこと、家が一番の安全地帯であること、を伝えましょう。 我が家の息子も小4の時に、クラスの中で気が強い男の子に嫌味を幾度となく言われ、辛い思いをしている時期がありました。 息子の話を決して否定せず受け止めながら聞いているうちに、「でも気にしないことにする。」と自分で前向きな発言がでるようになり、 更には「でも○○君は、味方になって励ましてくれるんだよ。」と味方の友達の存在を思い出したりするようになりました。 そして、話を聞いた最後には必ず、「何があってもあなたの味方だ。いざとなったら、家という安全なところに逃げればいい。」と伝えていました。 そう伝えるだけで、息子は安心したような顔をしていたのを覚えています。小5になった今はその時の辛さは全く見えず、新しいクラスで活き活きとしています。
クラスの相関図を作ってみる
小5くらいになると、友達関係が複雑になってきますよね…。私は塾講師をしていますが、そういった話をたまに聞きます。 その場では具体的な話はできなくても、聞くことで生徒は結構スッキリした様子になります。その聞き方ですが、他のグループや話しやすそうな子が他にいるかなど質問します。 クラスの全体像を思い浮かべられるように聞いていきます。 お子さんのグループ以外で話しかけやすそうな子を探すのを一緒してみてはいかがでしょう。 クラスの連絡網などを使って、相関図を作ってみると意外なつながりなどが発見できるかもしれません。 誰がどの子と仲が良いとか、男子と仲のいい女友だちは誰なのか、今まであまり話していなかったけど仲良くできそうな子はいるか…。 もちろん悪口などは控えて、フラットな状態で見ることで糸口が見つかるかも。 お母さんとしても新しい学年になってまだ全体像が掴めていなければ、これをチャンスに色々とクラスのことやお子さんのまわりのことを知るにもいい機会になりますね。
学校でのトラブルで休みがちになるのは親御さんにとってはとても不安ですよね。でもその時こそご自身ができることは何か、考えるいいチャンスだと思います。 自分に何ができることが見つかったら、ぜひ行動してみてください。お子さんを救える手が見つかるかもしれませんよ。