
小5男子・些細な言葉で不機嫌になります
小5の息子(自閉症スペクトラム症・普通級在籍)が、最近ちょっとした言葉で不機嫌になります。昨日は、「宿題やった? 明日の準備はしたの?」と声をかけたところ、急に不機嫌になり、ドアをバタンと閉めて部屋へ。心配でいろいろ聞き出したい気持ちに駆られます。 どのように対応したらいいのでしょう。
お子さんの変化に戸惑っていらっしゃるご様子、お察しします。これまでとは違う行動が見られると、どう対応したら良いのか悩んでしまいますね。
凸凹っ子の思春期の始まりは、個人差がありますが、一般的には10歳~13歳頃に始まると考えられています。思春期は、心身ともに大きく変化する時期であり、子ども自身もその変化に戸惑い、ホルモンの関係でイライラしやすくなります。ASD(自閉症スペクトラム症)のお子さんの場合、上手く言語化できず適応が難しい場合もあり、より強いストレスを感じているかもしれません。でも、大丈夫!お子さんは順調に成長されています。思春期はその証です。思春期は親の価値観からの自立の時と言われています。親を疎ましく感じ反発したり、私達も多かれ少なかれ、そんな時期を過ごしましたね。
もちろん、思春期以外にも、学校での出来事や友達関係、学業の悩みなど、様々な要因も考えられます。お子さんの変化の背景には、何か具体的な原因があるのかもしれません。思春期の子育ては、『手を離して、目は離すな』と言われています。お子さんの様子をよく観察してみましょう。
◆我が家の場合
我が家の長男(軽いASDとHPSの傾向、診断なし)は11歳頃から思春期の傾向が見られたのですが、次男(ASD+軽度知的障害)は、発達がゆっくりで変化を感じたのは、特別支援高等学校入学後でした。お陰様でサポート体制をじっくり整える事ができました。
高校は一クラス8名、とはいえ専科コースの授業は3学年一緒、数十名の大所帯。様々な特性を持った生徒同士が一緒に活動するため、本人にとって過剰な刺激になることも(お互い様)。思春期の不安定さも重なり、他の生徒とのトラブルも複数経験しました。例えば、それぞれの特性・こだわりで、独り言を言い続ける・ちょっかいをかける・大声で暴言を吐くなど、聴覚過敏がある次男にとって、高校入学後の変化は、環境の変化による影響もかなり大きく、帰宅後の表情は疲れ切り、怒りに満ちたまま、家族がその負のエネルギーに巻き込まれることもありました。が、次第に自分で考え、問題解決ができるようになり、次男のペースで力を付けていると実感しました。
当初は、専門家のサポートも必要と考え、通院していた児童精神科の主治医転院のタイミングで、思春期対応を相談できる男性Dr.を主治医に。加えて、成田奈緒子先生の『子育て科学アクシス』会員になり、相談できる専門家との繋がりを強化。先生方には大変お世話になりました。
そして、この時期に再度、私が取り組んだことがあります。それは、なるべく彼らの自立の妨げにならぬよう余計な手出し、口出しを控えること。思わず言葉が出そうになる時は、その場を離れるか、飲み物があれば言葉と一緒に飲み込む。必要なお小言の時は、飼い猫チビを抱き、チビの手と口を借りて、彼のメッセージとして伝えました。息子たちは、母よりもチビの話は笑ってよく聞いてくれました。同じように友人宅では、ぬいぐるみが活躍してくれていたそうです。
お子さんの変化に戸惑うこともあると思いますが、温かく見守りながら、適切なサポートを見つけていきましょう。応援しています!
第56回ハートフルクラブ(成田奈緒子先生登壇)
発達の凸凹にも詳しい先生です。お話は参考になります。