自分から片付けするようになるには
娘は小3になりましたが、片付けが出来ません。自分の部屋だけでなく、リビングやダイニングテーブルの上など、家族のスペースも浸食されてしまうので、ついつい言いたくないのに、手出し口出ししてしまいます。自分から片付けするようにするにはどうしたらよいのでしょう。
気持がいいね、を伝えましょう
片付けてくれないのは親としてはモヤモヤしますね。私はどちらかと言うと片付けや掃除をするタイプなのですが、それは母の影響だったと気づきました。子どもだった頃、母はこまめに掃除や布団を干していました。連日することもあり私は「昨日もやったからやらなくていいんじゃない?」と聞いたところ「できる時にやった方が気持ちいい」と言われました。その時はよくわからなかったのですが、大人になった今掃除をしたり布団を干したりすると気分がスッキリします。ぜひ、片付けをして部屋がきれいになったら「スッキリして気持ちがいいね」と伝えてみてください。すぐに変わるのは難しいかもしれませんが、いつかお子さんが「片付けをしたら気持ちいい」に共感するようになった時、変化があるかもしれません。
お子さんはどのタイプ?
子どもが片付けてくれないこと、悩ましいですよね。私は小学校に勤めていますが、身の回りが片付かない子どもを大まかに分けると3タイプあるように思います。
一つ目は、片付けの優先順位が低いタイプ。目先の楽しみを優先します。
二つ目は、行動がゆっくり又はじっくりで片付ける時間が取れないタイプ。
三つ目は、物を溜め込んで片付ける場所がなくなっているタイプ。
一つ目のタイプには、『片付けは楽しい』と思える工夫をしてみてはどうでしょう。定期的に『片付け祭り』などを一緒に企画するのも一例です。
二つ目のタイプは、十分な時間さえ確保できれば片付けられます。一日の中で何にどれだけ時間を使っているかを見直して『片付けタイム』を組み入れるのも一例です。
三つ目のタイプは、溜め込んだ物を一度全部出してみることをお勧めします。物の多さに驚くことがほとんどてす。要らない物を選んで手放すと、要る物の場所が確保できて片付けが容易になると思います。
片付けたいものの定位置を決める
お子さんが、自分から片づけ出来るようになってくれたら嬉しいですよね。私の息子も片付けが得意な方でなく、何でもかんでも出しっぱなしにしているように、私には思えました。でも、よく観察してみたら、ランドセルや自転車は言われなくても、いつも同じところに置いていることに気づいたのです。もしかしたら定位置がわかりやすくて、片付けやすかったのではないか。できていることもあるではないか。それから息子を見る目が変わりました。お子さんに片付けて欲しいものの、定位置は決まっていますか?どこにどんな風に置くと、自分から片付けやすくなるのかを、お子さんと一緒に考えてみるのも一つの方法かもしれません。
片付けは一緒に少しずつ
我が家の中学生も、なかなか片付けが得意ではありません。先日、一緒に片付けをした方法をシェアします。まずは「どんなお部屋で過ごしたい?」と一緒にイメージを共有することから始めます。そのうえで、リビングはみんなの場所であることを伝えます。次に、ものを「いる・いらない・保管」に分けます。いるものは出し入れしやすい場所に置くなど、物の置き場所やルールを一緒に決めます。この経験を重ねることで、片付けの基本を身につけることができると期待しています。どうしてもリビングに置きたい物がある場合は、一か所だけ本人のスペースを決めるのも一つの方法です。快適な環境を本人が実感できると、自分から片付けようとするかもしれませんね。
大切なのは「片付けなさい!」と突き放すのではなく、親子で「心地よい環境」をつくるチームになること。まずは、親が片付け後のスッキリ感を「気持ちいいね」と言葉にし、ポジティブなイメージを共有することから始めましょう。お子さんが「なぜできないか」を観察し、工夫(ゲーム感覚にする、時間を決める等)をやってみて性格に合った方法を一緒に見つけ出すのも効果的。全ての物の「住所(定位置)」を一緒に決め、出し入れのハードルを下げることも工夫のひとつです。「完璧」を目指さず、まずは小さな一歩から。親子のコミュニケーションを楽しみながら、少しずつ子どもの「自分でできる」を増やしていきましょう。
ハートフル子育てコーチング講座
「子どもの力を信じて引き出す」という関わり方は、お母さんの心にゆとりがあってこそ。
「わかってはいるけれど、ついイライラして言ってしまう……」
「ハートフル子育てコーチング講座」では、単なるテクニックではなく、子どもの自立をサポートするる「育み方」の根幹を学びます。片付けひとつをとっても、命令ではなく「どう伝えれば子どもの心に届くのか」を実践と学びの繰り返しによる気づきで習得できるので、子育てがぐっと楽に、そして楽しくなります。




