自分のことを可愛くないという息子
三兄弟の真ん中の4歳の息子が、「ママは、僕のこと可愛くないんだ」と時々言います。同じように可愛いと思っているつもりですが、愛情不足なのか、不安になります。どう関わったら良いでしょうか。
真ん中っ子は中間管理職
お子さんが、自分のことはかわいくない、大切にされてない、と思っているのは悲しいですよね。真ん中っ子の友達の話を聞くと、その悩みは、会社の中間管理職の悩みに似ているなぁと思います。上司にも部下にも気を使い、どちらの意見も取り入れ、それなのにあまり評価してもらえない…板挟み的な立場ですよね。そんな真ん中っ子には「お兄ちゃんの言うことを聞いてくれてありがとう。弟のこともかわいがってくれてありがとう。嬉しいよ!」など、弟として、兄として、頑張っていることへの感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。「僕は家族にとって大切な存在だ!」ということが伝わり、皆と同じように愛されているという実感が涌くと思います。
コミュニケーションをとりながら愛を伝える
どの子も可愛いはずなのに、お子さんからそんな風に言われてしまったのですね。せっかくなのでここは、意識してお子さんに可愛いという思いを伝えていきたいものですね。まずは「僕のこと可愛くないと拗ねている、そんなあなたが可愛いよ」と伝えてみましょう。もしかしたら、お母さんが赤ちゃんのお世話をする姿を見て、甘えてはいけないと思ったのかもしれません。そして、手をかけてもらうことが可愛いがられていると勘違いしているのかもしれません。どんなふうに可愛がって欲しい?とお子さんに聞くと教えてくれるのではないでしょうか。お子さんとのコミュニケーションを増やして、4歳のお子さんをもっとよく知る機会になるといいですね。
子どもの要求度に応じた対応を
同じように接していても、そんな風に言われると辛いですよね。私には姉がおり、「お母さんはお姉ちゃんの方が可愛いんだ」と長年思っていました。誰かと話をする時は、決まって「上の子はね」と姉の話をしたり、私が話していても「お姉ちゃんはね」と途中で姉の話に切り替わったり。今、振り返ると「もっと私を見て欲しい。私の話を聞いてほしい」そんな風に思っていたのでしょうか。ここではすぐできそうなことを三つ提案します。その1、二人だけの時間を作って遊ぶ。その2、子どもの話を最後まで聴くようにする。その3、大好きだよと言葉にしてハグをする。できそうなものから始めてみてください。気持ちが伝わりますように。
親子の信頼関係深化のチャンス!!
不安な気持ちお察しします。真ん中のお子さんが自分の気持ちを親に伝えているご様子、微笑ましくも思います。4歳頃になると言語能力が今まで以上に伸び、自分の考えや感情をより豊かに表現できるようになるそうです。お子さんが、日々の親や周りの言動を見ていて、感じることを表現できていることを、まずは認めてあげてはいかがでしょう? 表現力が伸びていることを喜び、お子さんの思いを深掘りしてみませんか?否定せず、どんな小さな思いも聴いてみることも、今後の関わりへのヒントが見つかるかもしれませんね。悩んだ時がお互いの成長のチャンス!親の思いも伝え、対話を楽しみ、親子の信頼関係をさらに深める機会とされますように!
気持ちを分かってもらえなかった、甘えられなかった、そういった事から愛されてないと感じてしまう事があります。「可愛くないんだ」と言った時の親の反応で、愛情を確認しているのかもしれませんね。長子は目をかけてもらいやすく、末っ子は世話が必要ということから、兄弟と比べ、中間子がこのように感じることが多いようです。そこで、中間子のお子さんには、少し多めの愛を向けるくらいの気持ちで接してみませんか。何気ない会話を増やす、目を合わせる、微笑みかけるなど、親の愛が届くよう意識すると、お子さんも愛を感じられると思います。ハートフルコーチのアイディアを参考に、愛を伝えてみてくださいね。
ハートフルセッション
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