承認欲求が強い娘
小2の娘は物知りで器用なのでよく大人の人から褒められ、自己肯定感は高めかなと思っていました。ところが、最近私が他の子を「すごいね」と褒めたりすると、「私だって出来る」と必ずすぐに、自分も!と言ってきます。時には、出来ている子のことを落とすようなことを言ったりすることもあります。私も、結構褒めてきたと思っているのですが、まだ足りないのでしょうか?このままだといずれ友だちが離れて行ってしまうのではないかと心配しています。どうしたら良いでしょう?
まずは気持ちを受け止めましょう
子どもの思いもよらぬ言動に、これからのお友達との関係に不安を感じてしまう時ってありますよね。まずは、お子さんの「私だってできる!」という気持ちを否定せず、「そうだね、できるよね」と受け止めてはいかがでしょうか?その上で、できた子を落とすような言い方が出た時は、なぜそう感じたのかを静かに聞いてみましょう。小2はまだ言葉が追いつかず、強い表現を真似してしまう時期でもあります。対話の中で気持ちを別の言葉に言い換え、一緒に表現を増やしていくことも大切かなと思います。周りと比べたりアピールしなくても、あなたは大切にされている存在だと、普段の会話や触れ合いを通じて伝え続けることで、安心感が育ち、人と比べる必要も少しずつ手放せていくのではないでしょうか。
褒める以外の親ができるもう一つの応援
日頃からお子さんの気持ちの変化をよく観察して、どう関わればいいかを真剣に考えていらっしゃることが伝わってきます。その分、「このままで大丈夫かな」と不安になるのも、とても自然なことです。 承認欲求が満たされるのは、「頼られた」「役に立てた」という実感ではないでしょうか。 「すごいね」と抽象的に評価されるより、たとえば、教えてもらったあとに「分かりやすく教えてくれて助かったよ」「あなたのおかげでできた、ありがとう」と、具体的に親の気持ちを伝えてみませんか。 自分が親や誰かの役に立ったという経験が積み重なると、他の子を下げなくても自分の価値を感じられるようになります。褒める量を増やすより、活躍できる場をつくる意識が、長い目で見てお子さんの成長につながっていくはずです。
子どもの成長と気付きを与えるチャンス
これまでお子さんの前で、他のお子さんを褒めるという状況があまりなかったのでは?それゆえに、嫉妬心が芽生えたのかもしれません。あるいは褒めてほしいポイントが変わってきたという可能性もありますね。どちらも、お子さんが成長したことによって表れてきた姿かもしれません。「私も!」と言ってきた時には「私を見て」という心の声と受け止め「そうだよね」と言いながら、ギュッと抱き締めてあげましょう。そして「お母さんはどんな○○ちゃんも、大好きだよ!」と伝えてあげてみては?またお子さんが他の人を褒めた時には「他の人の良いところを見つけられる〇〇ちゃんてとても素敵!」と、お子さん自身が自分の言動に気づけるような言葉がけをしてみましょう。
物知りで器用は、お子さんのほんの一面です
お子さんが物知りで器用との事。親はそういう子どもの一面を見て安心すると思います。ところがそこには別の面があることを私は我が子から学びました。うちの娘は小さな頃からしっかり者で学校生活も順調なために私は安心しきっていました。ところが学年が進んでいく内に「撫でて、抱っこして」としきりに言うようになりました。私は戸惑いましたが、娘が「もういいよ」と言うまで赤ちゃん抱っこをしました。今思えば、彼女は言葉ではなく抱っこされることで「私のつらさや不安、しんどさを受け入れて!どんな私でも大丈夫だよね」と自分が愛されていることを実感したかったのだと思います。お子さんはどうでしょうか。「どんなあなたも愛しているよ」とお子さんにわかるように伝えて安心させてあげてくださいね。
小学生になると周囲と自分を比べその差を少しずつ意識し始めますよね。ただ、その気持ちをどのように扱えばよいのかは、まだまだ充分に分かっていない年頃ではないでしょうか。お子さんの言動は他の子を落とすというより、大好きな親に自分をもっと認めて欲しい、という気持ちの表れで、その欲求の強さや表れ方は気質によっても異なります。親の役目はその気持ちを丸ごと受け止めることです。また、お子さんが何か失敗をしたり、上手くいかなかった時には、その努力や取り組んだ勇気を言葉にして伝えてください。
エニアグラム1
承認欲求の強さは気質によっても異なります。気質を学び、適切に子どもを承認することで、健やかなパーソナリティーを育てることができます。




