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小5男子、性自認を心配します

小5の息子のことで心配があります。周囲の同級生は異性に興味を持ち始める頃ですが、息子は特定の男の子を「好き」だと話したり、その子のことを気にしている様子です。親として、どのように受け止め、サポートするのが適切か悩んでいます。

まずは気持ちを受け止めてみよう

周囲が異性を意識し始める中で、息子さんが同性の友だちを「好き」と話すと、親として驚いたり、不安になったりしますよね。その気持ちはとても自然なものです。ただ、小学生の「好き」は、必ずしも大人が考える恋愛や性的な意味とは限りません。憧れや安心感、強い友情としての「好き」であることも多い時期です。大切なのは、決めつけずに「そう感じているんだね」と気持ちを受け止めること。親が評価したり否定したりせずに話を聞いてもらえる経験が、子どもにとっての安心に繋がります。まずは驚いた気持ちを整理し、子どもを理解しようとする姿勢を持つことが、何よりのサポートになりますよ。

話しやすい環境を作りましょう

思春期に入ると、親とはあまり口を利きたがらないお子さんもいる中、息子さんは、自分の気持ちを素直に親に伝えられているのですね。それだけ、日頃から、息子さんが話しやすい環境を作られているということで、素晴らしいなと思いました。同性を「好き」だと打ち明けられると、親はビックリしますよね。でも、息子さんの話を否定せずに聞く姿勢を持つことで、今後の気持ちの移り変わりなどについても話してくれるかもしれません。状況が分かると親も安心できますし、これからのことを一緒に考えやすくなりそうです。

本を通じてお子さんの心に寄り添う

お子さんの何気ない一言でも親としてはすごく気になりますよね。かと言って根掘り葉掘り聞くこともなかなか難しい。そこで本を通じてお子さんの心に向き合ってはいかがでしょうか。最近は小学生〜中学生向けの性についての読みやすい本が多くあります。一緒に読んでも良いですし、気まずいのならリビングなどに置いて読んでくれるのを待ってもいいかもしれません。親御さん自身が正しい知識を取り入れることで、漠然とした不安を解消できるかもしれません。お子さんが自分なりの答えを見つけるプロセスを、焦らず静かに見守ってあげてください。いつか読んでもらったのなら「悩んでいたらいつでも相談に乗るよ」とその気持ちに寄り添ってあげてください。

学校と足並みをそろえ、安心できる環境を整える

お子さんが学校で自分らしく過ごせているか、親として気がかりな面もあるでしょう。だからこそ、「親だけでなく、先生も、子どもの周りにいる大人はみんな味方である」という環境を整えていきましょう。たとえば、ご家庭での様子や本人の言葉を、担任の先生と共有し「本人が安心して過ごせるよう、さりげなく見守ってほしい」と伝えるのも一つの手です。周囲の何気ない言葉に傷つく場面があるかもしれません。そんなとき、学校と家庭が連携して「あなたの味方はここにもいるよ」というメッセージを伝え続けることが、お子さんの自己肯定感を守ることにつながると思います。先生にもお子さんの成長を共に見守る仲間になってもらって、安心できる環境を整えていけたらよいですね。

お子さんの尊さになんら変わりはありません

親御さんが「受けとめたい」「サポートしたい」と思われていることに大いなる敬意を払います。実は、我が子はセクシャルマイノリティのようです。大人になった本人が話してくれました。「お母さんなら取り乱さないと思った。」この言葉に私への信頼を感じました。「大切な友人たちと幸せに生きていくから。」この言葉に私への愛情を感じました。話を、ただただ「ああ、そうなのね。」「そう感じるのね。」と受け止めました。そして、「あなたが幸せであれば、私は嬉しい。」と伝えました。「ありがとう。」と返ってきました。以前、他の事案で子どもを自分の常識の枠の中に引き戻そうとして、互いに傷ついた経験があります。その頃にハートフルコミュニケーションを学びました。そして、本人は私の常識の外にいるだけで、本人の尊さになんら変わりがないことに気づきました。これからも、本人が話したいときの良い「聞き手」でありたいと思っています。

ポイント

お子さんが勇気を持って話してくれた「好き」という気持ちは、親御さんとの確かな信頼関係があるからこそ。その想いを、まずは話してくれたことに感謝し、「そうなんだね」と丸ごと受け止めてあげてください。家庭が「どんな自分でも受け入れてもらえる場所」であることは、お子さんがこれから思春期を超える上での大きな力になります。焦らず、一歩ずつで大丈夫、あなたという「一番の理解者」がいるからこそ、きっと自分らしく歩んでいけると思います。 今は多様な性の在り方が認められる社会へと変化しています。子どもを「受けとめたい」「サポートしたい」という気持ち、その想いが伝播し、学校や周りの大人に理解者の輪が広がることで、子どもたちにとって自由で、安心できる環境を作っていくことができるのだと思います。

ハートフル子育てコーチング講座
お子さんの言葉は、お子さん自身が生き方を模索する中で生み出した大切なもの。むやみに言い換えたり解釈したりせず、「そうなんだね」とその言葉をそのまま使って返すことで、気持ちを受け止めていきましょう。そんな「聞く」方法がコーチングです。相手が丸ごと受け止めてもらえた、気持ちを分かってもらえた、と感じられる対話法です。講座では、子どもへのコーチング対話法が学べます。