
小6の女子、SNSのやり取りに疲れている
LINEグループのやり取りに疲弊するわが子を見ていられません。 グループ内で特定の子を仲間外れにしようともちかけてくる子がいて、自分は嫌だったが流れに逆らえず同調してしまった。 グループから抜け出す勇気もなく、どうすることも出来ない自分自身が嫌だと言います。 何が正解なのか、どうしてあげたら良いのか分かりません。

お子さんの心情を徹底的に受け止める
お子さんが疲れているのを見るのは、親として非常に辛いことですよね。寄り添う気持ちをお子さんに伝えましょう。今のスタンスで、「本当に辛かったね」とお子さんの気持ちをしっかり受け止めてください。「流れに逆らえない時って、すごくつらいよね」と、同調してしまったことへの自責の気持ちにも共感しましょう。お子さんは、いつでも自分を受け止めてくれる親がいるという安心感で、心が落ち着くはずです。この安心感があれば、お子さんはどんな問題も自分の気持ちを整理し、自分の意志で前に進む力を持つようになるのではないでしょうか。親は当事者になれませんが、自分ならどう思いどうするのかを伝えてもいいかもしれません。 心の応援団としてサポートすることで、お子さんは自信を持って進んでいけると思います。
親の経験を話す
お子さんの様子に胸が痛みます。わが家の娘も同じ年の頃、友だちとの関係でモヤモヤした数年間がありました。私は心配して思いつくままにアドバイスをしていましたが、しばらくすると娘から「私はお母さんとは違う、もう黙ってて!」ときつい口調で言われました。娘と私は違う。でも私にも彼女と同じような時期を過ごしたことがいっぱいあります。そこで、私は自分の経験を話すことにしました。上手くいかなかった事実や心の揺れをありのままに話すと、彼女は時々質問をしながら、自身のことと照らし合わせて思いを巡らせているようでした。こういう会話は娘が社会人になってからも続いています。 今では私の方が話を聞いてもらうこともたびたびあります。SNSのことはあまりわからないのですが、参考になればと思います。
子どもの気持ちを受け止め、一緒に考える。学校へのアプローチも
こうしたトラブルは、形は違えど今も昔も同じだなぁと思いました。 私も同じように、友だちから言われて無視してしまったことがあったからです。なので、私だったら「分かるよ。お母さんもその時は何も出来なくて、モヤモヤして辛かったよ。」とまず子どもの気持ちを受け止めます。それから、子ども自身がどうしたいと思っているのかを聞いてみて、それを叶えるためには何が出来るのか…自分と友だちで何とか出来るのか、周りの大人の手を必要とするのかを一緒に考えます。また、逆の立場になった時には、こそっと「味方だよ。」と言ってくれた子がいて心強かったという経験談もしたいです。今現在、SNS絡みのトラブルは、とても多いようです。海外では悪影響を及ぼすとのことで、SNS利用の年齢制限も出てきましたので、学校側への問題提起も必要かもしれませんね。
心強い存在になりたいですね
お気持ちお察しします。子どもの疲弊する姿をみるのは胸が痛みますよね。私も学校から帰ってきた息子の様子に右往左往している時期がありました。ある日、憂鬱そうに学校へ向かう息子の背中を見送りながら、息子に起こることは息子にしか解決できないんだなぁと、ふと思いました。私がオロオロしていては息子は母親である私に相談することもできず、ひとりで抱え込んでしまうのではないかと思ったのです。それからは息子の様子にふりまわされず、いつでもはなしを聴いてあげられる母でいるよう努めました。相談者さんは娘さんのお気持ちを聴いておられるのですね。安心して心の内を打ち明けられる親の存在はとても心強いものだと思います。 娘さんの葛藤に振り回されず、どうぞ娘さんを信じて全てを受け止めてください。
SNSに絡む問題の低年齢化が急速に進んでいます。心身ともに発達途上にあり、人生経験も浅い子どもたちが、溢れる情報の波にのまれ不要に心を痛めることを避けるために私たち親にできることは何でしょう。せめて中学生までは、スマホやPCとの付き合い方(使用時間やアクセス先の制限等)について、家族でルールを決めておくことが子どもを守る方法の一つだと思います。一方で、時代は違っても友だちとの付き合いでは、同じような悩ましい経験を多くのコーチたちもしているようですね。子どもが外で辛い思いや悔しい思いをしても、帰ってくれば安心して話せる、そして気持ちを受け止めてもらえる場があるということは、子どもにとって何よりの安心につながります。
根気強く子どもの気持ちに寄り添い、「どうすればいいかな?どんな手が考えられそう?」と、一緒に考えようという親としてのスタンスで子ども自身のなかにある解決力を信じましょう。
ハートフルコーチ養成講座
子どもを見守る親のスタンスを学び、子育て軸を自分のものにすることができます。
子どもに起こる様々な事態と安定的に向き合うことができるようになります。