
坐って食事をしてくれません
もうじき4歳になる男の子。食事中、10分と座っていられずに動き回ります。
もともと痩せているので、少しでも食べてほしくて最後は食べさせてしまうこともあります。
ちゃんと坐って自分で食べてもらいたいのですが・・・。

手伝ってもよいときを決めました
坐っていられないというのは、男の子を育てている人に多い悩みのようですね。 私にも5歳の息子がいますが、女の子を二人育てた後だったので、男の子はじっとしていられないんだなぁ~と思いました。 食べる事に興味がある子どもであれば少し楽ですが、そうでない場合はなお大変ですよね。
いつでもちゃんと食べなくちゃいけないと思うと親も子も疲れてしまうので、食べ残した場合は、そこから先は大人が手伝ってもいいと私は思っています。 「あと少しだね、手伝ってあげるよ」と声を掛けて、「あ~ん」と誘いながら口に運ぶと、案外素直に食べてくれます。
それでも息子がノッてこないときは、さらにバージョンアップ! 遊びながらお手伝いしています。 スプーンを飛行機に見立てて「ぶーーん」と飛ばしながら、「お口に入れるかなぁ?」と言ってみたり、「♪○○くんのお口はおっきいゾ♪おっとっとっと♪どれくらい?」 という遊び歌を替え歌にして、お口の前まで持っていったり。 遊びながらお手伝いするのも、案外楽しいものです。 結果として、坐っていられる時間も少しずつ延びてきています。
「食べたい!」を育てる工夫あれこれ
我が家のことかと思うぐらい、私も同じ悩みを持っていました。
ですから、いろいろ作戦を考えましたよ!たとえば、
・使うお皿をキャラクターが底にプリントされているものにして、「○○が見えるかな?」と気を引く。
・座っていられる時間だけでも自分でたくさん食べるように、ひと口サイズのおにぎりを並べるなど、食べ易い工夫をする。
・ひと口、自分で食べたら、次は親が口に運ぶ。またひと口自分で食べたら、次は親がと交互に。
・お気に入りのおもちゃを食卓の上に置いて、「おもちゃも○○君がご飯を食べるのを見ていてくれるよ!頑張れ!って応援してくれてるよ?」などとノセる。
・気になる遊びがあるときは、「ご飯食べたらたっぷり遊ぼうね!」。
・もう遊びに夢中になってしまったら、「最後のひと口」と言って食卓に向かわせ、「パクっ」としたらそれで「ごちそうさま」。
などなど。
あなたとお子さんに馴染む方法もいろいろあると思いますから、ちょっと考えてみてください。
ちなみに息子は、6年生になった今、「ちゃんと座って自分で食べて」います。
入園や入学を通して、「座って自分で食べる」ことが身に付いていったようです。逃げる息子をやっきになって追いかけて、食事を口に突っ込んでいたことが懐かしいです。
お腹ペコペコ作戦
うちの息子もなかなかじっとしていなかったので、本能を刺激する作戦をとりました。 「お腹がペコペコ状態」を作り出すようにしたのです。 午後のおやつの時間を4時までと決めて、夕食の食欲に響かない時間に済ませるようにしました。 友だちの家でおやつを食べすぎて夕食が食べられないということもありましたが、そんなときは「ま、いっか」と開き直って、さっさと片付けていました。
あとは究極の考えとして、親が食べてほしい量を食べなくても、毎日健康なウンチが出ていれば育っている証拠と思うようにしましたら、かなり気が楽になりましたよ。
食べさせるのが当たり前と思っていました
私の次女も幼いころ痩せていて、「乳児身体発育曲線」から外れていました。
様々な育児本を読みあさったマニュアルママであった私としては、曲線から外れるなんてあってはならないことだったので、食事を残したら当たり前のように食べさせていました。 ただ主人は私が子どもをガミガミを叱るのを嫌がる人で、特に食事時は絶対NGでしたので、食べさせるときも淡々と「はい、どうぞ」と口に運び、食べ終わったら「全部、食べられたね」と声を掛けていました。それを繰り返すうちに、いつのまにか全部自分で食べるようになっていました。
好奇心を大切に
まだ4歳にもならないのに10分もじっと座っている男のお子さんなんて、息子の落ち着きのなさに手を焼いた私には想像できません。
息子もそうでしたが、食べている間にも、いろいろな所に興味、関心を持つんですよね。
好奇心って、これから始まる勉強などあらゆることの原動力となるものですから、大事にしてあげたいなぁと思います。
でも親として、もっと食事に集中して、たくさん食べて大きくなってほしいと願う気持ちもよくわかります。
もともと痩せていることも気になっているとのことですが、もしかしたら、お父さんやお母さんも子どもの時スリムだったのではありませんか?
今は心配かもしれませんが、元気に動いているんだったら気にしなくて大丈夫!
今のような状態がずっと続くわけじゃありません。息子にしても、食事は楽しいってわかってきたころから、他のことに興味が行きにくくなりました。
たいへんなときは、思い切って周りの人に助けてって甘えてみてもいいんじゃないでしょうか。あと何年か立てば、今のあなたの頑張りも懐かしく思い出せるようになりますよ。
「一日三食」にこだわらない
『粗食のすすめ』で有名になった幕内秀夫さんは、4歳ごろならまだ胃袋も小さいので、おやつも「3時の食事」とすることを提案されています。 甘いものの代わりにおにぎりやお芋を用意すると、成長や運動量に見合う栄養を摂れるそうですよ。
うちも入園前は一日4~5食でした。3時のおやつに冷ご飯を海苔で巻いたものを用意しておくと、バクバク食べていましたよ。おなかが空けば、子どもは食べるんですよね。 おなかがいっぱいになれば、食べるのを止める。 自然の摂理のままですね! なので、まずはそのペースに合わせながら食事のリズムを整えて、成長とともに「座って食べる」ことも少しずつ教えていけばよいのではないでしょうか。
大勢で食べる機会を作りました
うちの子も遊び食べや食べムラが激しく、しかもうちは一人っ子で夫の帰りも遅かったので、食事には苦労しました。
でも、お正月とかに、親戚や従兄弟たちと大人数で食事するとき、鍋物やすき焼きのようにみんながどんどんお箸を伸ばすような状況だと、つられて、だか、 危機感をあおられてだかよく食べていたので、時々お昼にお友だちを招いて、一緒に食事していました。
気分を変えるために、お庭や公園にお弁当を持っていって、おひさまの下で食べたりもしました。
今振り返って考えてみると、私が子どもに教えていたのは「食べることは、楽しいことなのだ」ということだったのかもしれません。
子どもとお料理
食べることを楽しくする工夫、私もしていました。 親だけががんばっても続かないので、時には子どもにも手伝ってもらって、ホットプレートで一緒に調理しながら食べたり、白菜をアルミホイルでぐるぐる包んで、¥大きなピカピカのツリーを作り、そこに爪楊枝でから揚げやプチトマト、ちくわ、チーズ等々をぶすぶす刺していって、巨大なオーナメント(?!)に仕立てたりすると、子どもも喜んでパクパク食べていました。穴だらけになった白菜は、翌日餃子に変身しました。
いつもいつも工夫していたわけではありませんが、食事に関心の薄かった子どもが、「ママ、今日のごはんは何?」と訊いてくるようになりました。 食べることは好きになってくれたようで、よかったと思っています。
少ない量でも元気ならOK!
お気持ち、痛いくらいわかります。我が家には息子と娘がいますが、二人とも揃って食事に集中できないタイプでしたから。
息子の時は、初めての子育てで必死でした。「何とか食べさせなきゃ!」という思いが先に立って追いかけて食べさせたりして、苦しかったです。息子も辛かったと思います。
そこで娘のときは、食べる量が少なくても元気ならOKと割り切るようにしました。本当は全部食べてもらいたけど、ご飯とスープは半分でもいい、無理なら3口位でもOK!
不思議なもので、大して食べないときでも娘は元気に飛び跳ねているんですよね。車でたとえるなら“燃費”がいいタイプなんだとわかると、ずいぶん気が楽になりました。
それに、元気で動き回ってくれるって、実はありがたいことでもありますよね。たくさん遊んだ後はお腹が減りますから、よく食べてもいました。
お子さんの“燃費”はいかがでしょう? たくさん遊んだ後の食事はどんな様子ですか?
もう一度観察してみませんか。
席を立ったら、片づけました
うちの場合は、子どもが席を立ったら食事を片付けるようにしていました。
もちろん私だってオニではないので、子どもを飢えさせたくはありません。
ですから片付けるときもいきなりではなく、「ほら~、いいの~??お片づけしちゃうよ~??このあとはもう、お腹すいても食べられないよ~??」と、これみよがしにゆーっくりとお皿を下げました。するとビックリして、飛んできて食べていました。
でも繰り返すうちに、その手には乗らなくなるんですよね。ですから、本当に下げました。
だからといって、魔法のようにちゃんと食べるようになったわけではありません。 あとで子どもが一人で食べる羽目になったこともあったし、遊び続けて食べない時もありました。 そうしたなかで、「一人で食べるのはつまらない」「食事のときに食べておかないと、あとで自分が困る」ことを少しずつ学んでいったように思います。
「我が家の価値観」を伝える機会に
「坐って食べる」もそうですが、食事の時のテレビを消すかどうか、家族が揃うまで待つかどうかなど、食事にはその家ごとのマナーやルールがありますよね。 その根底には、「うちではこれを大事にする」という価値観があるように思います。
我が家では、「一緒にいるみんなが、気持ちよく過ごせること」を大事にしています。 ですから、食事のときに子どもが席から離れて遊びに行っても、他の家族は楽しく食事を続けて、食べ終わったら全員の分を片付けるようにしていました。 何を大事にするかがわかると、子どもの態度や行動のどこまでがOKで、どこからはNGかも判断しやすくなって、おおらかに長い目で見守れるようになったと思います。
子どもが少し大きくなったころ、「ママのそういう態度は家族にとって気持ちよくないからやめてくれ。
家族も、小さくても社会なんだから」と言われて、我が家の価値観が受け継がれたように感じて嬉しかったです。
あなたのご家庭では、食事の時に何をいちばん大事にしたいですか?
段階を踏んで
何を大事にするかは、子どもの成長段階によっても変わるかもしれませんね。
私の場合、はじめはとにかく「楽しく食べる」ことを大事にして、「食べる=楽しい」というイメージが子どもに染みついたころから、「美しく食べる」ことを教えました。
食事の時間が長くなると立ち歩きも増えるので、そんなときは「もういいのかな? ごちそうさま?」と確認してから食事を片付けました。
言葉をよく理解できるようになってからは、「なぜ坐って食べてほしいか」もしっかり伝えるようにしてきました。 「食事中に動き回ると、食べたごはんがまっすぐお腹に入らないで変な方に行っちゃうよ」と伝えると、子供も「え~、やだ~!!」とびっくりして座っていました。 年長さんくらいになって周りのことも意識できるようになってからは、「食事は礼儀として座ってするもの。歩き回っていると他の人の迷惑になる」 ということを説いていきました。私が言っても聞かないときは、パパからきちんと雷を落としてもらうこともありました。
親の思いも伝えました
「なぜ坐ってほしいか」を伝えるとき、私は「私がいやだから」と伝えていたと思います。
私が落ち着いて食べたいから。あなたと一緒に食べたいから。〇くんの顔を見て食べたいから・・・という私の思いを伝えました。
日々の積み重ねで
食事のマナーやルールは、地域や文化によってもずいぶん違いますよね。 「坐って食べる」ことは日本では基本中の基本ですが、私の好きな韓国ドラマでは女性もあぐらで座って、片膝立てて食事しています。
実は我が家では、中3の次女がお茶碗を持たないで食べることでよくもめます。小さい時からずっとです。
夫は「韓国なら、片手で食べるのがマナーだからいい。でもここは日本国〇〇家だ!」とすぐ言います(笑)。娘も笑ってすぐお茶碗持ちます。
こうした積み重ねのなかで、子どもも自分の大事にすること、美しいと思うものを見つけていくのかもしれませんね。
実に様々なアイデアが出てきましたね。お子さんの今の状態をよく観察して、「これ、できそう」「うちの子に合いそう」というものがあったら、ぜひ試してみてください。
ところで、お子さんは、いつでもどんなときでも坐って食事をしませんか?
食事中にお子さんが少しでも坐っていたら、自分で食べているときがあったら、「坐っていられるようになったね」「これも食べたの?うれしいな」などと声を掛けていきましょう。 親に認められたという嬉しい体験は、子どもの成長を促します。食事中に遊びたくなったときも、「でも坐ってたほうがいいかな」と考えるようになるでしょう。