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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

6歳・女子 文字を覚えるのが苦手です

年長6歳の女子です。未診断ですが、言葉の支援教室に通っています。小学校入学前までに、自分の名前がひらがなで読めれば良い。 書けなくても大丈夫と聞きましたが、回りのお友達には書ける子もいて、少し焦ってモヤモヤしています。 試しに少し練習をしてみたのですが、あまり上手くいきませんでした。文字の覚え方など何か工夫はありますか?


小学校の入学は、まだまだ先と思っていたのに、「これどうしてる?できるようになった?」 なんてママ友達から言われると、ウチの子はマダ。大丈夫かなと、急にそのことが気になることがあります。お気持ちよくわかります。私も他人と比べたり、なんとなくモヤモヤと心が晴れないことがありました。
さて、ご質問に答えるまえに一つ確認させてください。言葉の教室の先生に、このことはご相談されていますか? そして、クラスでは既に書き方などの取り組みがなされていているか、何か気になることはあるか聞いてみてください。というのも、「書くことが苦手」にも、複数の理由があるからです。その一つにディスグラフィア(書字表出不全)があります。これは、文字を書くことに困難がある、鏡文字になる、黒板の字の書き写しができない等の症状があります。ディスレクシア(発達性読み書き障害)は、読み書きができないのではなく、「よく間違える・間違えやすい」などの症状があります。子ども時代に、今思えば私の同級生が、ディスレクシアだったのではと思います。彼は音読がとても苦手でした。そして字を書くことにも苦労していました答案用紙を返されるときに先生から「読める字を書け~」と言われる度に「へーい!」とおちゃらけていましたが、ただ字が下手な子ではなかったのかもしれません。彼の苦労を思うと胸が痛みます。
実は、ウチの次男も鏡文字や、少々違う字を書く事が多かったので、視覚の問題もあるかもと発達障害児の視覚認知検査をしている『かわばた眼科』を訪れました。結果、ディスレクシアなどではありませんでしたが、視覚能力の向上に発達支援が有効とビジョントレーニングを勧められました。本もいくつか出ていますので参考にしてみてください。

◆我が家の場合
長男、次男とも文字に興味を持つことは早く、デパートの英字・ホームの駅名など、街なかの看板を見つけては声をあげて読み上げていました。が、次男は鉛筆を持って書くことは難しさを感じたので、入学前は無理に小さい文字を書くよりも、彼の右腕を持ち、声を出しながら、名前を体操のようにして書いて遊びました。また、背中や掌に文字を書き、当てっこするゲームもよくしました。特に背中は、声を上げて笑い、触れられることが好きな次男は、この遊びがお気に入りでした。簡単な文は、彼が描いた大好きなピカチューの絵に吹き出しを加え、その上に透明シートを置き、水性ペンで文字を書き入れられるようにしました。そして、次はピカチューと仲間の4コママンガと、バージョンアップ。同じく吹き出しの中で、ポケモンが会話をする形です。このように好きなポケモンを味方に学習を楽しめるようにしました。
お子さんの押しキャラは何ですか? ぜひ味方になってもらいましょう。 応援しています!

ハートフルコーチ養成講座
発達に凸凹のある子どもたちほど、親は意識をもって将来の自立を考える必要があります。そのためには「愛すること」「責任」「人の役に立つ喜び」を生きる基本として教えましょう。