中1の息子の勉強、夫婦で意見が異なります
小学生の頃は、宿題のチェック、テスト後の見直しなど、一緒にやって、成績はいつもよかったです。中学になって、突然学習のレベルも変化し、本人も頑張っていたのですが、最初の期末試験で思ったほどに出来が良くなく、本人もがっかり。何ができていて、何ができていないのかをチェックしていると、夫にやりすぎだ、本人に任せろ、と言われました。数学が得意な夫は、週末には息子に頼まれて一緒にやりますが、言われない限り無関心です。夫の無関心さもどうかと思いますが、私のやり方を批判する態度にイライラします。
中学生になると、小学生の頃と比べ学習の難易度やペースは一気に上がります。お子さんは最初の期末試験でその洗礼を受け、驚きましたね。
お母さんとしても、これまでの成績と比較して、思ったような点数が取れていないことに焦りを感じておられますね。
中学生になるころは勉強面だけではなく、お子さんが心身ともに大きく変化する時期です。この変化の時期にうまく適応することで、高校受験にもよい成果が得られるのではないでしょうか。
そして、ひいては人生においてよりよい生き方の習慣が得られるときだと考えます。
この時期、小学生のころとの大きな違いは、子どもに求められる自主性です。宿題に関しても小学生のころは、漢字を5回ずつ、とかドリルを何ページという具合に具体的に細やかに指示が出されましたが、
中学生になるとより子どもの自主性に任されます。つまり、学習に対する自発的なやる気と、学習の仕方を身につける必要があるのです。
小学生の時からすでに自発的に学習に向かう姿勢を身につけていれば、お子さんは多少の戸惑いはあってもすぐに中学のリズムになれて、納得のいく成績を維持するようになるので心配には及ばないと思います。
ところが小学生の時の学習が親主体で行われていたとしたら、ここでシフトチェンジが必要になります。言われたとおりにやっていた学習を、自分の意思で考え工夫して取り組むように成長を促すことが重要です。
思春期を迎えている子どもは、間もなく親を頼らなくなりますから、自発性が発揮できないと、それなりの成績は望めません。
ここは、お父さん方式を取り入れてはいかがでしょうか。それは学習全体は本人に任せ、求めてきたら徹底して寄り添うやり方です。そのやり方に切り替えるためには準備が必要です。
「これからは自分でやりなさいね」と放り出さないように。お子さんが放り出されたと不安を感じないように、お子さんとじっくり話し合いましょう。
成績を安定させ、好きな遊びやクラブ活動を楽しむためにも、どのように勉強したらいいかを話し合ってください。
そして、親の姿勢は、「自分でやりなさい」ではなく、「言ってくれればいつでも一緒にやるよ」であることをお忘れなく。
親は放り出したのではなく、自分を信じて任せてくれた、いつでもサポートしてくれる、ということが分かれば、お子さんはきっとやる気になりますよ。