高2の娘、育てなおしはできますか?
子どもが3人、長女は高2です。下とは年が離れていて、小6と小4の男子です。 夫婦ともフルタイムで働いているので、少しは娘に手伝ってほしいと思うのですが、まったくその気配がありません。 残業で遅くなる時に、弟たちの夕飯を頼むと嫌な顔をされます。 そのように育ててこなかった私の責任もあるのですがいまさら育てなおしはできますか?
ご夫婦ともにフルタイムで働いていれば、お子さんたちにも家のことを手伝ってほしいというお気持ち当然でしょう。
ましてや、ご長女には女の子ということもあり家事に関して期待が大きいのではないでしょうか。
そのように育ててこなかったというのは、以前からお手伝いをしてもらうようにしてこなかったということでしょうか。
だから育てなおしという言い方をしておられるのでしょうか。
ひょっとすると、お母さんには女の子だし家事をするのは当然で、まだ幼い弟の世話をするのは当然という思いはありませんか?
やって当然という考えのもとに、今から彼女を育てなおすというのは、お嬢さんにとってあまりうれしいものではないかもしれません。
それよりも、家族全体で、家事について話し合い、家族の役割を再構築すると考えてはいかがでしょうか。
まずは、ご主人との話し合いから始めます。ここは、お嬢さんの育てなおしではなく、お母さんに集中している家事を家族全員で少しずつシェアする話です。
ご主人も忙しく働いているのでしょうが、たとえわずかでも協力しようという気持ちがあれば、家族全体への話はしやすくなります。
お嬢さん一人を育てなおすのではなく、家族全員が責任をもって家事を分担することができれば、当然お嬢さんもそこに参加してもらいます。
家族に、お互いのために働くことの楽しさを体験してもらうことです。
お嬢さんと下の2人の間は年が離れているので、お母さんは面倒を見なければならない下の2人に意識が傾いていませんか?だから、2人の夕飯を頼んだ時に彼女は嫌な顔をしたのかもしれません。
今以上に、お嬢さんと過ごす機会を作ってはいかがでしょうか。食事の支度をするときに彼女を誘って手伝ってもらうのです。
お母さんが家族のための食事の支度を楽しんでやっている姿は、娘に家事の楽しさを教えます。
そして、そういう機会にお嬢さんの話を聴きます。学校のこと、友達のこと、勉強のこと、今夢中になっていること。
何でも、話を聴いてくれるとなれば、きっとお嬢さんはますますお母さんを身近に感じ、そんなお母さんをもっと助けてあげたいと思うはずです。
高校生は半分大人ですが、まだまだお母さんと話したいことはいっぱいあって、お母さんを身近に感じていたいはず。自分とお母さんは仲がいいと思えれば、きっと気持ちよく家事を手伝ってくれるようになりますよ。