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中二男子、全く自己コントロールができません

中一の夏過ぎに、周りも持っているというのでスマホを持たせました。 しっかり話し合い、ルールも決めましたが、なかなか守れません。 何度も話し合い、父親にも叱ってもらいますがうまくいきません。 自分で考えてやってほしいと思うのですが、一日一時間としてそれ以外は親が預かるようにしようかとも考えます。

任せるという、体のいい放置をしない

子どもたちはスマホの時代に生まれてきました。全く持たせないというわけにはいかないかもしれませんが、いつ、どのようなタイミングで持たせるかは親が考える必要があります。 中学一年、二年というと、個人差はありますが、まだまだ自己コントロールが難しい年頃でしょう。 学校にいる時間、クラブ活動、塾にもいっているかもしれません。それらの時間をどう計画し、どう使うか。 それを学ばせるいい機会と捉えましょう。つまり子どもに限界設定をして、その中でうまくスマホを使えるようにしていきます。
子どもが小学生のうちは、まだまだ親の影響下で生きています。このころは、とにかくやらせてみて、失敗から学ぶことが多いでしょう。 ところが、中学生くらいになると、親から離れている時間も長く、反抗期でもあるので、とにかくやらせることが危険と隣り合わせだったりすることもあります。 制限をかけるにしても、スマホをもって自由にインターネットにつながることには気を付けたほうがいいでしょう。
あるお母さんは、大丈夫だろうと思い、ルールを決めて子どもの自由にしたのですが、全くうまくいかず、ウイークデイは一日一時間、週末は二時間と決めて、その時だけ貸し出すことから始めたと話してくれました 。そこまで管理するのかと思われるかもしれませんが、これをコーチングと捉えてください。そして子どもには、自分で管理ができるようになったら任せることを伝えましょう。
適切な時間を決め、タイミングを決め、条件(宿題が終わっているなど)を決め、親のいるところで使うなどというところから始めてはいかがでしょうか。子どもはきっと不満を漏らすと思います。 そこはきっぱりと、「それがうちのやり方です」と軸をブラさないことです。任せるという、体のいい放置をしないことです。
一年かもしれません、二年かかるかもしれません。この間に子どもも育ちます。親の力も借りながら、「やるべきことをやってから」が身に着けば、自己管理ルールを決めて本人に任せることができます。