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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

子どもの思春期が怖くて不安です。


小5男子です。 今はまだそれほど激しい反抗はありませんが、周りの中学生たちを見たりうわさを聞いたりすると、 うちの子はどうなるのだろうと心配です。 息子はどちらかと言うと素直な育てやすい子でした。ママ友には、そんな子が一番怖いのよと言われ不安です。

これまで以上に、積極的に肯定してください

最近、思春期が怖いという話をよく聞きます。 この時期の子どもが起こす日常的なトラブルや、事件などを見聞きするとその不安もよくわかります。 同時に、この時期の子どもの状態をよく理解すれば、怖がるどころかより強い絆を結ぶヒントにもなるでしょう。
それまで親の価値観の中で生きてきた子どもは、この時期親から離れて自分自身の価値観や生き方を確立し始めます。 ですから、当然のこととして親に反抗します。反抗することで親とは違う自分の存在を確認しようとするのです。 お子さんが反抗し始めたら、まず人として順調に発達していると安心してください。
そして、「宿題しなさい」などと、子どもの領域に入り込んで、過剰な指示を出したりすることを控えましょう。 反抗的になるのは、親が自分の考えを押し付けるから、子どもはそうせざるを得なくなるのです。 話をよく聞き、話し合って、どう子どもの夢を一緒に叶えるかという姿勢でいる限り、子どもは反抗のしようがありません。 子どもの反抗を怖がる以上に、親自身が子どもにどういう態度で接しているかを振り返りましょう。 その親の姿勢は、子どものために子どもに変わってどんなことでもするという姿勢ではありません。 子ども自身の道を切り開くのは子ども自身です。私たち親ができるのは、親としてのサポートでしかありません。 過剰にかかわりすぎることなく、寄り添い、子どもの要望に応えて必要な手を貸すよう見守りましょう。
子どもは「自分はだれか、何者か」と言う難解なテーマと取り組みますが、この時基準にしたり比較したりする相手は 周りにいる友人たちです。成績やクラブ活動での活躍も彼らが気にすることのひとつです。 この時期子どもは自信がぐらぐら揺れて、自己肯定感は危機にさらされます。こんな時、親はどう接すればいいのでしょうか。 基本的に親は、再度子どもの自己肯定感を育て直すようなおおらかな気持ちで接することが重要です。 親から離れていこうとする分、彼らは不安でいっぱいです。 親に反発し、親を否定したいと思いながらも、一方でその親から肯定されたいという気持ちもあります。 これまで以上に、彼らを積極的に肯定してください。 何がだめか、どうするべきかではなく、君の味方だ、君を守る、そのままの君を愛しているというメッセージが彼らを強くします。 そして、彼らの話を聞きましょう。
案ずるより産むがやすし。あなたの子どもです。親がドンと構えていれば子どものこころも落ち着きます。