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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

娘が太るのを気にして、きちんと食事をとりません。

中一ですが、最近自分の体形や見かけをとても気にして、太りすぎと思っているようです。 食べるように声を掛けますが、聞く耳を持ちません。ちょうど体ができる時期でもあり心配です。

親にできる食生活のサポートについて考えてみましょう

ご心配よくわかります。このころの子どもは成長が早く栄養を必要とします。ところがこの時期、規則的な食事を妨げる様々なことが起こります。 クラブ活動や塾通いで忙しくなるのもあるでしょう。また、友達付き合いが活発になる時期でもあり、その影響でファーストフードや炭酸飲料など、栄養バランスの優等生とは言えない食事をする機会も増えます。 また、この時期特有な、人目を気にするという傾向が強く表れることもあります。 「食べなさい」と言われても、親の指示には従えないという心の葛藤もあるでしょう。そこで親にできる食生活のサポートについて考えてみましょう。
できること①親子の会話
お母さんなら女子のよく見られたいという気持ちはわかるのではないでしょうか。お母さんもダイエットしたことがあるのではないでしょうか。その時の体験を話してみてはどうでしょう。 「お母さんもやせたいと思ってダイエットしたけど、すぐ風邪をひくようになって・・・」と失敗したことや、うまくいったことを話します。そしていい機会です、お母さんも一緒にダイエットしてみませんか。 「元気に楽しくキレイになる」など、スローガンを決めて、一緒に取り組んでみてください。この機会に体のこと、栄養のことを一緒に調べたり、週末には一緒に一週間分の作り置きを作ってもいいでしょう。
できること②メニュー作り
学校の給食のように、一週間のメニューを発表してはいかがでしょうか。子どもの好きなものを中心に、子どもの意見も取り入れてメニューを作ります。もちろん、お子さんが気にしていることを配慮し、 「野菜たっぷりの・・・」「カロリー低めの・・・」などとちょっとネーミングも工夫します。新しいメニューを開発してもいいですね。
できること③ペースメイキング
親はペースメーカーです。やるといったのに子どもが乗ってこない時があっても、親のペースを守りましょう。「あなたもやるって言ったじゃないの!」などと言わないように、気長に付き合います。 今回の悩みを、食べることを通してお子さんとのコミュニケーションを活発にする機会ととらえてみてください。
できること④プラスメッセージ
外見を気にするこの時期、親からのプラスメッセージは肯定的な影響が大きいもの。
「かわいいね」「髪につやがあるね」「肌がツルツル」などと、大げさにならないようにちょっとしたことを気に留めて、伝えてください。
悪気はありませんが、親って良くないことに目をつけがちです。お子さんに「あなたは素敵です」と伝えてください。