子育て苦しくてつらいです
中二の長男と小四長女の子育てをしています。長男のことで悩むことが多く、不安な毎日です。 勉強はそこそこでほとんどの時間ゲームをして過ごします。生活態度もよくなくて、声をかけても反応がなく対話にもなりません。 会社で子育てしている人と話しますが、この年ごろはそんなもんよと話になりません。 夫は気にしすぎるな、放っておけと言います。 どうやってみんなは子育てしているのか。苦しくてつらくて孤独です。
会社で話すその人も実は子育てで悩むことがあると思います。でも、その悩みに焦点を当てて考え始めるとつらくなるので、そんなもんよと自分を納得させているのかもしれません。
悩んでいる暇はないとか、悩んでいる時間は無駄、と言うのもよく聞きます。そういうものでもないと思います。
悩むというのは、きっともっといい方法がある、きっとより良い関係になれるはず、と思いながらもどうしていいかわからないから悩むのではないでしょうか。
悩みをより良い状態に向けての第一歩ととらえて考えてみましょう。
まずはお子さんのこと。思春期は子どもから大人になるさなぎの時期です。幼虫がさなぎになると、さなぎの中では大変身が起こっています。
羽化して成虫になるころには幼虫とは全く違う生き物になるのです。でも、さなぎの中で何が起こっているのかは私たちには見えません。
それが思春期の子どもの心です。実は子ども自身も自分の中で何が起こっているのかはよくわかってはいません。
ですから、「なんであなたは~~なの?」とか「なぜあなたは~~しないの?」と叱責されても、子どもも答えようがないのです。
では、放っておけばいいかというとそうでもありません。この時期子どもは不安定です。大変身しているのですから自分はこれからどうなるのだろうとか不安なことでいっぱいです。
私たち親は、その不安を受け止められる親でいたいものです。家庭を子どもが安心できる場にし、おいしいもので胃袋をつかみ、夢中になることがあれば応援します。
そして、ダメなことははっきりダメだと言いましょう。実はこれも大切なことです。まだ判断力が完全ではない子どもは、親に判断を頼っています。
ダメなことをダメだと言われて反発する子どもも、実は同時に安心もしています。言い方に工夫は必要ですね。
次にご自身のことです。子育て以外のあなたの日々は充実していますか?パートナーとの関係、仕事、ご自身の心の充実感。
子どもが思春期を迎えるころ、親も人生の節目を迎えています。親が自身の仕事や人生におけるビジョンをもって楽しんでいるとき、子育てにおいても落ち着いて向き合えるようです。
そこで最も身近で重要なパートナーとの関係性の向上を図ることを提案します。お二人で出かけてください。デートしてください。
映画を見たり食事をしたり。そして二人の今後を語り合うのです。どのように人生を楽しむかを語り合います。子どもを何とかしようとするより、まずご自分の日々を充実させること。
その姿はお子さんに驚くほどの肯定的な影響を及ぼします。まずは、子どもを幸せな自立に誘導するための土台作りです。早速取り掛かってみてください。
ハートフルコーチ養成講座
子どもの状態に不安があるときは、自身の充実と子どもへの働きかけをパラレルに進めていきます。
講座の中で個別に指導します。