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中1の息子の言葉に心が折れてしまいました

先日あるきっかけで、息子が友達とのラインに「ババァ、マジきもい」とか「うざい、謝れ」と私のことを言っているのを知り、怒りを通り越して、なんだかすごく息子が嫌いになってしまいました。息子は小5くらいまでは結構いい子でした。聞き分けがよく、素直で、息子に関して困ったり悩んだりしたことはありません。小6ぐらいから多少口答えするようになったのですが、まあそんなもんだと思っていました。 でも、ショックです。どう受け止めたらいいでしょうか。

子どもにとって、なくてはならない成長のひとつのプロセスです。

直接面と向かってクソババアと言われるならまだしも、陰に隠れていったことが他から入ってくるというのは嫌なものですね。 頑張って育ててきたのに、何でこんなこと言われなきゃいけないのと思ってしまいますね。 聞き分けのいい子だったから余計にお母さんのショックは大きいかもしれません。 どのように解釈して心を整えればいいかを考えましょう。

まず、お子さんはお母さんに面と向かってそういうことを言わないのですね。  この年頃になると言っても不思議はありません。このころ、子どもは親という壁を乗り越えて、自立の道を歩み始めます。 ですから、これまでと同じように、こまごま指示を出したり、口を出したりすると反抗的な態度をとります。 そこで親が気づけばそれでいいのですが、気づかず一層干渉してくると、ババアとかキモイとなるのです。

もし、面と向かってそういう言葉を使ったり、激しい反抗をしていないのなら、お母さん自身が意識してお子さんとの間に距離を置いて見守っているのではないでしょうか。 多少の口答えはそんなもんだと、冷静に見守っておられるのだと思われます。なのになぜ、、、ですよね。

この時期子どもは自立の道を歩み始めるとお伝えしました。親から離れて子どもはどこへ行くのか。友達です。友達と遊び、会話し、彼らとの一体感を体験しようとします。 この時期の子どもは「自分は誰か」を探しています。自分を探し、ある時期「自分はこんな人」を認識するようになります。 自分を探す方法のひとつとして、友達を通して情報を得ているのです。 自分が皆からどう思われているか、他の発言に自分はどう反応するのか、自分の感じ方は他の人たちとどう違うのかなど、友達との遊びや会話を通して自分を知ろうとします。 つまり子どもにとって友達は自分の鏡です。人との比較で自分の価値観や考え方、行動の仕方を気づいていきます。子どもにとって、なくてはならない成長のひとつのプロセスです。 ですから子どもは時には友達と同質であろうとします。普段お子さんが使わない言葉、例えばババァと言う言葉を、友達との間で使うのはそのせいです。 友達が使う言葉と同じ言葉を使うことによって、友達と同質でいられます。同質であることによって、付き合いを維持できます。

と同時に、お子さんは無意識のうちに、「クソババァか、、僕は言わないなぁ」などと学んでいるのです。 「干渉されたくないけど、お母さんが好きだから、その人にそんなこと言いたくないぁ」などと学んでいるのです。 このようなことを繰り返し、「自分はこんな人」を認識していくのです。ですから、汚い言葉や親に対しての侮辱的な言葉も、子どもが自分を学ぶ教材でしかないと理解しましょう。 お子さんを信じてください。過剰な干渉を避け、見守っているご自身のスタンスを信じてください。

時期が来れば本来の素直な人格として、ご両親が誇りに思えるお子さんに成長します。