携帯の使い方を見直してもらいたい
子どもが中学生になったので携帯を持たせたら、ひっきりなしにメールや通話をしています。 契約は定額制ですが、正規の使用料だと50万円を超える時間を通話やメールに費やしていて、注意してもよくなりません。 どうすれば自制してくれるでしょうか?
子どもに携帯電話を持つことを許す時点で、どのような取り決めをしていたのでしょうか。
ルールを設けてあるのであれば、ルールを破った時点でその罰則を行使することです。
ルールも決めず、携帯を持った嬉しさのあまり夢中になっている子どもに文句を言うというのは、家に屋根をかけずに、雨が降りこんでくると怒っているようなものです。
まず、屋根をかける必要があります。
それが子どもにとっての携帯電話使用のルールです。
今や子どもたちにとって、パソコンや携帯はあって当たり前の時代です。 ということは親にはそれとどう付き合うかを教える責任があります。 その付き合い方を教えないまま持たせるというのは、問題の中に子どもを放り込むようなものです。
特に中学生くらいの子どもは、家族との時間よりも友人との時間を大切にします。 携帯を持つことは、電話を通して四六時中友人たちと一緒にいるようなもので、そこから大変大きな影響を受けます。 その影響の中には当然、あまり好ましくないものもあるでしょう。 携帯を長時間することではなく、そこから受ける影響が問題なのです。
ルールを決めていなかった場合は、再度話し合いをしてはいかがでしょうか。
決め事もなく持たせた親が悪かったと、子どもに詫びてから、ルールを決めて使うよう話し合ってください。
子どもは抵抗するでしょう。
ですが、子どもを携帯使用の弊害から守るためなら、親は凛とした態度で子どもと対峙する必要があります。