勉強をしません
高校2年生になって成績が一気に下がり、勉強にやる気がみられません。 深夜までゲームや携帯をしていたので取り上げたら、会話がなくなり部屋にこもるようになってしまいました。 このままでは進学にも差支えそうで、心配です。
将来の話をしていますか?
親は子どもが勉強をしていると安心します。それなりの成績を取っていると安心です。 なので、他のことに夢中になって勉強がおろそかになると、「勉強しなさい」と子どもを急き立てます。 ところが親に言われたからと言って子どもが言われた通りに勉強することはありません。親は不安になり、ますます子どもを急き立てます。
お子さんとは将来の話をしていますか? 将来の夢ややりたいことやなりたいものなどについて話すことはありますか?
勉強する、受験する、大学に行く、というのはある意味、漠然とした抽象的な目標です。 進学という目標を持っていたとしても、大学に行くのが普通だから、皆が行くから、他にすることがないから、と進学をぼんやりと捉えている人もいるでしょう。 そんなとき、子どもは勉強をする気にはならないかもしれません。
どんな仕事をしたいの? 大学行って何するの? 将来どんなことしたい? どんな生き方ができればいい? どんな暮らしがしたい?
そんな会話をしてみませんか。
結論を出すための会話ではありません。また、その会話をしたから子どもがやる気になって勉強を始める、ということにはならないでしょう。 大切なことは、常に子どもと一緒に考えることです。 子どもにとっては自分の将来とそれを語れる親の存在が近くにあるということが、心のよりどころとなるはずです。