「お母さんに私の気持ちはわからない!」と言われショック
子どもが帰宅後ふさいだ様子だったので話を聞いていたら、「もういい。お母さんに私の気持ちはわからない!」と逆ギレされてしまいました。 どうしたらよいのかわかりません。
それは「わかってほしい」というサインです
そんなこと言われたらお母さんはショックですね。
でも実はこれはいいお知らせなのです。
「お母さんに私の気持ちはわからない!」と子どもが言うということは、子どもはお母さんに分かってもらいたいと思っているのです。
親に理解されることをあきらめている子どもは、それすら言いません。
きっとお母さんは、子どもの気持ちに共感できなかったのでしょうね。
気持ちをわかってもらいたかった子どもはだからそう叫びました。
思春期の子どもは親から離れて独自の考えを持ち、自分自身の決断をするようになります。
そして自分のやりたいことをしようとすれば、親の理解を得る必要があります。
だから子どもたちは「~してもいい?」とか「~へ行きたい」とか言ってきます。
あるいは、子どもがやったことに関して親が「なぜ~したの?」と質問する場面もあるでしょう。
そんな時に子どもが話す内容に親が共感できないと、子どもは「お母さんに私の気持ちはわからない!」と言うことになります。
どうしたらいいか。それは共感することです。
子どもが思っていること、感じていることに共感するのです。
それは同意することではありません。
子どもの考えに賛成することではないのです。
不賛成を伝える前に、子どもがそう感じていることを受け止めることが重要です。
頭ごなしに「ダメ!」といわれると会話にもなりませんが、「気持ちはわかるよ」と受け止めてもらえれば、話し合えるのです。