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急かさないよう子どものペースに合わせたらうまくいきません

4歳娘の件です。菅原さんの本をよみ、せかさないよう自分のペースを落とすようにしてみたのですが、そうすると寝る時間が遅くなってしまうか、お風呂まで終わらず寝てしまいます。どうしたらいいのかわかりません。

いろんなやり方を試してみましょう

『子どもの心のコーチング』を手に取られて、お子さんとの関わり方を変えてみようと試してみたのですね。実際にトライされていて素晴らしい!がんばっていらっしゃいますね。  さて、本を読んで知っているのとやってみるのは大違い。どうしてうまくいかないの?と、私も本と出会ったばかりの頃は悩みました。我が家の場合、「朝起きること」を自分ごととしてとらえ、自分で考えて行動して欲しいと思い、「朝起こさないこと」を始めてみました。数日試みても子どもは一向に起きません。業を煮やした夫が寝室の前でゴウゴウと掃除機を掛け始める始末。その様子に私がイライラし夫婦間も最悪!と、なかなか上手くいきませんでした。そこで、私は他のやり方で『自分ごとに責任を持つ事』を教えることにしました。学校の支度、部屋の掃除、お小遣いの管理など、彼が自分で考えて出来ることは任せて見守りました。すると、少しずつですが他の事も自主的に行動できる様になり、気がつくと朝も自分で起きれるようになっていました。お子さんをせかさないようにしようと思ったのはなぜですか?また、お子さんにどんなことを教えたいのでしょう。それともご自身が変わりたいと思っていらっしゃるのでしょうか。立ち止まって考えてみませんか。焦らなくても大丈夫。より良い関わり方が見つかるといいですね。

優先順位をつける

お子さんへの接し方を変える…挑戦ですね!それを軌道に乗せるには優先順位をつけるのも一つの方法だと思います。子ども達が幼かった頃、私は『ご飯を食べてお風呂に入って歯を磨いてぐっすり眠って、翌朝機嫌よく目覚めれば◎!』だと思っていました。その中でも睡眠が大事だと考えていたので「小さい子は夜の九時には眠っていないと大変なことになるよ!」と脅し(笑)、八時半にはお布団に入りゆっくりと本を読んで眠りにつくことを理想としていました。子どものペースに合わせ過ぎると遅々として進まなかったので、掛け時計の長針短針を見て時間を意識するように声かけをしました。また、せっかくの寝入りばなにお父さんが帰宅して大興奮して眠れない···など理想通りにいかないこともたびたびありましたが、柔軟に対応するように気をつけました。おもちゃが散らかっていても、取り入れた洗濯物がそのままでも気にし過ぎないようにも心がけました。あれもこれもと思わずに相談者さんが大事だと考えることを先ず優先させる。そしてお子さんの様子を見ながら無理し過ぎずにできるやり方を工夫してみてはいかがでしょうか。はじめは大変かもしれません。 でも、慣れてくればペースができてだんだんと時間にも心にも余裕がでてくるはずです、応援しています。

スケジュールを見直そう♪

本を読み、色々子育ての工夫も実践されている。とても勉強熱心でお子さんの事を考えて行動されている方だと感じました。夕方から寝るまでのバタバタ、あなただけではないですよ!お風呂まで辿り着けないとのことでしたが、そのスケジュールを少し見直して見ませんか?我が家では、お風呂→夕食→自由時間→明日の支度・残りの宿題というスケジュールで動いています。塾や習い事などで遅くなる日を除き、今でも子ども達は基本夕食前がお風呂の時間です。小さい時は公園遊びで汚れていたし、体操教室など身体を動かす習い事だと汗をかいているので、そちらの方が効率的でした。冬の湯冷めは多少気になりますが、食後結局お風呂に入れず寝てしまうより、ずっと良かったですよ。また、夕方お子さんと一緒にお風呂に入る場合、夕飯の下準備を朝かお昼に一緒にしておくと調理の時短にもなります。4歳だと数字にも興味がでてくる頃ですよね。時間感覚が身につきやすいということで、我が家のリビングはアナログ時計です。『長い針が6まできたらご飯を食べようね』とか、『9になったらお布団に行こう』など、数字を意識して伝えていました。せかすわけではないのですが、スケジュールの見える化(絵や写真など)をするとお子さんも動きやすくなるかもしれません。 ①スケジュールの見直し②スケジュールを見える化③時計の数字を意識させる。できそうなものからやってみてはいかがでしょうか?

本の通りでなくても大丈夫!

本を読んでいざ実践!と思ったら、なかなか書いてある通りに出来ない事、ありますよね。 急かさないように待っていると、やらないといけない事が終わらない…でも最低限やらなくてはいけない事はある…。私も同じような経験があります。どちらかと言うと私は何でも調べて、考えてから行動に移すタイプです。本や講座などで「何歳位までには○○が出来るように」などと知ってしまえば、たちまち不安になりました。待たなきゃいけない時に口や手を出してしまい何度も落ち込みました。そんな中、ある講座の帰りに講師の方と話す機会があり、思い切って「○○さん(講師)は、習った通りに子育て出来ましたか?」と尋ねた事があります。返事は「その通りに出来ない事なんかしょっちゅうだよ〜」と笑って仰いました。その時、とてもホッとしたのを今でも覚えています。不安を感じやすい私は、完璧に出来ていなくても大丈夫なんだと思い、安心しました。その後、エニアグラムを学んで自分も子どもも、生まれ持った気質がそれぞれだということも分かり、待ちかたも様々だと知りました。相談者さんも今は、本に書いてある事を心に刻み、少しずつ試していけば良いのではないでしょうか。今週は急かさず待てたから、来週はお風呂だけは終わらせられる声掛けを試してみよう、など。 子育てを通して学んだ多くの事は、自分育てにもつながっています。これからも頑張って下さい。

愛するためにできる工夫を考えよう

子どもをせかさないようにしよう!と、ご自身の行動を変えてみたのですね!お子さんとより素敵な時間が過ごせるように、応援しています!我が家は子どもが幼かったころ、寝るまでにやることをこれでもかと詰め込み過ぎていたようです。夕ご飯を食べたら、お風呂と歯磨きだけではなく、遊びのような幼児ドリルもやっていました。片付けも子ども自身で、できるようにならないといけないと思い毎晩やらせていました。鬼のような形相で子どもが寝るまでの時間を過ごしていました。当時の私にとって、子育ては「できる子を育てる」ことでした。でも、何か違う、、、、。そんな毎日を変えたいと思って、本を読んだり、講座に参加するようになりました。学んだ中で印象的だったことは、「親の一番の仕事は、子どもを愛すること。愛することを伝えられた子どもは、幸せな人生を歩んでいくことができる」でした。ついつい忙しい毎日を送っていると、怒ってしまうことが多くなってしまいますが、親の一番の仕事は「愛すること」だった!と再認識しました。今やっていることが本当に必要なことなのか、やり方を変えられないのか、もう一度考えてみました。我が家の場合は、もっと気楽に、時間のある時に、絵本を読んだり、絵をかいたり、字を書いたりすることができました。 片付けも、毎晩必ずしなくても、おもちゃを広げておける場所を作って、ここという時に余裕を持って一緒に片づけることができました。

まとめ

子どもが小さい頃は、晩ご飯の準備から寝かせつけるまでは、毎日の大仕事ですよね!ゆったり親子で過ごしたいと思いつつも、あっという間に寝かせたい時間は迫ってくる。そんな風に感じることも多いと思います。限られた時間をどんな風に過ごしたいのか、優先させたいことは何か、まずは明確にしてみるのはどうでしょうか。「急かさない」を目指すのではなく、「子どもと一緒に毎日のペースを作っていこう」と考えると気持ちが少し楽になるかもしれません。「時計の針が〇にきたら、お風呂に入ろうね」や、「お布団に入ろうね」など子ども自身にも意識できるような環境を作っていく。無理のないスケジュールが過ごせるように工夫してみるなど提案がありましたが、できることはまだまだあると思います。 何事も完璧にできなくでも大丈夫くらいに考えて、できることから少しずつトライしてみてくださいね!