主婦で子育てしている自分が情けなくつらい
仕事と子育てを両立している友人は、出産前と変わらず会うといつもキレイにしていて「子育ては楽しい!」とニコニコ。 私も同じくらいの幼稚園児の子どもがいますが、おしゃれして出掛けるところもないし、子育てが楽しいなんて思えない。 出産後も仕事をし、子どもと離れる時間があるとそんな風に思えるのかな?とうらやましく、退職して専業主婦になった自分が 情けなく思えてしまいつらいです。
キラキラを増やそう
相談者さんの周りには女子力の高い方がいらっしゃるのですね。私はフルタイム勤務ですが、最近は在宅勤務が増えて、さらに服装に気を遣わなくなりました(汗) さて、退職して専業主婦になったということですが、それまでのキャリアや人とのつながりを手放すのは、断腸の思いだったことでしょう。 男女平等というけれど、女性が結婚・出産とライフステージが変わる度に抱える不安やジレンマは、殿方には理解できないだろうなあと思ってしまいます。 私は、キラキラの働くママに見えるかもしれませんが、実際はキャリアを積み重ねているというよりは生活のために働いています。 職掌転換(いわゆる一般職→総合職)すれば、お給料は上がりますが、今以上の残業や転勤の可能性などがあり、それを考えると現状維持。 常に、子どもと一緒にいる時間が短いことに罪悪感があるのです。専業主婦のように家事育児が細やかにできていない自覚があります。 隣の芝生は青いと言いますが、来世ではシャム猫を抱いて優しく微笑む専業主婦になりたいです。手作りおやつも差し出せたら最高! 今感じている「自分が情けない」というお気持ち。いつも家族優先で、自分のことを後回しにしていたもう一人の自分が「自分のことも考えてみたら」と、語りかけているのかもしれません。 相談者さんの理想の生活はどんなものだったでしょうか。もし実現するとしたら、今できることは何でしょうか。働いていても働いていなくても、一日24時間みな平等に与えられています。 どうせ過ごすなら楽しい方がいい。少しずつでも充実した時間を積み重ねて、キラキラを増やしていきませんか☆お互いに頑張りましょう。
今だからこそできることをみつけてみませんか?
仕事を退職し子育てに専念していると、仕事と子育てを両立している友人を見て、まぶしく感じることってありますよね。私自身も仕事を辞めてから、相談者さんと同じように感じたことがあります。 そんなとき、私の場合は「今だからこそできることをしよう」と思いました。フルタイムで働いていた頃、家事は手抜きで子育ても必要最小限。 上の子ども達が幼稚園や小学校のときは、行事にちらっと参加するだけで、役員などを全然したことがなく、当時上の子ども達にしっかりかかわってやれなかった、という心残りがありました。 そこで、仕事を辞め、下の子ども達が幼稚園や小学校になってからは、学校の役員を引き受けるようにして、園や学校の様々な行事に参加するようになりました。 また、図書館や小学校での絵本の読み聞かせボランティアにも参加するようになったことで、子ども達の前で絵本を読む機会が増え、日々の生活にも変化とやりがいが出てきました。 どちらも、仕事をしていた頃にはできなかったことです。相談者さんも幼稚園の役員やボランティア、地域のサークルなど、興味のあることから少しずつ参加してみるのはいかがでしょうか。 自分の世界が広がりますし、いろいろな人との出会いもあります。今だからこそあなたができることはたくさんあると思いますよ。 自分がやりがいを持てる活動をすることで日々充実し、まわりのことも気にならなくなるのではないでしょうか。
見せているのは、いい部分
人は、他人に、ポジティブな部分を見せようとするものです。見栄をはることもありますし、ネガティブなことを言ってはいけない、という思いもあると思います。 働いているママも、みんながみんな、仕事と子育てをうまく両立できているわけではないと思います。私はできていません。 でも、会社の人に向かって「洗濯が間に合わなかったので、この三日、ずっと同じブラウスです!」なんて話はしません。 だから、誰もそれを知りません。ママ友といえども、なかなか、あけっぴろげな話はできません。 幼稚園のイベントで隣になった人に、世間話で「お仕事もされてると、大変ですよね」などと言われたら、お行儀よく微笑んで「いえ、なかなか、家のことも中途半端で…」と言うしかありません。 多分、その時の私をはたから見たら、キラキラしたワーキングマザーが謙遜しているように見えると思います。 ですから、人が他人に見せている部分だけを取り出して、自分の日常の全体像と比べるのは、アンフェアなことです。 人によって苦戦する部分は違うと思いますが、ニコニコしているだけの人はいません。 ただ、子どもから離れて過ごす時間を取ることは、「みんな苦戦してるんだな」ということを眺めるために、必要なことかもしれません。 パートをしていれば保育を受けられることもありますから、お住いのエリアの情報を調べて、検討してみてはどうでしょう。
幸せになれる選択
子育てと仕事を両立しながら、きれいでおしゃれなママ。素敵ですよね。お友達をいいなと思う気持ちよく分かります。私は15年ほどフルタイムで働きました。 当時は、働くお母さんになることが身近な夢でした。その職場は産休や育休に理解があり、子育て中の先輩や後輩もいたので、私もと思っていました。 しかし、不妊治療中に婦人科系の病気も見つかり、退職という道を選びました。奇跡的に子ども達を授かる事ができ、この選択に悔いはありません。 相談者さんの退職、専業主婦になることは自分で選んだものですか?もしそうなら、自分の選択を信じてみましょう。家事も育児も体力、忍耐力がいる尊いお仕事です。 24時間365日休みなし。ブラック企業ですよね。(笑) 子育てが楽しいなんて思えない位辛い時は、休んでくださいね。周りに頼ってくださいね。まずは自分の充電をしましょう。 最近の状況ではちょっと難しいかもしれませんが、たまには子どもと離れて出かけてもいいし、美味しいものを食べに行ったり、ご褒美など自分がニコニコご機嫌でいられる事をしてみてください。 私は子どもと向き合えないとき、母でも妻でもない自分だけの時間を積極的にとっています。でも基本は家族。子育ては期間限定だから、できるだけ今この時間を大切に過ごしています。 もし違うのなら、自分が幸せになれる選択をしませんか?今のご自身に合った働き方を探したり、資格に挑戦するのもいいと思います。また、ボランティア活動で社会と接点をもつのもおすすめです。 私も幼稚園、小学校の役員をやり、小学校の読み聞かせなどの活動をしています。やりがいもあり、活動を通してママ達のつながりができたり、子ども達の笑顔から元気をもらっていますよ。 大切にしたいことを考え選んでいくと、自分なりの幸せが見えてくるのではないでしょうか?
今、大切にしたいことは何ですか
一生懸命に長時間子どもと向き合っているからこそ疲れ果てる毎日。 そして、今の自分とは異なる生き方をしている友人が眩しいと感じる気持ち…乳幼児期の子育てをしたお母さんなら、多くの方が経験したことのある感情ではないでしょうか。 私の周りにも出産を機に専業主婦になった友人がいます。未婚であった当時の私は、その友人に質問したことがありました。実家も近く、働き続けられる環境なのに何故退職を決めたの?と。 彼女はきっぱりとこう言いました。「私は子どもの日々のどんな小さな成長も見逃したくないねん。だから、いつも子どもたちの傍にいたい。」と。 わが子を育てるってそんな気持ちになるものなのかなぁと、当時の私は思っていました。ところが、いざ自分が母親になると分かった時、私の選択はその友人とは違いました。 子育てを理由にキャリアを手放す、という選択肢が私の頭には浮かびませんでした。考えたのは、どうすればこのまま仕事を続けられるのか?です。 赤ちゃんのわが子を園へ預けて、仕事に向かう自分に全く罪悪感がなかったかと問われれば嘘になります。また、周囲からは、子どもは遅くまで預けられて可哀想ね…と言われたこともあります。 でも、私の場合もし仕事を続けていなければ、自分らしい子育てが出来なかったのではないかと今も思っています。子育てのスタイルは人それぞれです。 勿論、ご自身の意に反して今の生活スタイルを選択された場合もあるかも知れません。でも、子どもは日々成長しています。 今、子育て中心の生活がつらい、私らしくないのかも、と感じていても、同じ状況がずっと続くわけではありません。 5年先10年先の生活を想像してみて下さい。もし、ご自身で何かやりたい仕事や目標があるのでしたら、その為に今から準備できることは、何でしょう? ぜひ、先も見据えながらいま一度ご自身の今の気持ちと向き合ってみてください。
おしゃれして出掛けるところもないし、子育てが楽しいなんて思えない。そして、周りのママがやたらと眩しく見えてしまう…きっとそれは、今あなたが日々子育てに一生懸命取り組んでおられる証だと思います。 ぜひ、ご自身をほめてあげてください。そして、たまには自分にどうぞご褒美をあげて下さい。一人の時間をゆっくり過ごすのもよし、おしゃれしてお友だちとランチに出かけるもよし…です。 子どもが生まれてどのように子育てして行くのか、その選択は人それぞれです。その時々で人は考えベストと思える選択をして生きているのです。 何があったら、あるいはもう少しどうなれば今の生活が相談者さんにとってより充実したものになるでしょう?そして、そのためにあなたご自身ができそうなことを考えてみませんか。 ハートフルコーチたちの具体的な経験談がお役に立つと嬉しいです。 そしてこの先、もしお仕事に復帰されることがあったとしても、今悩んでいることも含め、子育ての日々の経験すべてがご自身の成長につながっていると思います。