寝起きの悪い4歳娘に、手を焼いています
朝目覚めた時に、母親がいないと大声で泣いて暴れます。 泣き始めたら、しばらく抱っこしてもなだめてもなかなか収まりません。 朝は、お弁当を作ったり、朝ごはんを作ったり、洗濯など、家事が忙しい時なので、こちらもイライラしてしまいます。 娘も私も気持ちよく朝をスタートさせる良い方法があったら教えてください。
安心できる目覚めを
何かと忙しい朝にグズられると本当に困ってしまいますよね。 出発の時間は迫ってくるし、こちらがイライラしていると何故か子どもは泣き止まないことが多いし…抱っこしたりなだめたりされているとのこと、忍耐強く娘さんに寄り添っておられるなぁと思います。 うちの場合、小学校を卒業する頃までは添い寝していました。 娘が保育園や小学校の頃、出勤前に弁当作りがある日は、娘より早く起き出しましたが、 私がいつもより早く起きると隣で寝ていた子どもも早めに目が覚めました。 そんな時は、私や家族のいるリビングに一緒にやってきてソファでごろんとしていました。 家族の存在を感じることのできる場所が安心でよかったのだと思います。 特に寝起きが悪いということはなかった娘ですが、赤ん坊のころ珍しく目が覚めた途端に大泣きが始まり、抱っこしてあやしてみてもなかなか泣き止まかった体験を思い出しました。 それは、当時祖父が入院していた病院でお昼寝から目が覚めた時のことでした。 目を覚ました瞬間、知らない場所で普段顔を見ない大人たちがいて、ベビーカーを押しているママの顔は見えないし、、、で、とにかくびっくりしてしまったのだと思います。 私たち大人だって旅先などで目が覚めた瞬間、「あれ?ここどこ?」って一瞬不安になることありませんか? 寝入る時にママが一緒なら起きた時にもそばにいるとか、、、目覚めた時子どもにとって「安心」な状況であることが、スムーズな目覚めにつながるのかなと思います。
母のぬくもりで娘さんの心をほぐしてみては
朝の気忙しい時に、なかなか泣き止んでくれないと、本当に困ってしまいますよね。 私の5歳の娘も、4歳の頃に同じようなことがあったので、お気持ち良くわかります。 我が家の場合、娘が機嫌良く起きられるよういろいろ試行錯誤する中で、効果があったことが2つありました。 1つ目は、私が早起きして家事を早めにすませ、娘が起きる前に私が娘の横に寝て、声をかけたり、なでたり、くすぐったりして少しずつ起こすようにしたこと。 2つ目は、娘が起きた時に私が着替えていると、「先に着替えちゃだめー!」とこれまた泣くので、パジャマにエプロンをつけて家事をすませ、娘の横に行く時は、パジャマになって、 あたかも今の今までずっと隣で寝ていたかのようにしたことです。 目を覚ます瞬間、そばにずっと母がいた、と感じられると安心するのでしょうね。 少しずつ、娘が機嫌良く起きられるようになりました。 娘が機嫌良く起きると、私も穏やかな気分で朝を過ごせて嬉しいし、朝、ベッドの中で娘といちゃいちゃ仲良くするのも幸せな気持ちになりました。 そして、今思い返すと、娘が朝泣いていたのは、幼稚園に入園してから半年ほどがピークでした。新しい環境のなか、不安や緊張がそういうところで出ていたのかもしれません。 今後、もし娘の様子が変わった時は、環境の変化や、幼稚園で何かあったのかな、と、娘の心の状態にも目を向けてみようと思います。
【睡眠と朝のお楽しみ】
うわー、朝から大泣き・・・ママが大好きなんですね。 寝起きの良し悪しは、本人はもちろん側にいる親にとっても、その日一日の気分を左右しますよね。 まずは、睡眠。ぐっすり寝てますか。(ママもね) 寝入りの90分は、一番深いノンレム睡眠。成長ホルモンが分泌され、横になることで脳ずい液が脳の疲れをとってくれるそうです。 身体も脳もメンテナンスされる大切な時間。この時間帯に深く眠れば、翌朝は良い目覚めになります。 子供が眠くてグズグズになる前に、食事・歯磨き・お風呂を済ませ、布団へ入れ、読み聞かせ等。この一連のお世話と家事を、翌朝の出勤までにどう組み合わせるか。私もこの時期に一番悩みました。 子供に合わせて、自分のペースを作り変えるのは本当にしんどいです。 家事を朝やるか、夜やるか。ご自身の体質(朝型か夜型か)と相談しながら、無理のない範囲でやっていきましょう。 そして、朝、楽しく起きる方法。うちはテケテケ星人が登場しました。 「お腹がすいたテケテケ星人♪子供のおへそがだいすき♪どーこにおへそがあるかしら、ここかしら、こっちかな、テケテケ・・・」と歌いながら人差し指と中指で歩きます。 (足元にいると蹴飛ばされるので真横に座ること)子どもたちはおへそを死守しつつ、くすぐったくて笑って起きてくれました。 そのうち、寝たふりをして待つようになりました。気忙しい朝、平和にスタートできますように。応援しています。
起床時間を合わせる工夫をしました
うちも寝起きにぐずった時期がありました。赤ちゃんの頃は寝起きが良かったのですが、物心ついたころからです。 息子が2歳半の頃、母親の私が仕事などで家を空けるようになり、夜一緒に寝ないことが週に何度かありました。 その頃から、朝起きたときに一人だとぐずるようになりました。お母さんから離れて寝たときの心細い感じが、寝室に残っていたのかもしれません。 最初は私だけ先に起きて、子どもが起きる前に布団に戻ろうとしましたが、目ざとく気づいて泣きながら追いかけてくるので、我が家ではこの方法はダメでした。 結局、息子と同じ時間に起きることにして、そのための工夫をしました。 前の晩にお弁当はあと詰めるだけの状態、お米もタイマーでセットしておいて、7時に親子で一緒に起きます。起きたら、子どもは身支度、そのすきに親が朝ご飯を用意、一緒に朝ご飯を食べます。 親は先に食べ終えて、その横でお弁当を詰めたり、化粧をしたりします。子どもが食べ終えたら一緒に歯磨きをして出発です。 朝の支度を最大限に短縮するため、お弁当には凍ったまま入れられる冷凍食品を活用しました。朝以外でも、荷物や服の準備を前日に済ませたり、美容師さんにセットが楽な髪形を相談したりしました。 5歳になる頃には、寝起きにぐずることはなくなりました。早朝に私がトイレに起きるのに気づいても、布団の中でうとうとまどろんでいるのを見て、ああ、もう平気なんだな、と思ったのをよく覚えています。
後のお楽しみを用意する
忙しい朝の寝起きのぐずり、毎日のように大声で泣かれてしまうと、こちらも泣きたくなりますよね。 我が家の場合はお風呂に入る前にぐずる機会が多く、子供達のぐずり対策として、「後のお楽しみを用意する」というのをやっていました。 浴室で遊べるおもちゃや、生協のドライアイスなど、子どもが楽しめるものを準備したり、お風呂から出た後大好きなDVDを1つ見る、好きなデザートを出すなど、子どもがその時好きなもの、 興味があるものを随時取り替えてやっていましたね。 ささいなことなのですが、親子でイライラする機会がずいぶん減ったように思えます。 お子さんの好きなものは何ですか?今何に興味をもっていますか?お子さんにとってわくわくする楽しいことは何でしょう? 例えば、寝ているお子さんのすぐ近くに好きなものを置いておく。起きたら、お気に入りのおもちゃで遊ぶ時間をつくる、大好きな絵本を読む、好きなテレビ番組を1本だけ見られるなど。 寝る前に起きることにわくわくするような仕掛けを用意するのも面白いかもしれません。 毎日がサンタクロースの気分ですね。まずは、お子さんに合いそうな方法から試してみてはいかがでしょう? お子さんが起きてから楽しくひとりで過ごすことができれば、お弁当や家事もはかどりますものね。お子さんもママもご機嫌な朝、ご自身のペースで家事も進められるよう応援しています♪
朝の寝起きに強い、弱いは子どものみならず大人になっても人それぞれです。 ハートフルコーチたちも、それぞれの家庭事情や生活リズム、子どもの嗜好、タイプの違いで様々なアイデアや工夫を見出して、幼児期のぐずりを乗り切っていますね。 相談者さんも、生活のリズムを考慮し、お子さんの様子をよく観察しながら、わが家流の対応策を見つけてみてください。 一方、小学生になって寝起きに母親の姿が見えないからといって大泣きするという話しはあまり聞いたことがありません。 もしかすると娘さんも来月にはもうひとりで起きて来られるかもしれません。 そんな子どもの成長を楽しみにしていきましょう。