祖父母から子育てに関する口出しが多く困っています
3歳になる女の子の子育て中です。
初めての子どもで、主人の両親にとっても初孫だと言うこともあり、何かと気に掛けてくれるのですが口出しが多く困ります。
食べさせているお菓子やどんな服装をさせているのか?のチェックに加え、保育園や幼稚園はどうするつもりなのか?といった
しつけや教育に関することまで細かく「これは良くないとか良いらしい・・・」といった噂話レベルの情報をあれこれと提供して来ます。
こちらも子育ての先輩である両親の意見を無視することができず気を遣い困っています。
よい対処方法はないでしょうか?
子育て情報の一つとして受け取る
初孫でしかも3歳の女の子となれば、おじいちゃん・おばあちゃんも孫可愛さのあまり、気になっての手出し口だしになってしまうのでしょうね。
また“子育ての先輩である両親の意見を無視することができず…”という文面からは、相談者さんの親御さんの気持ちを尊重しようとされている
優しい人人柄が伝わってきました。
初めてのお子さんということで、子育てに迷ったり不安になることもきっと多いと思います。
そんな時に周囲からあれやこれやと言われると、かえって混乱してしまう気持ちよく分かります。
私の場合、親や友人の先輩ママからのアドバイスに関しては、"なるほど!それ、良いかも。"と思ったことは参考にしつつ、
それらも現代のあふれる子育て情報の一つとして受け取るよう心がけて来たように思います。
今回のお悩みは、ご主人とともに自分たちなりの子育て軸を考えるよい機会ではないでしょうか。
ご両親の心くばりに感謝しつつ、自分たちの子育ては自分たちのものということを、必要であればご主人からそれとなくご両親に伝えていただく、
というのも一つの方法かも知れません。
はっきり言いました
惜しみない愛情を注いでくれる祖父母の存在は、子どもにとってかけがえのないものだと思いますが、もし子どもの前で口を出しているとなると、
子どもの親への信頼を危うくしてしまう可能性もあると思います。
どうか適切な距離を保ち、失敗も含めて親を温かく見守って下さいと祖父母の方にはお願いをしたいです。
というのも、我が家の場合は、子どもたちが不登校になった時に、母親には任せておけないとばかりに祖父母の口出しが始まり、
とてもつらい思いをしました。祖父母も心配してくれてのことだったとは思います。
でも、親の私が子どもに対してやっていることを、子どもの前で否定してほしくなかったです。
さすがに限度を超えていると思ったので、子どものことは、私が一番考えてやっている。口出しはしないでほしいと、はっきり祖父母に言いました。
夫も味方になってくれました。
私のやり方は不器用だったかもしれません。でも、それ以来、余計な干渉がなくなり、私は子どもの対応に集中することができてよかったと思っています。
最強の味方にもなるかも
自分たちなりの考え方があるのに、それを乱されたり、方針まで口出しされると嫌だし、困ってしまいますよね。でも、関係は悪くしたくない。
悩むところですね。
主人の両親はあまり口出しすべきでないと配慮してくれたので今でも感謝していますが、祖父母の存在のありがたさを子どもが思春期になって
感じたことがあります。
息子が反抗期で私がとても悩んでいた頃の事です。
たぶんやさしい姑が見ても態度も状態もひどくて、彼自身どうせ俺なんてと自己肯定感もひどく落ちていました。
私はハートフルコミュニケーションを学ぶ前で、息子を叱ったり責めてばかりいましたが、そんな酷い時でも祖父母だけは説教も詮索もせず、
小さい時と変わらず「可愛い孫」「ええ子や」「来てくれてありがとな」と彼の存在自体を受け止めてくれました。
否定されない場所があったことは当時の彼には救いだったかもしれないと思っています。
気持ちのままに口出しされるのは嫌ですね。けれども、祖父母は敵ではありません。可愛いからこその余計な口出し。
見方によっては最強の味方ですよね。心から可愛いと思ってくれるありがたい存在でもあると思います。
よく考えれば譲れるところも結構ある。どこまでなら、「ま、いいか」と思えるのか。
そこをはっきりさせて、譲れるところはゆずり、方針など大切な部分は譲らない。大丈夫、子どもたちは自分の親をしっかりと見ているようです。
問いかけることで子育ての軸を共通にしました
自分たちだって子どものために一生懸命やっているのに、あれこれ言われると苦しくなりますよね。
義両親だって孫が可愛くて口を出すのだと思ってみても、心のもやもやはなかなか晴れるものではありません。
そこで私は、「この子がどんな大人になったら良いと思いますか?」と義両親に問いかけてみました。
すると、「思いやりがあって、誠実で、きちんと自分の力で生きていけるように」と、祖父母としての願いも、私たち夫婦とかけ離れたものでは
ないことが分かりました。
そこで、「子どもが将来自立するために、今からこんな事を身につけて欲しいと思っている」という私たちの目指す子育てについてもじっくり話しました。
義両親からしてみると、若い私たちの子育てが頼りなく見えていたのでしょうが、きちんと話をすることで、
「そこまでちゃんと考えていたのね」と私たちを信頼し認めてくれるようになりました。
時には祖父母から孫への盲目の愛がでてくることもありますが、子育ての軸が共通認識になっているので、普段は安心して義両親のやり方で
かかわってもらっています。
目指すところから大きく外れそうな時には、改めて問いかけをして皆で軸を再確認しますが、目的がはっきりしているので気分を害されることなく
納得してもらえています。
たんたんと自分のやり方で
子どもが出来たらこんなふうに育てたい。
それぞれに理想や思いがあるのに、あれこれ細かいことや方針の根幹にかかわることまで言われると悪気がなくても辛いですよね。
両親と同居している妹がそれで困っていました。
やっとできた初孫に母は夢中。
1年の育児休暇を終え、仕事に戻った妹に代わり保育園のお迎えから帰宅後の世話、病気時の通院など、仕事をバリバリやりたい妹には
ありがたかったみたいなのですが、実の娘です、遠慮も配慮もなく張り切って手出し口出し、やりたい放題でした。
妹の理想は自然派。
おやつは決まった時間に少しだけ。できれば手作り。服は天然素材で着心地重視、華美でないもの。自主性を重んじてできるだけ自分で決めてやらせる。
そんなこんなも母の好みにすべて塗り替えられ、仕事の帰りが遅いことまで妹はよく一方的に責められていました。
それでも、文句も言わず全く言い返しもしない妹に、「どうして何も言わないの?」と聞くと、
「本当に助かっているからねえ。それに本当に可愛がってくれてるわけだから」と。
妹はもともと無口で気持ちを外に出さないタイプ。
でも最強に頑固。母のやり方に文句は唱えず、けれども、自分が子どもと接する時は自分のやり方でやっていたようでした。
3人目が出来てしばらくすると、母も大変になりすぎて張り切りすぎるのはやめたようでした(笑)
大人になった甥っ子姪っ子は妹の育て方がしっかり伝わっているように見えます。
うまく立ち回るでも、戦うでもなく、ただ、うんうんと聞き流しながら大切なところは自分のやり方を貫く、今思えば、
無口で頑固な妹らしいやり方だったんだなあと今は感じます。
こんなやり方もあるようです。
見守ってくれる応援団として、心強い存在になるといいですね
我が家の場合、どちらの両親も遠くにいたため、手も口も出てはきませんでした。
転勤族で、夫は出張が多く不在がちだったため、子育てとは何と孤独なものかと思っていました。
ないものねだりかもしれませんが、そんな私から見ると、相談者さんにとって、ご両親はとても心強い存在にもなり得るのではないかなぁと思いました。
「自分達夫婦も初めての子育てだから、いろいろな考え方を知って、そこから自分達なりの子育ての軸を探っていきたい。
その考え方のひとつの選択肢として両親の意見も聞かせてもらうが、最終的に決めるのは自分達夫婦。」と考えると、
ご両親の意見通りに行動しないこと=ご両親の意見を無視していること にはならない様に思います。
ご両親にも自分たちの考え方を理解していただけるなら、ご両親にとっても初孫、相談者さんにとっても初めての子育て、よりオープンマインドに
お互いの考えも話しやすいかと思います。
娘さんの子育てについて、親世代の視点や自分たちとは違う考えを聞けるのも、自分たち以外に見守ってくれる人がいるからこその経験かなと思います。
娘さんのあたたかい応援団として、そして相談者さんにとっても心強い存在として、娘さんの誕生で始まったご両親との新たな関係がすてきな関係に
なりますように!
娘さんが、質問者さんご夫婦からも、おじいちゃんおばあちゃんからも、たくさんの愛情を受け取っているということが とても素敵なことだと思います。 それをきちんと認めた上で、自分たちの子育てをどうしたいのか、おじいちゃんおばあちゃんにはどう関わって欲しいのか、まずは、 ご夫婦でしっかり話し合ってみてはいかがでしょうか。