子どもが急に情緒不安定になる
4歳の男の子です。
数カ月に一度なのですが、急に情緒不安定になる事があります。
クレヨンが落ちたと言って泣き、壁に見覚えのない写真があると言って泣きます。
靴が小さくなる時期と重なっているので、成長に伴う何かではないか?と考えていますが、生理的なものだとわかっていても、どうしても親の方がイライラしてしまいます。
親も子も何とかならないものでしょうか。
気が緩むものを取り入れました。
お子さんの様子と成長を結びつけられるなんて、洞察力が高いなぁと感じました!
そういえば、小5の娘も最近は些細な事で怒る。泣く。まるで様子が似ています。幼児期の第1次反抗期、思春期の第2次反抗期の特徴なのかもしれませんね。
子どもとは、このような経験を繰り返し大人になるのだなと、寛大な気持ちになりました。
成長によるホルモンの影響で仕方ないと思いつつも、正面から向き合い、バトルになる事もしばしば。イライラした時は、笑いに変えるに限ります!
娘が小さい時は、くすぐったり、ふざけたりしていましたが、年齢に関わらず効果的なのは、ゆるキャラです。
最近では、かわいいキャラクターのクッションを使い、声音を変えて「ぼく、しろくま。○○ちゃん、どうしたの?
さ、寒い(震えながら)、ぼく、しろくまなのに…」とセリフを入れていると、私のイライラも収まり、娘は怒り泣き笑いになります。
単純だけど効果が高い。ポイントは、高い声音と、抱っこ出来る大きさでふわふわしているという事。
そして、気の抜けた第3者が入る事で空気が変わるようです。娘の表情が緩んだところで、私はサッとその場を離れると自分のペースに戻れます。
母のイライラがMaxになってしまった時は、声音を変えて…なんてやってられませんね。だから、日頃から、家族の気持ちが緩むものを取り入れて、その場の空気を変える工夫は大切だと感じます。
相談、共有することで解決のヒントがみえるかも
ご相談を読んで、姪が幼稚園の頃の事を思い出しました。
さっきまで機嫌よく遊んでいたと思うと急に泣き出したり、話しかけても反応しなくなったり、義妹は困惑していました。
当時の事を義妹に聞いてみました。彼女は(この子、どこか悪いんじゃないか?)と心配して会社の同僚や幼稚園の先生、小児科の看護師さんなどいろいろな人に相談したそうです。
市役所の保健師さんに相談した時、同じようなことで悩んでいるママが結構多いと聞いたとのこと。
さらに保健師さんは、姪が遊んでいる様子を観察しながら「心配ない。4、5歳頃は空想の世界から離れて現実世界を見始める時期なので急に感情表現が不安定になる子が多いんですよ。」と言ってくれたそうです。
それを聞いて彼女は安心し、姪が不安定になっても慌てず、いつも以上に姪をぎゅ~っとハグしてあげるゆとりが生まれたそう。
姪もママにぎゅ~っとしてほしくて、見え見えの演技するようになったとか、笑いながら話してくれました。
そういえば、私も情緒不安定になることあるなぁ。いつもと同じ景色を見ていても、キュンとしたり、悲しくなったり、イライラしたり、その時の心の在りようで見える景色も違うものです。
大人は自分の感情や欲望をコントロールできますが、ストレートに表現できるのは子どもの特権。
最後に…ママもイライラを発散しましょう。私のイライラ解消法はひとり焼肉です。
どうにもならないことは、あきらめて受け入れる。
うちにもそういう時期がありました。なんとか機嫌を直してもらおうと思い、最初は話を聞こうとしましたが、本人も心の中で起きていることを全く言葉にできず、考えるのも辛いようでした。
話さないというより、自分のどこで何が起きているか分からないらしいのです。やがて私も、こういう時の言葉のやり取りは無意味だと理解しました。
泣き始めたら、ただ座っている私の膝をポンポンと叩いて、できるだけ穏やかな声音で「おいで」と言うだけにしました。すると本人も、そっとやってきて静かに泣くようになりました。
ひとしきり泣くと気持ちは落ち着くらしいのですが、そこからどう機嫌を直していいかが分からないようです。機嫌を直すきっかけにと、おやつをストックしておくようにしました。
5分でも10分でも泣かせ、下火になるのを見計らい、「アイスがあるから、お父さんと3人で分けて食べよう」と声をかけると、「うん」と答えてくれました。
今思い返すと、家族で分けて食べられるものを選んでいた気がします。
言葉で伝えられなくても、分け合えるよということを、私が感じたかったのかもしれません。
あの時期の涙が何だったのか、今でもよく分かりません。言葉にして説明できないような、本人や親の努力ではどうにもならないような苦しさが、子どもなりにあるのだろうと思います。
どうにかできると思ってしまうと、余計大変かもしれません。諦めて受け入れるのが、その時できるベストでした。
同志の存在が支えになります
私も、娘が3・4歳の頃に、急に不機嫌になって、なだめても声をかけても抱きしめようとしても受け付けようとせず、泣きわめかれていた時期がありました。
「足が痛い!」と泣くので、さすっていると、「今度はこっち!」と、場所がどんどん変わっていきます。
ぐっと身長が伸びた時期でもあったので、小児科で相談しても、異常はなく「成長痛ですかね!?様子を見て、あまりに痛がるようならまた診せてください。」
と言われてよくわからず…。
そんな折、同じ年頃の子のママ友から、
「最近、うちの子、ちょっとのことで機嫌をこじらせて大変なんよね。」という話を聞きました。
他のママとも話したら、「そうそう、うちもよ!」という人が何人もいたのです。
こじらせ方は、個性があるようですが、(みんな多かれ少なかれ、そういうことがあるんだな)と思うと、悩んでいるのは私だけじゃない、みんな頑張ってるんだ、
と同志の存在に励まされ、肩の力が抜けました。
それからは、「今日はこんなことでこじらせてね、」「大変だったね。」
と、ママ友同士で報告会(!?)をしながら、お互いの健闘をねぎらいつつ、「こうしたら機嫌良くなったよ。」というような情報交換もして乗り切りました。
今まさに同じような子育ての悩みを感じ、心から共感できる仲間同士で、感じていることや困っていることを、そのまま話せる場があるだけでも、ずいぶんと心が軽くなったような気がします。
泣きやまなくても、いいのです
なにをやっても、ただ泣きじゃくる子どもを前になすすべもないこと、ありますよね。
まだ言葉を自由に操れない年齢の子ほど、癇癪を起こしやすいのかもしれません。
しかしながら、それほど泣くには、きっと子どもなりの理由があります。大人にとっては吹けば飛ぶようなことでも、子どもにとっては、泣きたくなることもあるのでしょう。
無理に泣き止ませようとすると、子どもは気持ちを理解されない悔しさで、ますます泣きたくなります。泣き声音量Max!ママの気持ちもイライラMax目前です。
そんな時は、泣き顔もイヤイヤも、まるごと!ど~んと、子どものありのままの姿を、そのままそっくり受け止めてみませんか。「泣きたいんだね。」と優しく言葉をかけながら。
この時大切なことは、子どもの気持ちに寄り添うこと。あせらず、膝に抱っこして背中をさすりながらよしよし・・・と。
ですがこれあまりが続くと、親も(もう!いや~~~~!)となってしまうかもしれません。その気持ちもわかります。
私の友人は、ある時「ママも泣きたくなっちゃった~~!」と思わず泣いてしまったそうです。
すると、泣きじゃくっていた4歳の息子が「ママ、泣かないの、ね。」と背中をよしよし…と、さすってくれたとか。大好きなママの気持ちに寄り添ってくれたのですね。
子どもも人間。ロボットではありません。どんな時もあります。ママもしかり。親子で気持ちに寄り添いながら暮らしていけたら素敵ですね。
泣きたくなる子どもには、だまって胸を貸してあげて下さい。言葉はいりません。 ただよしよし…と、落ち着くまで抱っこしてあげましょう。 ですが、あまり続くようでしたら、相談できる所で話を聴いてもらいましょう。子育ては親だけで出来るものではありません。 友人、親、近所の人、地域の人達。 あなたの子育てを助けてくれる人の手が集まる居場所をふやすことも、子育てを楽しむコツです。 イライラ話も、人に話すことで笑い話に変わるかもしれません。