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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

夫婦協力してしつけがしたいのですが、うまくいきません

夫は、気分次第に勝手な行動を繰り返し、まわりを振り回します。 それを5歳の娘が真似しているように感じ、時には父親をなめた態度も感じます。
私は、子どもの前で夫にきつく意見するなど親の喧嘩は見せないで育てたいので、それを夫にどう伝え理解してもらったらいいのか 悩みます。 私は夫婦で共に子どもに向き合いしつけをしていきたいのです。 実家も遠方で頼れず、一人でしつけをしている現状がきつくて深刻に悩んでいます。
このような状態ですが、どういうことに気をつけていけば、ちゃんと二人でしつけが出来るでしょうか?

理想のやり取りを見せてみる

ご質問を見て胸が苦しくなる思いです。 子育ては、子どもと長い時間を過ごしているほうの親(多くはお母さん!)の負担が大きくなりがちですよね。 本当にお疲れ様です。
いろいろな面でお父さんが手本になってくれるといいのですが、「もっと手伝って」というような漠然とした指示を出しても、 お母さんの意図は伝わりません。 このさい、とことん具体的な1回限りの指示を出してみるといいかもしれません。
10分ぐらいで全行程の終わる『理想的な両親のやり取り』を考えます。 たとえば日曜なら「私が夕飯前に、あなたに机の片付けを、あの子にはおもちゃの片づけをお願いします。 子どもの手本になるように、声を掛けたらすぐ引き受けて、始めてください。 終わったら私が『ありがとう』と言うので、『どういたしまして』と優しく答えてください」という感じです。 お父さんに状況を判断させるのではなく、段取りを決めてしまうのがポイントです。 子どもにとっては手本になりますし、親にとっては、自分たちが手本であるという意識を持つきっかけになります。 子どもも、丁寧にお互いを扱う両親に一目置くようになるでしょう。 また、お母さんの価値観をお父さんに伝えることもできます。
上手くやってくれたら、後でこっそり感謝を伝えます。しばらくしてから「この間、あの子がちゃんとありがとうって言ったの。 あなたのおかげ」などと影響をフィードバックすれば、また協力してくれるでしょう。

パパのいいところを見つけてみませんか?

投稿を読んで、自分の経験と重ねていました。
うちのパパは下の子が産まれるちょっと前に単身赴任生活が始まり、金曜日の夜帰宅して日曜日の夜、勤務地に向かう生活を 3年していました。パパは帰宅すると子どもたちを甘やかし放題。私は子育てをパパに邪魔されている気がしてイライラしていました。 そして、私が不満をパパにぶつけるとパパも反発して家の中が嫌な雰囲気になるという悪循環。 そこで、土日にパパが子どもたちを甘やかそうがちょっかいを出して泣かそうが多少の事は見て見ぬふりを実践しました。 そしたら、週2日しか子どもたちと触れ合えないパパの気持ちに共感できる心のゆとりが出てきて 「パパ流の子どもとの関わり方もなかなか上手じゃん。」と新たな発見がありました。 心にゆとりがあれば、人の良い面に気づけるようです。
私から提案です。
パパのいいところはどんなところですか?ゆっくり時間をかけてでもいいのでパパのいいところを考えてみてください。 そしてそれをあなた自身にも伝えてみてください。
もう一つ、あなたの素直な気持ちをパパに伝えましょう。LINEやSMSなどを利用すると素直に伝えられたりするものです。 私も喧嘩の後の仲直りは決まってLINEです。 ひとりで悩まずにアイデアボックスに投稿して頂きありがとうございました。

子どもはお母さんが大好きだからこそ、同じことをします

メールを読ませて頂き、子どものことを考え、一生懸命子育てされている姿が浮かびました。 そして、私自身の子どもの頃を思い出しました。
私の母は、仕事で忙しく家のことをほとんどしない父に代わり、家事育児、家の仕事を一生懸命していました。 母は精神的にもギリギリだったのか、私によく父の愚痴を言っていました。 私は愚痴を聞く度に父に腹が立ち、父を見下し、嫌っていました。
母を守りたい気持ちもあり、両親がけんかをしていると、母と一緒になって父をなめたような態度を取り、父が時々怒りを爆発させていたのを思いだします。 私が大人になり、父のことも少しは理解できるようになって、自分の子ども達には同じような思いをさせたくない、と思うようになりました。 主人に対して思うことがあっても、子ども達に対して絶対に主人の愚痴は言わないようにしています。 そして、話し合いたいのに時間が取れない時はメールなどでやり取りをするようにしています。
子どもは、本当にお母さんのことが大好きです。お母さんが困っている時は助けたいし、お母さんと同じようにします。お父さんに対しての態度が気になるようでしたら、お子さんにお父さんの愚痴を言ったりしていないか、ちょっと振り返ってみませんか。両親のけんかは、子どもにとって本当に辛く悲しいものです。
私自身、夫とお互いを尊重しながら話し合っている姿を子どもに見せられる親でありたいな、と思っています。

みんな(村)で子育てを

  ちゃんと二人でしつけたい。お子さんを大切に思うからこそ、真剣に子育てされているお気持ちが伝わってきます。 夫婦だけで子育てしていて、夫と息が合わない時は辛いですよね。 私も夫とのコミュニケーションが上手くいかない時期がありました。 息苦しさを感じる中で、ふと「娘が親になった時、同じような子育てをさせたいか?」と自分に問いました。 応えはNo。「娘には夫と協力して、感謝して子育てしてほしい!」と思いました。それには、親がその姿を見本として見せること。 それこそがしつけだと気づきました。
子育てには、村が一つ必要だと聞いた事があります。 たくさんの人との関わりの中で、子は育つという事ですが、親もその中で育つのだそうです。
私は理想を描きました。近所のママ友とは気さくな会話を楽しみ助け合う。 両親には電話で孫への愛情を頂き、時には愚痴を聞いてもらう。夫とは子育てしていく同志として相談しあう。 そんな風に、地元を離れても、みんな(村)でする子育てを目指しています。 普段言いづらい事も話したハートフルコーチ養成講座の仲間とは、より深い会話が出来、子育てに関する知的好奇心が満たされています。 周りに助けられながら感謝して生きる背中は、どんな言葉より、しつけとしてメッセージが強いのではないでしょうか。 どういう事に気をつけていけば、2人でしつけ出来るのか?答えは自分の中にあります。何から手をつけたいですか?

肩の力を少し抜いてみませんか?

ちゃんとしつけたい。しつけなきゃ!と思うと責任感で押しつぶされそうになりますよね。 しつけは夫婦で協力するべき、朝は早く起きるべき、ごはんは座って食べるべき、お片付けは…。 子育ては、言い出したらきりがないほど『べき』にしばられがちです。あなたは、どんな『べき』を握りしめていますか? 私が自宅で開く地域のお茶の間には、2カ月の赤ちゃんから82歳のおばあちゃんまで様々な人が集います。
テーブルの上には持ち寄ったお菓子が並び、幼児が親の知らぬ間にチョコデビューをしちゃったり、 おやつをもぐもぐ食べ続ける子がいたりと、時として親が(あちゃ~)と頭をかかえてしまう事が起こります。そんな時は、 皆で「ま、いっか!そんな時もあるよね。」と、我関せずでご機嫌な子ども達の様子を見ながら大笑いです。
 少し肩の力を抜いてみませんか?
手放せそうな『べき』はありませんか?日常の中での気分転換も有効です。私は子育て中、自分だけのおやつを用意したり、 子どもが寝た後で見る為のDVDを借りたり、それを心の支えに!?頑張れるようなちょっとしたご褒美を用意しながら自分の機嫌を 取りました。
まずは深呼吸。頑張っている自分にひとつご褒美をあげましょう。目の前の景色が少し変わって見えるかもしれません。 少しホッとしたら、できる事からひとつづつスモールステップで進みましょ!

親のあり方を子どもに見せること

 子育てをサポートしてくれるのは、親だけではありません。 馴染みのお店のおばちゃんに「大きくなったね。」と声をかけられるだけでも、心が軽くなることもあります。 地域や子育てサークルなどに出掛け子育てサポーターを探しましょう。 あなたが活き活きと過ごすことでお子さんもますますママが好きになります。 楽しそうに過ごすあなたとお子さんの様子を見たら、ご主人も一緒に過ごしたくなるはず。 しつけは教えることではありません、親のあり方を子どもに見せること。 ご夫婦仲良く過ごす日常を見るだけで子どもは安心し穏やかに育ちます。