トイレトレーニングがうまくいかず、イライラします
もうすぐ1歳8ヶ月の娘がいます。少しずつトイレトレーニングを始めていますが、どうやればうまくいくのか、分からず、 失敗ばかりでイライラします。
友達の中には、2歳を前にオムツがはずれているお子さんもいて焦ります。
先輩ママは、「入園すれば、園でやってくれるから、心配ないよ」と言いますがそれで良いのでしょうか?
まずは家庭から
子育ては予定通りに行かないことが多くて、イライラしますよね。 2歳前でオムツがはずれるのは、一般的には早いほうかもしれませんね。 幼稚園の年少(3歳~4歳)ではずれる子もいますから、ご家庭や子どもによって、違います。
また、保育園に通っていると、年上の子や友だちの影響もあって、子ども自身のやる気が起きやすく、ベテランの先生の指導もあり、 スムーズだということもあるかもしれません。 でも、保育士の友人の話によると、家庭で始める前に園で始めることはしないということを聞きました。 やはり、家庭が一番なのですよね。
私は、母親が子どもの排尿の間隔を知ること、子どもにおまるやトイレに興味を持ってもらうこと、トイレに慣れる事が大事だと 思っていました。 我が家では、リビングにおまるをおいて、座ってもらうことから始めました。 とてもうれしそうに、おまるに座って、何度も行ったりきたりしている様子が、今も思い出されます。 排尿の間隔がわかり、おしっこが出るときの様子などがわかれば、あとは声をかけ、トイレでおしっこが出たときに、 喜んでいるお母さんの顔を見て、子どもはそれが自分の喜びになっていくのだと思いました。 そして、意外にタイミングが良いと、あっという間にできることもありますよ。
どうぞ、お子さんの様子を見て、楽しんでやっていってください。
子どもの成長に合わせて
私も周りの同じ月齢の子どもを持つ友だちから「トイレトレーニング始めたよ」と聞くと、急に焦り「うちも始めなくては!」と 思ったものです。
その事を母に相談したら「3 人の子どもを育ててきたけど、時期がくれば出来ようになるものよ。 親は焦らないことね」と、子育ての先輩である母の言葉は妙に私を安心させてくれました。 おかげで周りと比べるのではなく、我が子の様子を見ながら始めれば良いと思えるようになりました。
我が家では、おしっこの間隔が空いてきた頃、幼稚園入園を目処にトイレトレーニングを始めました。 おまる・補助便座・パンツ・防水シーツを準備。そして私の心の準備として「焦らないこと」を心がけました。 失敗を繰り返しながらも、出来た時は「出来たねっ、スッキリしたね~♪」と声をかけ一緒に喜びました。
おしっこはトイレで出来るようになったのですが、うんちは上手にいかず紙パンツに履き替えて、部屋の隅っこでやっていました。 入園してからも中々トイレでは出来ず、担任の先生にトイレの相談をしたこともありました。 そんなある日、幼稚園で排便を失敗し、その経験は本人にとって、とても不快を感じたようで、それから自分で「トイレ行く!」と 言うようになったのです。 母が言っていた「時期がくれば…」とは、このことだ!と実感しました。
トイレトレーニングは、始める時期もはずれる時期も個人差があると思います。 お子さんの成長に合わせて、のんびり進めてみてはどうでしょう♪
私たち親子のペースで取り組みました
周りにオムツがはずれているお子さんがいると、ついつい焦ってしまいますよね。
私は、トイレトレーニングを始める前、失敗してしまう子どもに怒ってしまったり、時間の無い朝にバタバタして、 イライラしてしまう自分が想像できたので、入園すると一斉にトイレトレーニングを始めなくてはいけないと思うと、 とても憂鬱でした。
でも、保育園探しをした時に、トイレトレーニングに関して質問をしてみると、ある園の園長は「オムツはいつかはずれるから 焦らなくても大丈夫です」と言ってくれました。 その園はトイレトレーニングに限らず、他のしつけも子どもの様子を見ながら家庭の状況に合わせてサポートをしてくれるという 方針でした。 「この園なら、自分達のペースでできる!」と思い、入園を決めました。
入園してからは、家庭と園の様子を見ながら、先生と相談し、トイレトレーニングを開始し、布パンツにしたのは娘が2歳を過ぎた 頃でした。 それでも仕事がある平日の夜は紙パンツにして、仕事のない週末だけ布パンツにして寝かせました。 そして家にいる時は子どもの様子と時間を見ながら、そろそろかなと思った時は、 「ママ、なんだかおしっこいきたくなってきちゃった。トイレに行ってみようかな。一緒に行く?」と娘に声をかけ、 トイレに娘を座らせてみることを繰り返しました。 もともとトイレトレーニングを始めた時期がゆっくりだったせいか、トレーニングの期間も短く、気がつけば終日布パンツで 過ごせるようになっていて、オムツがはずれていた気がします。
私の場合は、保育園に急かされることもなく、自分達のペースでトレーニングが出来たので、オムツの外れる時期を 気にすることなく、ゆっくりと心の余裕を持って取り組むことができました。
苦労することで、得られることもあります
我が家のトイレトレーニングは保育園主導のものでした。 入園した保育園は、トイレトレーニングにとても力を入れていました。
園の方針で、登園すると0歳1歳児クラスは、紙オムツから園で管理している布オムツに変えます。 2歳児クラスになるとトイレトレーニングが完了していなくても全員パンツのみです。 もちろん、失敗するのも当たり前で、園の先生方の多大な努力で、2歳児クラスのうちにみんなトイレトレーニングは完了です。
園任せで何とも楽そうに聞こえますが、園主導だったからこその悩みもありました。
まず、家庭の方針とは関係なく入園と同時にトイレトレーニングが始まりますが、まだ月齢によって成長にかなりの差がある 頃ですから、できるようになるのが早い子、遅い子と一目瞭然です。 比べるのは良くないと思っていても親は焦ります。
「2歳になったときにはみんなできるようになっていますよ」と先生に言われると、焦るだけでなく、まるで脅し文句のように 聞こえる自分もいました。
今思えば、自分たちで決めたゴールではなく、園の方針で2歳までに完了しなくてはならない、ということにどこか納得して いなかったのだと思います。 結果的には2歳で完了し、頑張ってくれた先生方にも感謝していますが、我が家のトイレトレーニングは親子で苦労したり 工夫することなく終わってしまったというのが正直なところです。
小学生になり成長した子どもたちを見ながら、ママ友がトイレトレーニングの苦労話を「大変だったのよ~」と言いつつも、 楽しそうに話している姿を見ると、少し羨ましくもあります。
その時は大変かもしれませんが、是非、ご家庭やお子さんにあったやり方で、工夫して取り組めば、トイレトレーニングもとても 良い思い出になると思います。
子ども自身がタイミングを教えてくれました
私も第一子のときには、いつから始めたらいいのか?どうやればいいのか?など、トイレトレーニングに不安を感じていました。 そのため早くから周りの人に話を聞いたり、育児本を読んだりして情報を集めていました。 ところが、息子は歩き出すのも遅くて、育児本に書かれている子どもの成長よりも、ゆっくりと成長していました。 周りがトイレトレーニングを始めると、気持ちが焦り、トイレトレーニングが終わった子どもを見ると羨ましくて、 イライラしてしまうこともありました。
その第一子の子育ての経験から、子どもにはそれぞれの成長があるのだと、改めて感じ、第ニ子の時には、情報やマニュアルよりも、 子ども自身の成長を大切に考え、しっかりと観察することにしました。 すると、おしっこが出る前には、一瞬動きが止まったり、顔の表情が変わるなど、出る前のサインがあることに気づきました。 サインが出るということは、自分でも出ることが分かっているということだと思い、それを機会にトレーニングをスタートしました。
我が家の場合は、タイミングも分からないまま始めた第一子よりも、本人の成長段階に合わせて始めた第二子の トイレトレーニングの方が、期間も短く、親子で「できた喜び」を楽しむことができました。
周りに惑わされることなく、子どもの様子をしっかりと観察して、開始するタイミングを考えてみてはどうでしょうか。
子育て中の母親にとって、悩ましいものの一つがトイレトレーニングです。
「いつかは取れる」と分かっていても、できるだけ早く終わらせたいと思ってしまう気持ちもわかります。 トイレトレーニングに限らず、子育てをしていると、周りの子どもとの違いが気になり、ついつい比べてしまいます。 しかし、子どもは、それぞれのペースで少しずつ成長しています。他と比べるのではなく、その子自身の「できた」を見つけて いきましょう。
しっかり観察していれば、親にしかわからない我が子の成長に気づけるはずです。