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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

登園しぶり

9月に入って、最初はいつものように登園していたのですが、最近登園を渋るようになってきました。 どうやら運動会の練習が嫌なようです。それほど厳しい指導はないと思うのですが、みんなで一斉に何かをするとか、ハイここで終わりとか、いつもと違う様子に戸惑っているようです。登園をしぶる息子にどう接したらいいのでしょうか。

誰かの力を借りることも

私の長男も、運動会で行う旗振りの練習が嫌で、園のトイレに閉じこもったり、行き渋る日がありました。 心配でしたが、次男の出産時期と重なり何も出来ず、彼の送り迎えから日常の世話まで、祖父母にお願いすることになりました。 それがよかったのか、彼はその後も登園し続け、運動会当日も、あれほど嫌がっていた旗振りを格好よくこなしたのです。 祖父母が中立な立場で関わってくれたおかげで、彼は「やりたくない」という自分の気持ちを律して、苦手も克服出来たのかもしれません。時には、誰かの力を借りることが、子どもの動きやすさに繋がる場合もあるのだなと思いました。

よく聞いて、先生に相談してみては

私の弟が、幼稚園の時に一時期登園したくないという時期がありました。ある先生が他の子を叱るのがとても怖いというのが理由でした。私は、自分が怒られてる訳じゃないのに?!と思ったのですが、温厚な弟はすごくイヤだったみたいです。相談者さんの息子さんも運動会の練習と、もしかしたら他にも何か理由があるのかもしれないなと思いました。息子さんが自分の気持ちを話せるように、運動会の練習の何が嫌かを少し掘り下げて聞いてみるのもいいかもしれません。理由がわかれば先生にも具体的に相談できますよね。 弟の場合は、母が幼稚園に相談して先生が配慮してくれたようで、また登園しました。

我が家は待つことで解決しました

実は私の息子は、小学校4年の時に行き渋りがありました。 理由を聞いてもはっきりせず、担任にも相談してみましたが思い当たることはなく。質問を繰り返しているうちに、答えられないんじゃなくて、本人にもわからないのでは?と思いました。そこで私は理由を追求するのをやめて、息子が行く気になる、もしくは行きたくない理由が言えるようになるまで付き合うことにしました。その時は私に時間があったのでできたことではありますが、炎天下に学校の近くまで行ってもそこから進めず、延々と時間が過ぎていったこともあります。劇的なきっかけがあったわけでもなく、そのうちに学校に行けるようになりました。結局、理由はわからないままです。お子さんは園児。年齢に開きはありますが、何か参考になればうれしいです。

生活習慣を整えることを意識してみては

お子さんの登園渋り、心配になりますよね。私も子どもの登校渋りを経験しているので、お気持ちはとてもよくわかります。 お子さんへの対応は色々考えられると思いますが、まずは親も子も生活習慣を整えることを意識してみてはどうかと思います。子どもは体調が悪くなるとやる気が出なくなることがよくありますよね。食事や睡眠などの生活リズムを整えて、体の調子を整えると心にも良い影響が出ると思います。そして子どもと一緒に親のリズムも整えることを意識してみましょう。私自身も何度も経験していますが、我が子に戸惑いが見られるとき、どうしても親も不安に駆られがちです。でも生活のベースが安定すれば、体調だけでなく、気持ちに少し余裕が出て、お子さんのことも受け止めやすくなるのではないでしょうか。

ポイント

登園しぶりも登校しぶりも、どの子にも起こりうることです。一番意識したいことがこじらせないこと。こじらせてしまうと、解決の糸口が見えなくなってしまいます。学校や関係する人たちから情報を受け取り、落ち着いて様子を見ることが重要です。 また専門家に相談することも新たな視点を得られるでしょう。
ハートフルコーチ養成講座 子どもに現れる様々な問題は、親の対応の仕方で解決に向かいやすくなります。様々な提案を通して、学びながら一緒に問題を解決していきます。