たまっていくオモチャ、どうすれば?
4歳と2歳の男の子がいます。上の子が生まれてこの方、景品も含めて小さなものから大きなものまでオモチャ•ぬいぐるみがたまっています。このままでは家中オモチャだらけになりそうです。 処分しようとすると「捨てないで!」と言われてしまいます。皆さんはどのようにされていますか?
タイミングを決めて、一緒に見直してみては
「捨てないで」と子どもに言われ、どんどんたまっていくオモチャたち…。わが家でも、まさにそうでした。そんなオモチャを整理できたのは、娘が小学校に入学するタイミングです。小学校のランドセルや学用品などを新たに購入し、準備を進めていくものの、「それらを置く場所がない」ということで、オモチャを整理することにしました。ピカピカのランドセルや筆箱などの学用品を目にすることで、娘もテンションが上がっていたため、ただオモチャを捨てる、というよりもテンションアップ!そして、おもちゃを入れる箱を決めて、「ここに入る分のおもちゃの量を守ろう」と一緒に決めたことで、どんどん増えていくことはなくなりました。 4歳のお子さんが小学校に入るまで、まだ少し間があるので、大掃除の時など、何かの区切りなどのタイミングで、親子で一緒に見直してみてはいかがでしょうか?
オモチャを仕分ける
「捨てないで!」と言われると処分しにくいですよね。でも、まだお子さんが幼いので親がオモチャの量を管理するといいと思います。お子さんの遊びの様子を観察して、好きでいつも遊んでいるもの(定番)•近頃よく遊んでいるもの(ブーム)と、そうでないものに分けてください。おもちゃ収納の下の方や奥にあるものはほとんど遊ばないものだと思います。それを目につかないところに保管しておいて、「あれは?」と聞かれたら出してあげてください。子どもの興味関心は移っていくので、聞かれることはほとんど無いと思います。そして、もういいかなと思ったら処分してください。これは私のママ友に教えてもらいました。そのお家では欲しいオモチャがすぐに取り出せてストレスがなく、お片付けも少しの時間で終わります。同じようにしても、わが家はママ友家のようにスッキリとはいきませんでしたが、オモチャを探して部屋中ゴチャゴチャになることはほとんどなくなりました。 ヒントになればと思います。
見通しを伝えて相談する
分かります!私も使っていないオモチャを整理していいか息子に聞くと「使うの!」と、思い出したかのように遊び始めたりして困ったことを思い出しました。 でも、うちの息子が小さい頃は「今度は〇〇ちゃんにも使ってもらおうか?」と譲る話をしたり、「リサイクルすると△△になって使われるんだって~」と話すと、渋々ではありますが納得して手放すことが多かったです。また、少し大きくなってからは、誕生日などのプレゼントを買う時は「どこに片付けるか決まったら買おうね」と話すと、自分で手放すオモチャを決めて新しいオモチャを迎えるスペースを作っていました。4歳は4歳なりに、2歳は2歳なりに、話しを理解したり考える力があります。お子さん達が納得できる方法で整理ができるといいですね。
話し合って量を決める
私も、相談者さんと同じく2歳違い男子の子育て経験があるのでお気持ち分かります!その位の年齢差だと、お揃いのオモチャとか共通のキャラクター物で遊ぶので捨てるタイミング、とても難しいですよね。 それに加えて幼稚園や児童館などで作った工作物もプラスされていく。 又、上手に作られていると親の私の方が捨てられなくなる事もしばしばありました。そこで、大きめのコンテナのようなおもちゃ箱を子ども達に一つずつ与えました。「ここに入りきれなくなった物は、捨てようとね!」と約束もしました。最初はごねる事もありましたが、スペースはここしか無いと分かったら、意外と処分が出来るようになっていきました。2歳の弟ちゃんに理解させるのは難しいかと思いますが、お兄ちゃんが習慣付いてくると段々出来るようになるかと思います。
自分で選ぶ体験を!
大人から見たらつまらない景品も息子さん達にとっては宝物かもしれません。でも、増えていくオモチャやぬいぐるみを収納する場所は限られますよね。悩む気持ちとてもよく分かります。我が家では、就園前は親がオモチャを管理。幼稚園に通う年齢になった頃、使わないオモチャを自分で選ばせていました。古いオモチャを何個かバイバイできたら今欲しいオモチャが手に入る。手放すといいことが得られるという体験を繰り返しさせました。壊れたオモチャや、ブームが去ったモノはすんなり手放せましたね。親戚やお友達など、オモチャの引き渡し先が決まっている時は、「○○ちゃんのところにそろそろお渡ししようか?」と声掛けしていました。捨てるのは嫌だけど、他の子が楽しく遊んでくれるならと子どもながらに考えていたようです。「捨てないで!」は勝手に処分しないでという抗議かもしれませんね。まずは息子さん達の話を聞いて一緒にまだ遊ぶオモチャ、バイバイするオモチャを選んでみるのはいかがでしょうか? 少しづつ選択する力が身に付きますよ。
たまっていくオモチャの収納や管理、多くの方が悩むところですよね。子どもに「もの」を選択させる絶好の機会ととらえてみませんか?自分が好きなもの、大切にしたいものを考えるきっかけになりますし、手放すタイミング、手放し方を知ることで、人や環境にも優しくなれるかもしれません。最初のサポートは大変だと思いますが、お子さん達の将来にきっと役立つと思います。
ハートフルコーチ達の色々な工夫、ひとつでも参考になる解決策があればぜひ取り入れてみてください。
実践教室
子育ての基本が学べます。おもちゃをどうするということひとつをとっても、子どもと話し合い、子どもに考えさせる子育ては、子どもに自律を教えます。