3歳女児 人に預ける勇気がない
子どもが人見知りをするため、保育園や一時預かりを利用したことがありません。 用事があるとき、託児所やベビーシッターさんにお願いすればいいとは思うのですが、初めて会う人にお願いするのは不安です。
まずは親子で慣れてみるところから始めては
いきなり一時預かりなどで親と離れるのは、お子さんも不安が大きいと思うので、まずは親子で一緒に慣れていくのはいかがでしょうか。例えば、近年は保育園のなかに子育て支援センターが設置されているところも増えています。保育園や幼稚園に入る前の子どもと親が、数時間一緒に過ごしたり、イベントに参加したりできるので、そのような場に参加していくうちに、少しずつ雰囲気に慣れていけますよ。 定期的に通ううちに、顔見知りや仲良しの子ができると、親から少し離れたところで、子ども同士で遊ぶようになる姿も見られるようになると思います。子ども同士で遊ぶことに慣れてきたら、一時預かりなどで、最初は1~2時間から預けてみるなど、短時間から試してみてもいいかもしれませんね。
不安をそのままにしておかないで
お子さんを人に預けたいけれど勇気が出ない。それなら必要になる時のために準備を始めてはいかがでしょうか。私は迷いや不安が膨らんだときには、一旦考えることを止めて行動するようにしています。初めての幼稚園選びで迷って分からなくなった時に、立ち返って、もう一度子どもと一緒に複数の園に見学に行きました。そして、納得して「ここにお願いしよう」と決めた体験があるからです。 お住まいの自治体やネットで調べて、気になるところにお子さんと足を運んでみてください。説明を聞き雰囲気を感じながらお子さんの様子を見ていると、相談者さんの求めているものがはっきりしてくるかもしれません。また、NPO法人ハートフルコミュニケーションが提供しているコーチングやセッションを利用してご自身の考えや気持ちを整理するのもいいと思います。不安をそのままにしておかないで、できることから進めてください。
不安を具体的にしてみる
私の働くこども園でも、泣いている我が子に後ろ髪を引かれながら出勤していく保護者の姿があります。お子さんが人見知りなら、なおさら他人に預けるのは勇気が入りますよね。 でも、躊躇する理由は人それぞれです。初めて会う人にお願いすることにどんな不安があるのでしょうか?漠然とした不安を具体的にすると、相談できたり対処方法が見つけやすくなると思います。 4月は大泣きしていた園の子どもたちも、次第に泣かずに登園するようになります。不安の対処法を探りながら、お子さんの力を信じてみてください。それでも不安がぬぐえない時は、無理に預けなくてもいいと思います。 嫌でもいずれ園や学校に行って別々の時間を過ごすようになるのだから、お子さんと一緒にいられる「今」を大切にされるのもいいと思います。
少しずつトライしてみる
私の娘もとても人見知りが酷かったので、お気持ち良く分かります。 初めての人は勿論、男性を特に怖がったので病院など連れて行く時はとても苦労しました。 プレ幼稚園でも預けたその瞬間から泣き出し、丸2時間泣きっぱなしみたいな事もあり、このまま通わせるのは正しいのか迷った時期もありました。しかし、続けて通ううちに預かり時間も長くなり、娘も安心して行けるようになりました。どんな事がきっかけでそうなったかは定かではないのですが、おそらく、お母さんは必ず迎えに来るという安心感と、お母さんが話しているこの人(先生)は安全な人だ!という事を徐々に感じたので平気になったような気がします。 初めはお子さんも不安でしょうが、先ずはお母さんが預ける相手のことを信頼して、少しずつトライしてみたらどうでしょうか?
味方を増やすチャンス!
お子さんが人見知りで預けるのをためらう気持ち良く分かります。我が家の娘も人見知りが強くいつも私の後ろに隠れていました。2歳プレ保育ではいつも泣き出し、ずっと先生のひざの上でした。お友達の家に行っても遊び出すのは帰宅直前という具合です。 幸い近所に住む義母が都合の良い時に預かってくれましたが、無理な時に利用したのが、地域のファミリーサポートでした。事前にマッチングもしてくれますし、数時間でもあずかってもらえて、とても助かりました。預け先があるというのは私の安心感にもつながりました。預ける→子育ての味方を増やすチャンスととらえてみませんか?ご自身、ご家族が病気になった時、付き添いやお見舞い等子どもNGの病院もあります。お子さんにとっても家族以外の人と接する経験は社会性を育む一歩になると思います。いざという時、頼める方がいると心強いですよ。 不安はあると思いますが、是非お住まいの地域のご自身に合った預け先を検討してみてください。はじめの一歩応援しています。
子育て環境は日々変化してきています。お住まいの地域によって多少違いはありますが、
預け先も多様化しています。今まで通り、お子さんと一緒に過ごす時間はもちろん大切ですが、
親子共に無理のない範囲で少しづつできることからやってみてはいかがでしょうか?
くれぐれもひとりでがんばり過ぎないでくださいね。
6月と12月に開催されるハートフルウイーク。興味のあるプログラムに参加してみませんか。「話してリフレッシュ」や「オンラインコーチング」などで話して、ご自身の今が見えると、今後どうするかも考えられます。