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3歳男児、からかわれても平気でいます

3歳の男の子です。幼稚園や公園でお友達にからかわれても、ニヤニヤして平気でいます。 嫌な事をいやと言えない子になるのではないかと心配しています。

ニュートラルな気持ちで、子どもの話を聴く

お母さんから見て嫌なことをされているのに、わが子はニヤニヤ。歯がゆいでしょうね。同じ年の頃、わが家の子ども達がよく行く公園に、(一緒にいる子達を)噛む男の子がいました。息子は噛まれても「痛~」と言いながら遊び続けます。私はその様子を眺めながら、嫌じゃないのかな?と不思議に思い、息子に話を聞きました。すると理由は2つ。その子が持っている砂場のおもちゃを貸してほしいから、それに噛まれるのは嫌だけど一緒に遊ぶと楽しいから。私にはその理由が面白くて可愛らしくて、「へぇ~、息子ってこんな子なんだ!」とニンマリしたことを思い出します。こういうこともあるので、「どうして嫌だって言わないの」ではなく、お子さんの態度に興味をもって「聴かせて」と尋ねてみてはいかがでしょう。 もしかしたら思いもかけない話が聞けて、お子さんの新しい一面が発見できるかもしれませんね。

本人の気持ちを決めつけない

息子が年少だった頃の事です。園庭でお迎えを待っている時、同級生の男の子に、頭から砂をかけられていました。 息子は泣く訳でも、笑う訳でもなくボォーッと、かけられ続けていました。お迎えに行った私の方が、とてもビックリしたのを覚えています。2人きりになった時に、息子に色々質問をしました。「何でかけられてた?」、「いつもやられてるの?」など、質問と心配が収まりません。息子はと言うと、余り気にしていないようで、私の心配が収まるような答えは言ってくれません。育児本を読んだり、仲の良い友人に相談をしてみたりしましたが、これと言う解決策は見つかりませんでした。小学生位になった頃、その時の話しをした事があります。息子本人は全く覚えていなく、その同級生とも小学校に上がってからも良く遊んでいました。息子にとっては、コミュニケーションのひとつだった様です。子ども達が大きくなった今でも、私自身の心配と決めつけが優先になってしまい、反省する事がよくあります。息子さんの事を心配される気持ちは、とても良く分かります。でも「嫌な事を言えない子になりそう」と、決めつけず大らかな気持ちで子育てを楽しんで下さい。

お子さんはどう感じているのでしょう?

このまま成長したら…と思うと、心配になってしまいますね。 小学生の息子も、からかわれても笑ってやり過ごすことがあります。友だちとの楽しい時間を壊したくないようです。 嫌だと言わないのは優しい子だと思います。でも、我慢しすぎないで欲しいです。私は、友達との関わり方を学ぶチャンスと捉えて、嫌な思いは相手に伝わっているかな?伝えるとしたら、どう伝えたらいいと思う?と、息子と一緒に考えました。息子ができそう!と思った伝え方に、チャレンジしているようです。お子さんはまだ3歳。状況を推し量ることがまだ難しく、大人には「からかわれている」ように見えることでも、「嫌」と思っていない可能性があると思います。お子さんは、どう感じているのでしょうか?どちらにしても、子どもが自分の気持ちを語り始めたら、私たち親の出番です。話を聞いて、気持ちを受け止めて、子どもを見守っていきませんか?

そう思っているのは?

子どもが友達にからかわれている姿を見ると心が痛みますよね。 私自身も同じような経験があります。三男が保育所に通っていたころ、送迎の際にちょっかいを出してくる子がいました。三男が全然言い返さないので、見かねて「嫌だったら、イヤだ、止めてって言っていいんだよ」と伝えたことがあります。すると三男は「別に嫌じゃないよ」とにこにこ。私は、自分の勝手な思い込みで見ていたことに気づいてハッとしました。本当はどう思いどう感じているのかは、自分以外の人にはわかりません。だからこそ、子どもに限らず大人に対しても、何か気になったときには「そう思っているのは誰?」と一度自分に問いかけるようにしよう、と思いました。三男が自分の気持ちを話してくれてよかったと思います。 そんな彼も中学生になり、だんだん言葉数が少なくなってきました。今後、彼が本当に困ったとき、SOSを伝えてくれる関係でいたいな、と思いながら過ごしている日々です。

一緒に考えてみませんか?

からかわれている息子さんを見て、不安になる気持ち共感できます。息子さんは、おおらかで優しく、人と争うのを好まない気質なのかもしれませんね。 うちの娘は自分の気持ちを言い出せない子でした。遊んでいたおもちゃを貸してと言われると、自分がもっと遊びたくても『いいよ』と手放していました。イヤなことを言われてもその場では言い返せず、家に帰ってきてから泣き出すこともありました。友達とけんかになるより、我慢する方を選んでいました。それが、私にはとても歯がゆく感じられました。ですから、娘が友達とのやりとりに悩んでいた時は、一緒に断り方や伝え方のバリエーションを考えました。よく読む絵本の中のセリフにもたくさんのヒントがありました。今ではよい思い出です。息子さんはまだ3歳。これからお友達との関係を築いていく時期になると思います。息子さんが困っているのであれば、お子さんの気質やその時の気持ちに寄り添いながら、一緒に対応方法を考えてみてはいかがですか?

ポイント

子どもの気持ちに寄り添いましょう。 3歳のお子さんのお友達とのコミュニケーションはまだはじまったばかり。 言葉がうまく伝えられない時には、けんかになることもあるでしょう。その経験から学ぶことも多いと思います。 ハートフルコーチ達が述べているように、まずはお子さんの気持ちに寄り添って、見守りつつ、迷ったり困ったりしているようであれば、迷わず手を差し伸べてあげてください。 ハートフルコミュニケーションでは『エニアグラム』という人が持って生まれた気質を学べる講座も用意されています。気質を知ることで、お子さんへの理解が深まり、どう接するのかのヒントも見つけられます。友達とのコミュニケーションを円滑にする一助にもなると思いますので、まずは自分の気質を知り、それからお子さんの気質を探してみてはいかがでしょうか。