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「小1の壁」を乗り越えられるのか不安

保育園年長と年少の2人の子どもがいます。仕事と育児でバタバタの毎日、特に朝の支度が遅い子どもたちにイライラしています。 特に長女は来年から小学生。入学にむけて、せめて朝の支度だけはスムーズにできるようにと思っているのですが、つい毎朝、怒ってばかり。 朝だけでなく、帰りのお迎えが2か所になることを考えると、俗にいう「小1の壁」を乗り越えられるのか不安になっています。 「こうやって乗り越えた」などという、ネットの情報を見ると、よけいに私には無理!という思いに駆られています。 主人に相談しても、「何とかなるんじゃない?」という態度にも腹が立ちます。

子どもの力を信じて

小1の壁を不安に思われるお気持ち、痛いほどよくわかります。私もまさに第一子の入学前は不安の塊でした。 朝の支度はもちろん、交通ルールを守れるのか、トイレの始末をきちんとできるのか、先生のお話を座って静かに聞けるのか・・・など考え出すときりがなかったです。 そんなあるとき、保育園の一日保育士体験の案内があり、年長の子どもの教室で体験することになりました。 すると目にしたのは、朝登園したら自分のリュックから連絡帳やタオルを出して、所定のところにサッとしまう我が子の姿。 お散歩に行くときは保育士の先生に信号の渡り方を教えてもらい、給食はお盆を使って配膳のお手伝いをしていました。 私はそれを見て、「そうか、私が必死に教えなくても、もう既にできることも沢山あるんだな」と肩の力が抜けた気がしました。 子どもの持っている力を信じて、今できている小さな一歩を見つけてあげるといいかもしれませんね。

いろんな工夫の積み重ね

小1の壁、不安になりますよね。私も息子が小学校に入る前は仕事と両立していけるのかいろいろ心配しました。 私の場合は自分に余裕がないとイライラしたり不安になるので、平日の家事の負担を減らすにはどうしたらよいか考えました。 一日のタイムスケジュールをひいてみて、夜に済ませられることや、週末に回せることは何か考えました。 また、周囲の先輩ママにもどんな工夫をしているか聞いてみました。 平日はスーパーに行かなくていいようにする、洗濯は夜にやる、時短料理を取り入れる、週末の作り置き料理を活用するなど、 みんな工夫しながら乗り越えたとのことでした。うちの息子は朝ごはんを食べやすい小さいおにぎりやカットしたトーストなどにするとスムーズに食べてくれました。 まずは親子で元気に小1の壁を乗り切ることを優先に、一日、一週間の計画をおおまかに立ててみてください。案外いろんな工夫ができると気が付くと思います。

目線の違いに助けられることも

朝の支度は本当に大変ですよね。私にも経験があります。当時は夫も仕事が忙しく、3人の子育ては、ほぼワンオペ状態でした。 ある朝、珍しく家に居た夫が、「何やったらいい?」と聞いてきました。 自分で考えて動いてくれよー、と思いつつ、その日は月1回持ち帰ってくる、身長と体重が記された成長の記録という冊子にハンコを押す必要があったので、 これにハンコお願い!と言って渡しました。 忙しく動く私の横で、しばらくしてもまだハンコも押さずジッとしている夫をみてイライラが募り、「ハンコ押すだけに時間かかりすぎ!」と怒りをぶつけました。 すると夫は、「いつまでも小さいと思ってたけど、こんなに育ってんねんなー。ママのおかげやわ。ありがとう」と言ったのです。 私ならポンとハンコを押して一瞬で終わらせるようなことです。でも夫は記録を隅々まで見て、子どもの成長に感動し、私へ感謝の気持ちまで伝えてくれたのです。 同じ物を見てもこんなに反応が違うのかと驚きました。そして、夫の行動のおかげで、毎日に追われて子どもの成長を見逃していた自分に気づきました。 目線の違う人間が一緒に子育てをすると、ぶつかることもあります。 でも、だからこその気づきがあるのかもしれませんね。

朝の支度を楽しくする工夫

小さいお子さんの子育てをしながらお仕事も頑張っていらっしゃるのですね。 私もその時期働いていたので、朝、子どもの支度が遅いことに、イライラする気持ちが良くわかります。 出来れば、明るい気分で一日を始めたいと思いながらも、時間に追われてつい、「早く、早く」と子どもを急かして、逆に親子ともども嫌な気分になってしまう こともありました。朝の支度を楽しくする方法はないのでしょうか。 そう言えば、私は大量の洗濯物を前にすると「干すのが面倒くさいな」と思い、後回しにしたい気分になります。 そんな時はYouTubeでテンポのいい音楽を聞きながら、洗濯物を干し始めることにしています。 そうすると気分が変わり、リズムに乗って楽しく、洗濯物を干すことが出来るのです。それをお子さんの朝の支度に応用することは出来ないでしょうか。 例えば、音楽を流し、1曲終わるまでに服を着替える、歯磨きを終わらせる等ゲーム感覚で取り組んでみたら、お子さんも楽しく支度が出来るかもしれません。 そして、その作業が終わったら「やったね!」と笑顔で声をかけて、お子さんを「ぎゅーっ」と抱きしめてみたらどうでしょう。 お子さんは、まだまだお母さんの温もりを感じたい年頃です。朝のちょっとしたスキンシップの時間にもなりそうです。

準備を始めよう

多くの親が「小1の壁」で悩みます。 小学校入学後も、これまで同様仕事が続けられるのかと不安に思うのは当然です。 小学校の登校時間が保育園より遅かったり、学童の終了が保育園の延長保育より早かったり。それらの細かい時間のつなぎ目をどうすればいいのかなど。 また子どもに関しても、まだまだ幼く、これでやっていけるのだろうかなど心配はいろいろです。 また最近は、コロナの影響もあって、他の親との自由な情報交換もためらわれる中での子育てでした。先輩ママの実体験をナマで聞くことも難しかったと思います。 そこで、4月の入学に向けて、今から準備を始めてみてはいかがでしょう。できることの第一は、「子どものことは、子ども自身に」。 朝自分で起きる練習、音楽やタイマーを利用して時間内に着替える練習などなど、急かさず、楽しい雰囲気の中で練習すれば、子どもは親が心配するより早く慣れます。 そして、次は仕事と生活の工夫です。働き方を見直すのもいいかもしれません。そして、不安に思っていることを話し合うのもいいですね。 夫婦で、ママ友と。不安や心配はそのままにしておくと余計に膨らみますが、話し合ったり準備を始めていくと徐々に楽しみに変わります。 一歩を踏み出してみましょう。 案ずるより産むが易し、ですよ。