子育てからの学び
タイの瀧澤です。
先日、我が家の一人娘が小学校のディベート大会に参加しました。学校代表チームのリサーチ担当に選ばれ、娘はとても嬉しそうでした。
リサーチ担当は、議論を支えるために情報を集めて分析し、スクリプトを作成したりする、表にはでないけれど重要な役割です。人前で話すことが苦手、文章を書くのが好き、と言う娘にはピッタリの役割だなと思いました。自分の得意なことで、チームに貢献している娘の姿をみて、とても嬉しく感じました。
そんな娘の成長を喜ばしく思う私ですが、以前は「娘をどう育てればいいのか」と悩むことが多く、子育ての難しさを感じていました。「娘をもっと理解し、より良い関係を築きたい」、そう思い、子育てについて学び始めると、私の中で少しずつ変化が生まれました。
2025年03月31日(月)
No.719
(日記)
次男の小学校の卒業
奈良の清瀬です。
長男が19歳。
この19年間、ほぼ専業主婦で子育てが大半をしめていました。
長男を妊娠した時から、どこで産むのが安全か。出産してからは、寝てくれない、おっぱいが上手に飲めない、泣いてばかり。
どうしたら寝てくれるのか、どうしたらおっぱいを飲むのか、どうしたら賢い子になるのか。
一難去ってまた一難。問題を解決していくことが、子育てでした。
へとへとに疲れて、子どもに八つ当たり、そして自分責め。
それでも、どうしたら子どもは幸せになるのかを求めつづけました。
2025年03月24日(月)
No.718
(日記)
みんなの場所で
和木さんの「自分自身の整え」に、日記などでの言語化をとおして自分自身を振り返り前向きにも転じることができる大きな効果を感じました。
こんにちは。愛知の藤岡です。
先日あったできごとについて言葉をとおして自分を振り返ってみた体験を書いてみます。
とある公共の場所でのできごとです。
室内の休憩スペースのようなところで、大人も子どもも、お年寄りの方や小さい子を連れた親子も、いろんな方が来ています。
私は人との用件があり、その場で話をしていました。
放課後の時間になり、小学生の子たちのグループがいくつかやって来て、席について話したり、お菓子を食べたり、スマホを触ったりし始めました。
隣のテーブルの子たちは、笑顔で楽しそうに過ごしていて、エネルギーにあふれた子どもっていいなぁ、楽しく過ごせる場所は子どもにとって大切な場所だなぁ、などと感じていました。
しばらく遊んでいるうちに、その子たちの話し声や笑い声がだんだん大きくなっていきました。
他のグループの声と比べると数十倍の騒がしさで、私たちの会話が遮られるレベルです。他の大人も気にしている様子です。
2025年03月17日(月)
No.717
(日記)
自分自身の整え
功刀さんの日記にあった「成長曲線は螺旋を描く」という言葉。進んでいないようでも、確実に上に向かっている様子が思い浮かび、背中を押されるような気持ちになりました。
こんにちは、広島の和木です。
2月に入って、長女にガミガミ言ってる自分にハッとした日がありました。
片付けておいて、と伝えたのに彼女の洗濯物はそのまま。
リビングの床に物を置かないで、というのにランドセルは置きっぱなし。
学校からのプリントを出して、というのに蛇腹状態でカバンの底に。
夜の9時半にはベッドに行く約束なのに、9時になってもお風呂に入っていない。
普段は「この人、一体どうするのか」とじっと見ることができているのに、この時は気になって気になって、小言が続きました。そのイライラが、長男のイヤイヤへの対処にも出てしまいます。いつもは「かわいい2歳児の反抗」と捉えられるのに、「魔の2歳児の奇行」になって、行き場のないイライラが募りました。
長女のできていないことにばかり目が行って、長男の言うことの聞かなさも情けなくて、本当にしんどかった。
2025年03月10日(月)
No.716
(日記)
成長曲線は螺旋を描く
子どもを「起こす派」というより「起こしてしまう派」だった私。菅原さんの日記を読んで、息子を黙って見守る恐怖から逃げていた当時を思い出し、冷や汗ものでした。
こんにちわ、東京の㓛刀(くぬぎ)です。
この4月から高3に進級し、受験生になる息子。最近の生活ぶりから受験生を意識していることが見て取れるようになりました。
たとえば時間の使い方です。以前は放課後、外で友達と油を売ってから帰宅するのが常でしたが、近頃では授業が終わると家路につき、帰宅後は居眠りを避けるために早々に入浴。「夕飯は18時にお願い」と頼まれたので、私もできる限り時間通りに支度をして、18時には家族揃って夕食。食べ終わると息子は自分の部屋に行き、途中休憩しながらしばらく机に向かい、寝る前の30分ほどリラックスタイムをとったら、決めた時間に就寝します。
修行僧のようにストイックな生活を試みては長続きしないことは、これまでに何度かありました。しかし今回は何かが違います。「自立」の芽生えというのでしょうか。親として見ていて新鮮な感覚です。目指す学部が決まり目的が定まってから、意識が高まった気がします。
中学受験も高校受験も、実は現実逃避ばかりしていた息子。それが自律的に受験に立ち向かえるようになったのはなぜなのでしょうか。彼の成長の背景には私自身の変化も関係していると思います。
2025年03月03日(月)
No.715
(日記)
それぞれの「経験」と「べき」
東京の菅原典子です。
下の息子も高校卒業を目前にし、子育て卒業が秒読みとなってきた我が家ですが、しばらく続いていた我が家の「朝起こす」VS「起こさない」問題について書きたいと思います。
ハートフルコーチ養成講座で習った、「朝子どもを起こさない」という取り組み。それは、私が子どもたちに「責任」を教えるためにやってみたいことのひとつでした。
「責任(responsibility)」とは、「自ら反応する能力」のこと。朝起こさないことで、人に依存することなく、自分の行動次第で結果は変えられることを学んでいく、というもの。
心配性の母にずっと起こされていた私は、まさに先生の説明通り、遅刻したことを母のせいにしたことも実際あったし、人をすぐに頼ってしまう癖もあり、自分で考えて自分で行動していけるようになったのは大分大人になってから。我が子たちを私と同じ目に遭わせてはいけない! と焦る気持ちもあり、さっそく講座で聞いたことを興奮気味に夫に話しました。
「だから子どもたちを朝起こすのをやめようと思う」と提案すると、夫はちょっと怪訝な顔で、納得どころか、「そうは思わない」とバッサリ。
私が自分の体験(親にずっと起こしてもらっていたことで自立が遅れたと感じていることなど)を熱く話すと、夫も自分の体験談で反論をしてきました。
「自分は親にずっと起こしてもらっていたけど社会人になって問題なかったし、ちゃんと自立もしている」と。
2025年02月24日(月)
No.714
(日記)
ついやってあげちゃう! “お世話グセ”に気づいた話
石垣さんのブログ、ドキドキしながら読みました。“経験に勝るものはない” 、ラッキーを引き寄せた石垣さんの言葉にぐっときました。
東京の平沢です。
昨年末、夫がコロナに感染し、我が家は一気に非常事態モードに突入しました。
私も夫もフルタイム勤務のため、普段から家事は折半しています。 私が夫の担っていた家事をこなすのは無理。そこで、私は息子2人に非常事態宣言を発令し、大学生の長男には洗濯、高校生の次男には朝食後と昼食後の皿洗いを担当してもらうことにしました。
具合の悪い夫を前に、神妙に各々の役割を受け入れた2人。発令初日と2日目は、振られた仕事を粛々とこなしてくれました。
ところが、3日目の夜、事件はおきました。
次男が皿洗いを忘れたのです。仕事から疲れて帰ってきて、私の目に飛び込んできたのは、流し台に積まれた洗われてない食器類…
「え? 皿、洗ってない…?」
その瞬間、ふつふつと怒りが湧いてきました。頭の中はもう被害者と化した私の罵詈雑言でいっぱいです。
2025年02月17日(月)
No.713
(日記)
冒険の旅
偶然にも、夫と息子を残す一大決心をして1週間の一人旅に出たばかりの私。不安や心配、思い込みを手放して自立への一歩を踏み出した鈴木さんの姿に共感ばかりで、家族や仕事を言い訳にせずに自分のやりたいことも大切にしていこうと思いました。
石川県の石垣です。
私は先日アメリカに行きました。英語の話せない私にとって帰国は現地に住む娘と一緒で気楽だったのですが、行きは一人旅。まるで小さな子どもが初めておつかいに行くような私の冒険の旅について綴りたいと思います。
人生も後半戦に入った私にとって、この旅は大きなチャレンジでした。一人きりの旅、そして言語の壁。でも、少し背伸びすればできそうなチャレンジで、1年半ぶりに娘に会いたい気持ちと片道だけのチャレンジで済むことに背中を押されて、飛び立つことに決めました。
しかし、十数年ぶりの海外旅行。準備の段階から、飛行機の予約〜パスポートの登録やオンラインチェックイン、観光ビザのネット申請など、様々なことが変わっていました。
時代の変化をひしひしと感じて戸惑いつつも、一つ一つは調べたり考えれば何とかできました。私は小さな子どもが無邪気に「できた!」と喜ぶように、タスクがひとつ減る度に達成感を味わいながら自信をつけていきました。
なかでもとりわけ私にとってハードルが高かったのは、海外でスマホを使えるようにすること。ポケットWi-Fi、SIMカード、eSIM…どのツールがいいのか? 私のスマホは対応機種なのか? どのサイトのものが安全? たくさんのハテナが頭の中を飛び交い、何度先送りしたことか。eSIMが良さそうだけど、初めてのことで疑問や不安があったので決めきれずにいました。
2025年02月10日(月)
No.712
(日記)
自立への一歩
インドネシアの鈴木です。
お子さんの成長に合わせて導入された瀧澤家のお小遣い制度。瀧澤さんの日記を読んで、お小遣いという枠組みの中で自分で考え、選び、決めることのできる楽しさを思い出しました。
さて今回は、結婚以来、初めて夫と息子を海外に残して日本に一時帰国し、自立への一歩を踏み出しつつある私自身のことについて書きたいと思います。
結婚以来、私は家族と伴にいることが当たり前で、海外駐在、かつ仕事で家を空けることの多い夫と共にいて、家庭や子ども、私が守らなければ誰が守るという気持ちが強くありました。また、人生には様々なフェーズがあっていい、今は自分の時間を家族との時間に使う時、それが私の選択、とも考えていました。
とはいえ、自分自身を100%使いきれていないと感じるフラストレーション、働くことで社会と繋がりたい気持ち、自分の収入がなくなって不安な気持ちはいつも心の奥底にありました。
2025年02月03日(月)
No.711
(日記)
お小遣い
★★★第21回「泣き笑い日記 オンライン・ホッとカフェ」★★★
【日時】2025年2月2日(日)10〜12時
【参加費】無料
【方法】オンライン(ZOOMを使用します)
【お申し込み】https://ssl.form-mailer.jp/fms/9c055700842721
泣き笑い日記を読んだ後の、「もっと知りたい」「ちょっと話したい」を叶える場、オンライン・ホッとカフェ。この冬は、菅原典子さんの日記「気づいたときがその時」を題材に、「"聴く"効果とコツ」を語り合います。
聴き方を少し変えたことで、親子の関係性にも変化が現れたという著者と一緒に、あなたとお子さんに合った聴き方を見つけてみませんか。
前回までの様子は、こちらでお読みいただけます。
★★★
タイの瀧澤です。
清瀬さんの日記を読んで、「もし制限がなかったら」と想像し1人でワクワク気分を味わいながら、こんなところにも制限かけていたのかも?と新たな気付きを得ました。
今月から娘にお小遣い制度を導入しました。毎月決まった金額を渡し、その範囲であれば親の許可なしに好きなものを買えるというシンプルなルールです。
娘は12歳。日本では自由にお友達と遊びにでかけたり、学校に通ったりと、自立の第一歩をすでに踏み出している時期にあたると思います。
しかし、タイで暮らしている我が家の娘はというと少し事情が異なります。治安への心配もあり、娘はまだ一人で行動することがなく、通学はスクールバス、習い事には必ず親が付き添っています。
そんな娘も、今年の夏に中学生になるのを機に、1人での行動を始めようかと家族で話し合っていて、親がこれまで管理していたことを少しずつ娘自身に任せていく時期なのかもと感じたこともあり、この制度を始めることにしました。
2025年01月27日(月)
No.710
(日記)