入学前プログラム
このプログラムは小学校入学を迎える新1年生の保護者のために作られました。
家庭教育力の向上を通して、子どもたちの園から小学校へのスムーズな移行をサポートするものです。
小学校入学は、子どもにとって大きな環境の変化です。「うちの子、大丈夫かしら」という不安を覚える親も少なくありません。
しかし子どもに、失敗を恐れずに自分で考えて行動する力が育っていれば、この変化も乗り切って小学校生活に順応していくことができます。そのために親は何をすればよいのか?
ハートフルコミュニケーションでは、小学校入学を「親の役割を振り返るチャンスの時」と位置付け、そのタイミングに合わせて親に向けて、子どもの自立を促す関わり方を「学び」「考え」「試す」機会を提供しています。プログラムを通してもたらされる親自身の安心が、子どもの心の安定に繋がります。
《プログラムの目指すもの》
《プログラムの構成》
親自身が「学び」「考え」「試す」ために、3つの柱で構成されています。
◇ レクチャー
この時期に必要な子どもの「自己肯定感」「自分で考え行動する力」を育むための親の関わり方を具体的に解説する。
◇ グループワーク
参加者同士で意見交換する時間を設け、同じ年齢の子を持つ親が思いを共有できる場にするとともに、育て方はひとつではないことを知り選択肢を増やす機会にする。
◇ 体験ワーク
コーチングの手法を取り入れた子どもとのコミュニケーションをロールプレイ形式で体験し、その効果を実感してもらうことで、家庭でもすぐに実践できるようにする。
《実施例》所要時間100分
具体的内容や実施時期、時間、回数などはご相談ください。
ご参考までに、所要時間100分での実施例をご紹介します。
【レクチャー】
- ・小学生の親の役割
- 子どもの自立を促す“コーチ”となる提案
親子の信頼関係をさらに深めるためにできること
「やってあげる」から「任せて見守る」へ - ・周囲との関わり
- 親同士や学校、地域と共に子どもの成長を見守ることの大切さ
- ・先生や先輩PTAからのアドバイス
【グループワーク】
- ・コーチとしての具体的行動を手に入れる
- 例)何を任せるかのアイデア出し
自分の感情のコントロール方法
【体験ワーク】
- ・子どもとの具体的なコミュニケーションを体験する
- 例)子どもが受け止められたと感じ、本音を話せる聴き方
子どもが自分で考えるきっかけを作る質問
主な導入実績
【東京都】大田区教育委員会・江東区教育委員会・新宿区教育委員会
【千葉県】市川市教育委員会
【茨城県】県南生涯学習センター
【新潟県】燕市教育委員会・新潟市教育委員会・弥彦村教育委員会
【山形県】酒田市教育委員会
※小学校をはじめ、幼稚園、保育園、PTA からの依頼も多数あります。
参加者アンケートより
- 「日々の生活が慌ただしく流されがちですが、立ち止まり考えることが時々必要だと思う。これから前向きに親子ともども心の体力をつけていきたいと思う」
- 「子どもの視点を忘れていたような気がします。よい機会をいただきました。同年代のお子様をもつ親の方とお話しする機会を得て、よかったと思います」
- 「校長先生のお話にホッとしました。また、PTAの先輩の皆さんのお話も大変参考になりました」
- 「ひとりで考えるよりも同じ年頃の子をもつ親同士が意見を出し合うと、いろいろな発見や気づきがある」
- 「まわりの方たちとの環境づくり、子どもとの信頼関係づくりのヒントがたくさんありました。今日から実行していこうと思います」