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タイトル:親と子の自立度チェック親と子の自立度チェック

子どものためのチェックリスト・解説編

各項目の解説を書いています。子どもだけでなく、自分(親自身)に当てはめてみては?

1. 子どもは、身の回りのことや勉強を親に言われなくても自分でできる。または、身の回りのことに関心を持ちはじめている。

子どもは、成長すると身の回りにある物に関心が高まってきます。だけど…誰でも、片づけるより、散らかす方が好きなもの。ただ、部屋の片づけをしなかった子が、突然整理整頓を始めるということもあります。
ところがこれまたよくあるのは、親がその時期を待てずに「片づけなさい!」「勉強しなさいって何度言ったらわかるの!」とうるさく干渉し、やがて子どもが聞く耳を閉じてしまうこと。すると、いつまでたっても子どもが自分から動こうとしないという悪循環が。親は、子どもの言い分を聞きながら、 子どもがやろうとすることを「支援」できるようになりたいものです。

2. いつもイキイキと目が輝いている。

いつも親に頭ごなしに叱られている子は、他人の顔色をうかがうようになるでしょう。親に充分愛され、自分も他人を愛することを知っている子どもは、「自分が自分であること」に安心感を持つようになります。それが子どもの「やる気」を引き起こします。

3. もし、自分の思いどおりにいかないことがあっても、人のせいにしたり、いつまでもくよくよ悩んだりせず、誰かに相談したり、前向きに物事の解決に取り組もうとしている。

小さいころから、「問題を、できるだけ自分で解決してきた子ども」は、自分の気持ちひとつで物事が解決できることを知っています。

4. 自分のいやなことや欲しい物を知っていて、それを正しく伝えることができる。

”親の従属物”としてではなく、ひとりの人として意見を求められて育った子どもは、適切な方法を学びながら、自分の意見を相手に伝えられるようになります。

5. 子どもには、好きなことや得意なことがある。

もしあなたが、失敗を非難され続けたら、どうでしょう? 子どもも同じです。失敗することを認められなかった子どもは、失敗を恐れたり、いろいろなことにチャレンジする気持ちを忘れてしまいます。
子どもは、好奇心旺盛な生き物。自分で体験しながら、その中で好きなこと、得意なことを見つけていくものです。

6. 友人や家族など、いろいろな人たちと過ごすことを楽しんでいる。

「人から愛されること」を知っている子どもは、人間が好き! そんな子は、他人と一緒にいることを楽しむことができます。ところが、生きる根元に不安を抱えている子は、親に叱られながらも、不安で親から離れられずにいるものです。

7. 新しいことにも進んでチャレンジしている。

まず、親自身がイキイキと暮らしていることも大切なこと!

8. 人との意見の対立を恐れずに、自分の意見をはっきり伝えることができる。

自分を気持ちを伝えることより、他人に気に入られるばかりを重視していると、ついつい人との対立を避け、自分の意見を伝える方法を失ってしまいます。大人でも、「あのとき、明るく正直に伝えていれば…」と、後悔したり、 辛い思いをしたりすることがありませんか?

9. 家庭や学校で進んで人の役に立とうとしている。

常に、他人に何かしてもらうことを期待している子と、「僕・私にできることは何?」と他人のことを考えている子では、家庭や学校、社会への関わり方が変わってきます。

10. 子どもは自分のことが好きだ。

生きていくために最も大切な感情は「自分が好き!」という自己肯定感です。自己肯定感が十分に確立していると、問題を抱えても、自分の力を信じて「よし!」と立ち直ることができます。それに、人の力を借りることにもオープンです。